薬剤師・薬学部で学費が元取れるか気になってる人が考えるべきポイント

将来、薬剤師になりたい、薬学部に進学を考えている人にとっての大きな疑問、不安。
それは、「薬剤師・薬学部って払った学費の元取れるの?」ってことです。

薬学部に行って薬剤師になるという進路は、就職先に困らない、給与が比較的高く安定している、といったイメージがありますね。

薬剤師になるならば、大学行く意味はある、支払った学費の元はとれる、と思ってしまいそうですが。
ただし、問題は、薬学部の学費です。

国公立大学の薬学部なら問題ありませんが、私立大学の薬学部や薬科大学の学費は非常に高額です。

そしてご存知のように、2006年から薬学部は6年制になってますから、6年分の学費、生活費を負担するんです。

こんなにお金をつぎ込んで、果たして薬剤師の報酬で元が取れるのか?

本記事では「薬剤師・薬学部って払った学費の元取れんの?」って事が気になっている人が考えるべきポイントを整理しています。



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大学の学費と生涯年収

一般的に大卒のほうが職業の選択肢は広がるし、より給料の良い仕事につきやすく、生涯年収が高くなります。

中央値で見ると大卒男性の生涯年収は約2億5000万円、高卒で2億円くらいです(女性の場合はそれぞれ2億円と1億3000万円)。

お金だけ考えれば、大学の学費や諸費用はかかるけど、割に合う、元が取れるというわけです。
これが一般論、大学に行くか行かないか、全体の話です。

ただし、同じ大卒でも勤務先や職種によって若干収入は変わってきますし、学費は大学や学部によっても異なります。

もしも学費がバカ高い割に、生涯年収がそれほど高くない仕事だと、払った学費の元が取れない、ということになってしまうんですね。

薬剤師になるのに必要な学費はいくらなのか?
薬剤師の生涯年収はどれくらいなのか?

それがポイントですね。

私立大学薬学部の学費は高い!

そもそも、薬学部や薬剤師に言及して「学費の元が取れるか」が頻繁に議論されるのは、私立大学の薬学部の学費がバカ高いことが背景にあります。

別記事でも書いていますが、私立大学の薬学部に通うと、6年間の学費だけで1000〜1500万円以上が必要です。

薬学部の学費高い!必要な親の年収は?お金がないと薬剤師になれないの? 

これに、教材費や諸経費、遠方の大学なら一人暮らしの生活費が6年分必要です。

浪人や留年の潜在的なコストも含めれば、ざっくりと1500〜2000万円弱の資金を確保しないといけないのです。

一方で国公立大学の薬学部なら6年間の学費は350万円くらいあれば十分です。

払える、払えないの問題もありますが、それとは別に、払った分の元は取れるのか?意味あんのか?といった点が疑問視されているんです。

薬剤師の生涯年収で学費の元が取れるのか?


薬学部の学費の元が取れるか?については薬剤師の生涯年収を考慮しないといけません。

こちらの記事で書いていますが、薬剤師の給与は同じ6年制である医学部を卒業した医師と比べると、遥かに低いのです。

医者・医師の生涯年収平均を薬剤師(薬局・病院・ドラッグストア)と比較したら...
薬剤師の生涯賃金は2億〜2億3000万です。

薬剤師は女性が多いことを考慮すると、普通の大卒者とほぼ同じか、少し良いくらいではないでしょうか。

それに、普通の大学に行けば、就職活動して、非正規雇用やブラック企業のジョーカーを引く危険性もありますよね。

薬剤師の場合、著しくブラックな職場ってのも少ないと思いますし、正規雇用を見つけることは比較的簡単です。
非正規の薬剤師でもそれなりに高い給与をもらえます。

その辺りを考慮すれば、「薬剤師になるための学費と諸経費の1500〜2000万円」くらいは元が取れそうです。

払う価値はあるでしょう。

薬学部の学費の元を確実に取るには?

ただ、世の中には薬学部以外の大学を出て、一流企業に入社し、薬剤師よりもはるかに高い年収を手にする人もいますよね。

いくら薬剤師が、世の中の平均よりも若干高い生涯年収や、雇用の安定があっても、イマイチ「薬学部の学費は元が取れる」と実感が持てない人もいるでしょう。

そもそも、薬学部に合格するような賢い人の生涯年収を、世の中の平均と比較するのはおかしいかもしれませんしね。

そこで、薬学部を出て、少しでも「薬学部の学費は元が取れる」と実感するために気を付けるポイントを挙げていきます。



薬剤師になるなら「調剤薬局」か「ドラッグストア」で働く

薬学部を卒業して、薬剤師になる場合、その勤務先は主に「調剤薬局」「病院」「ドラッグストア」のいずれかになります。

このうち、病院が最も生涯年収が低く2億円くらいしかありません。
一方調剤薬局やドラッグストアでは2億3000万円ほどになります。

その差額は3000万円ですね!
実は、薬学部の学費である1500万円くらいの額よりも、薬剤師としてどこで勤務するかのほうが大事なのです。

薬学部・薬剤師の学費のコスパを気にするくらいなら、卒業後の勤務先を見極めた方がずっといいですね。

薬局経営者の薬剤師なら十分元が取れる

もっというと、いち雇われ薬剤師として生涯を終えるのではなく薬局経営者になってしまえば薬学部の学費のコスパなんか考える必要ありません。

薬局店舗をいくつ経営するか、どこで開局するかにもよりますが、うまくいけば年収は2~3000万円も達成できるでしょう。

薬剤師でもっともお金を稼げるのがこの方法です。

国公立大学薬学部に進めば薬剤師でも元が取れる

学費を抑える工夫をすれば、たとえ病院薬剤師でも元が取れるはずです。
私立大学の薬学部は学費が高いと書きましたが、国公立大学では、学部問わず学費が一定です。
私立大学の薬学部と、国公立大学の薬学部では諸経費を入れて、6年間で1000万円近い差額がでるでしょう。

国公立大学薬学部に進めば、確実に元が取れると実感できますよ。



私立大学薬学部でも元が取れるのは大手製薬企業就職者

いっそのこと、薬学部を卒業して、薬剤師にならないというのも手ですね。
薬剤師免許取得後に、薬剤師以外の職種についているひとはたくさんいます。

大手製薬企業にも、営業職や研究開発職で就職が可能です。
製薬業界は他業界と比較しても、好待遇、ホワイトな働き方ができます。

業界トップクラスの企業だと、従業員の平均年収が1000万円を超えていますから、生涯年収3億円超えも可能ですよ。

薬学部卒業して、最も簡単で確実に学費が元を取れるのはこの方法ですわ。

薬剤師・薬学部で学費が元取れるか気になってる人が考えるべきポイント:まとめ

以下、ここまでをまとめます。

  • 一般論として大学の学費は十分に元が取れるくらい生涯年収に反映されている
  • ただし、薬学部(私立大学の場合)の学費は他学部よりもかなり高額
  • 薬剤師の生涯年収と、雇用の安定性を考慮すると、私立大学薬学部でも学費の元は取れる
  • 薬学部の学費の元が確実に取れる方法として、生涯年収の高い働き方を選択したり、学費の安い薬学部(国公立大学など)を目指すといったものがある。
ただ、個人的には、「あまり学費の元が取れるかどうか」を気にする必要はないかと思います。
いつまで働けるか分かりませんし、生涯年収なんて予想でしかないですからね。

それに本当にお金がなければ、将来元が取れるかよりも、奨学金やアルバイトでどうやって学費を工面するかのほうが深刻です。

お金が気になる人は、頑張って国公立大学薬学部を目指すのが安全だと思いますし、頑張ってほしいものです。

では。



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