評判のいい薬学部(国公立)、おすすめって?何を基準に選べばいいのか進路ごとに解説

通常、偏差値や難易度が高く、有名で、かつ都心にある大学であれば、卒業後の就職に有利だったりします。

ところが、薬学部もそうですが、大学の医療系の学部というのは特殊なものです。

というのも、例えば薬学部であれば、どのレベルの大学、どこにある大学を卒業しても、最後の薬剤師国家試験に合格すれば、同じ「薬剤師」なのです。

そのため、評判のいい薬学はどこなのか?どの薬学部がおすすめなのか?を考えるときに単純に難易度や偏差値をみてもわかりかねます。
特に国公立大学であれば、それほど大学の特色をアピールすることもないですし、学費も一律です。

本記事では、国公立大学の薬学部について、評判のいいところ、おすすめはどこなのか?
そして、何を基準に選べばいいのか?について解説しています。





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薬学部には、普通の「評判がいい」は当てはまらない

通常大学で「評判がいい」というとき、一般的には、下記のようなポイント重視されます。

  • 卒業後の就職先がいい
  • 地域での知名度が高く、誰もが知っている
  • 大学の雰囲気が落ち着いている

しかし、これらは薬学部において「評判がいいところ」はどこかを考える時にあまり関係ありません。
というか、どこの大学でも大差ありません。

就職率は国公立の薬学部の評判に関係ない

大学を選ぶときに、就職率は当然気になります。
でも薬学部(6年制)の場合、薬剤師国家試験に合格さえすれば、就職率はどの大学でもほぼ100%なのです。

国公立大学の薬学部に進学するくらいの学生であれば、真面目に就職活動すれば病院や薬局での内定は必ずもらえます。

薬学部の場合、大学がどこであったか?は就職できるかどうか?と関係ないのです。



知名度でいうと、「国公立大学薬学部」は悪くない

大学の知名度については、国公立大学薬学部では問題ないでしょう。
だいたいの国公立大学は、名称に県名や市名などがついていますよね。
だれでも知っていた李します。

また、薬学部を設置している大学自体がはそう多くありません。

必然的に「薬学部であること」が一定の知名度につながります。
「え?それどこの大学??」なんて言われることもないでしょう。

国公立大学の薬学部なら、どこでも雰囲気は落ち着いていて評判がいいからおすすめです

基本的に薬学部に進学する学生は真面目な人が多いため、どの大学でも国公立なら薬学部は比較的雰囲気が落ち着いています。

もともと学費のやすい国公立大学の薬学部では、ごくごく普通のサラリーマンや公務員の家庭の学生が多く、きわめて常識的です。

ときどき、医者や薬局経営者のご子息がいてすごいお金もちだったりしますが少数派です(私立の薬学部だとちょっと違いますけどね)。

多分医学部とかのほうがむしろぶっ飛んだ奴がたくさんいます(経験談)






評判のいい国公立の薬学部おすすめは:薬剤師になるなら

では国公立大学の薬学部での評判を考えるポイントはどこでしょうか。

一つ目は、ずばり「薬剤師国家試験の合格率」です。

実は、多くの私立大学の薬学部では、この「薬剤師国家試験の合格率」を競いあって、入学志願者を集めています。
そのために難易度の卒業試験を課して、受験者のレベルを底上げしたりしています。

一方で、国公立大学の薬学部では学生集めに必死になる必要性が低いため、「薬剤師国家試験の合格率」のために特別に厳しいハードルを課していません。

それにも関わらず、国公立大学の薬学部では「国家試験の合格率」に差が生まれています。

例年、九州大学や北海道大学といった地方の有名国公立大学の薬学部では、薬剤師国家試験の合格率は90%以上です。

一方で、東京大学や京都大学といった超難関の国公立系薬学部では合格率は高い年でも70~80%程度なのです。

これは、「国公立大学の薬学部では、都心で、レベルの高い大学ほど、薬剤師ではなく、企業や公的機関の研究職を目指す学生が多い」という特徴によるものです。

当然、将来薬剤師になることを考えるなら、「薬剤師を目指す学生が多い大学」で学生生活を送ったほうが、自然と国家試験に合格もしやすいはずです。

国公立大学薬学部の場合、私立のように合格率の底上げのために卒業試験でのふるい分けをしていません。
そのため、どれくらいの学生が薬剤師をめざしているか?が「国家試験の合格率」をみればナチュラルにわかります。

国家試験の合格率=国公立大学の薬学部の評判と考えていいでしょう。

評判のいい国公立の薬学部おすすめは:研究職を目指すなら

反対に、薬剤師を目指さず、研究職をめざしたいと考える場合は薬剤師の国家試験合格率はあまり気にする必要はないでしょう。

薬学部を卒業して「研究職」につく方法は大きく分けて3つほどあります。

一つは「製薬企業」の研究職に就く、
二つ目は「大学の教職員」になる、
三つめは「公的機関の研究員」になる、です。





製薬企業の研究職なら都心の薬学部を目指せ

まず製薬企業に行く場合、国公立の薬学部であれば、関東近郊や、関西の中心部といった都心に近いところが有利です。
せめて本州がいいです。
というのも、製薬企業の研究所は、現在ほとんどが関東や関西の中心部に位置しています。
周辺の大学OBやOGがいまだに多く、自分の出身大学だとどうしても採用時によく見えてしまうものです。

私の経験上、偏差値でいえば北海道大学や、九州大学の薬学部は立派ですが、東京に近い千葉大学や、関西に近い徳島大学や、本州どまんなかの岐阜薬科大学の方が就職では有利だったりします。

物理的な距離の近さもあって、大学と製薬企業との共同研究の機会が多く、つながりをもっている研究室も多いのです。

大学の教員になりたいなら地方の有名国公立大学薬学部

もしも大学の教員になりたいというのであれば、地方の有名国公立大学薬学部が最もチャンスがあります。
具体的には、九州大学薬学部、北海道大学薬学部、東北大学薬学部、広島大学薬学部あたりでしょうか。

これらの大学に行けば、自身の出身大学だけではなく、その地方に存在ずる私立大学の薬学部の教員のポストを得られる可能性が高まります。

というのも、地方の私立大学薬学部は、設置から間もないFランク薬学部だったり、大学院を設置していない大学だったりします。
そのため、教員不足となり、他の大学から卒業生を採用するのです。

このとき、東大や京大出身者だと、もっといいポストを希望していたり、都会での生活に慣れていたりするのです。

そこで、地方の有名国公立大学薬学部の卒業生に声がかかるということです。

公的機関の研究員なら、東大、京大の薬学部で決まり

政府の公的機関の研究所の研究員を目指すなら、かなり狭き門です。

普通に大学、大学院を出ただけではかなり難しいでしょう。
学生時代から、海外留学を経験したり、研究費を取得していないといけません。
それには強力なコネが必要です。

よって、必然的には日本でもトップレベルの国公立大学である東京大学や、京都大学に進学する必要がでてきます。

薬学部に限らず、研究者育成という点では、これらの大学の評判は最強ですからね。

では。






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