「上司と話すのが怖い」「上司と話すと涙が出る」は危険信号?!:原因と対処法7つ

上司と話すのが怖い上司と話すと涙が出る

「会社の上司と話すの怖い」、「役職が上の人と話すとビビる」といった悩みについて記事にしていきます。

会社で働いている人の大部分は「上司」というものがいるかと思います。

会社の上司は業務の指示や、部下の教育、時には業務のサポートをしてくれるありがたい存在である一方で、

・上司と話すのが怖い、緊張する

・できれば上司と顔を合わせたくない

・上司と話すと涙が出る・・・

といった、具合で、上司に対して苦手意識を持っている人(部下)は意外と多いものです。

まー、当然、上司=目上の人ですから、ある程度緊張感を持ったり、気を使うのは誰しも当然あるのですが、「上司と話すのが怖い」と職場で避けるようになると、ちょっと問題です。

また、上司と話すと涙がでてくる・・・というレベルになってくるとメンタル面で心配になります。

そこで本記事では、「上司と話すのが怖い」「上司と話すと涙が出る」という件について、その弊害と原因について整理しつつ、対処法についても解説していきたいと思います。



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上司と話すのが怖い、上司と話すと涙が出る。これって危険信号?


冒頭で書いたように、上司に対して苦手意識が強く、「上司と話すのが怖い」という悩みを抱えている人はわりといるもんです。

さらにレベルが上がると「上司と話すと涙が出る」という人も時々。

普通に考えると、こういった上司への苦手意識があると、仕事がやりにくい、あるいは職場で緊張して精神的に疲れる、などなどあまり良い事が無いように思いますね。

では、これって「危険信号」、あるいは何らかの対処が必要な「大問題」なのでしょうか。

上司と話すのが怖いのは、ある程度正常


まず、「上司が苦手で、話すのが怖い・・・」ということについて、結論を言うと、この程度はたいして問題ありません。

というか、正常な会社員の反応ではないでしょうか。

上司というのは、組織のヒエラルキーで上位に所属していますし、部下の評価や昇進に関わる権限を有しているものです。

そのため、部下が、上司に対して「機嫌を損ねてはいけない」、「失礼があってはいけない」と、多少緊張したり、怖がるのはあたりまえなのです。

なんなら、一昔前は、職場でのパワーハラスメントなんかは横行していましたし、体育会系的なノリでチームを引っ張る上司も多かったですから、「上司=怖い」というのがデフォルトだったりもしました。

上司なんか全然怖くない、という人はよほど神経の図太い人か、仏のような優しい上司にめぐまれたごく一部の人間だけですよ。

上司と話すと涙が出るのは危険信号かもしれない


一方で、「上司と話すと涙が出る・・・」という人の場合は、ぶっちゃけ危険信号です。

特に、涙が出るタイミングが、怒鳴られたり、叱責を受けた場面ではなく、上司と普通に話すだけで、「自然に」涙が出るようであれば要注意となります。

原因が上司にあるのか、他のところにあるのかはわかりませんが、精神的にかなり弱っていて、肉体への影響が出始めている段階かもしれません。

こういった状態が続く場合は、専門家(医師やカウンセラー等)に相談したり、しばらく仕事から離れて、メンタルの回復を図ることが必要になることも。

ほおっておくと、どんどん悪化していく・・・なんて事態になりかねません!


上司と話すのが怖い、上司と話すと涙が出る原因は?


そもそも「上司と話すのが怖い」、「上司と話すと涙が出る」という状態に陥る原因について整理してみましょう。

上の方で書いたように、誰でも多少は上司と話すのは緊張するし、神経を使うものです。

そういった状況が人によって、あるいは何らかの事情があって多少エスカレートすると、委縮してしまったり、単純に「怖い」という感覚に陥るわけで。

んで、この場合、じつは上司と部下双方に、それぞれ原因というか事情が潜んでいることがあります。

ちょっと整理してみましょう。

上司と話すのが怖い、上司と話すと涙が出る:上司側の原因


まず、上司側の原因です。

ざっくり挙げてみると、下記のようなタイプの上司だと部下が怖がったり委縮したりしてしまうことがおおいですね。

・部下や立場の弱い相手に対して威圧的

・体育会系のノリで強引

・同僚や部下に対して攻撃的で強い態度をとる

・そもそも口が悪い

・大声を出す、モノにあたるなど暴力的(あるいは本当に暴力をふるう)

・いつも機嫌がわるい

・人事評価が厳しい

・小さなことでも、ダメ出しが多く説教くさい

・部下のミスに不寛容(あるいは自分のミスに対しても厳しく完璧主義)

・対人コミュニケーション能力が低く、とっつきにくい

・無口で何を考えているかわからない

・部下の業務やスケジュール管理を過剰に細かくしてくる(マイクロマネジメント)

・仕事ができすぎる、頭の回転が早すぎるなど部下からしたらついていけない

上司と話すのが怖い、と感じている人であれば、思い当たることがいくつかあるのではないかと思います。

ただし、これらに当てはまるからと言って(暴力など明らかなハラスメントは別として)、上司が悪い、とも言いきれない側面もありますよね。

そもそもすごく優しくて、人間的に柔らかいのほほんとした上司であれば、部下が怖がる必要は無いのですが、そんな上司ばかりではありませんよね。

仕事は仲良しクラブではないので、上司は責任とプレッシャーを背負ってキビキビと働き、チームの模範となるのがあるべき姿ですし、時には、部下に厳しく接することが求められます。

なれ合いや部下のご機嫌取りばかりしていられませんから。

上司と話すのが怖い、上司と話すと涙が出る:部下側の原因


次に、「上司と話すのが怖い」と感じる部下自身に原因がある場合です。

・過去に失敗してきつく怒られた、責められたことを、いつまでも引きずっている

・そもそも対人コミュニケーション能力が低く、他人に委縮する

・もともと職場で肩身が狭い、孤独なので、(上司に怒られた場合)味方がいない状況にある

・会社や仕事に不満がある(のがばれている)ので後ろめたい

・目上の人、権力のある人への耐性がない

・口下手で説明が下手くそで、報告のたびに質問攻めをされている

・頭の回転が悪く、上司が欲しい情報を提供できていない

このようなタイプの人は、結局、自分に自信がなく、いつ責めらるかわからない、攻撃されるかもしれない、と必要以上におびえてしまっているわけです。

ぶっちゃけると、この中でも「口下手で説明が下手くそで、報告のたびに質問攻めをされている」「頭の回転が悪く、上司が欲しい情報を提供できていない」といったタイプの人は、自分では気づいておらず、「なぜか上司が自分にだけ厳しい」と感じていたりします。

このタイプは上司からすると非常にやっかいでして、対応に苦慮していることも多々あるんですよね。

上司としては、部下から必要な情報を正確に吸い上げないと仕事ができないのですが、上がってくる内容がどうもずれている、質問しても明確な回答が得られない・・・となると普通に困るわけで。

気を付けていても、つい強めの口調になったり、話が長くなったりしてしまいます。


上司と話すのが怖いことの弊害、仕事に悪影響


前述したように、上司と話すのが怖いのは、ある程度正常で問題のないことです。

とはいえ、これは程度によるもので、一定のレベルを超えて、部下が上司を怖がる、上司に対して委縮してしまうと、適度なコミュニケーション・意思疎通が取れなくなるし、業務上必要な報連相もできなくなるでしょう。

その結果、仕事の進め方やその成果に悪影響がでてしまうことが想像できます。

たとえばこんな感じで、「上司と話すのが怖い」ことの弊害は小さくはありません↓

・上司からの業務サポートを十分にもらえない→仕事で成果が出せなくなる

・上司からの指導や育成機会を失う→自身の成長が鈍化する

・やった仕事の成果を正確に把握してもらえず、評価されにくくなる→昇給や昇進に響く

・仕事が楽しくなくなる、辛くなる→モチベーションやパフォーマンスが下がる

・上司との間に壁ができる→職場で居場所がなくなっていく

・精神的な負荷が過度にかかる→メンタルダウンする(最悪のケースでは、休職や離職も)

上司と話すのが怖いときの対処法、解決策


上述のように、会社員としてのキャリアを考えた場合や、仕事で健康を害さないためにも、このような、「上司と話すのが怖い」ことによる仕事上の弊害を回避する対処、解決方法は重要になってきます。

そのため、この後では、上司と話すのが怖いときの対処法、解決策や考え方に触れておきます。

「上司と話すのが怖い」自分を受け入れる


まずは「上司と話すのが怖い」という自分を受け入れましょう。

つまり「自分が」「上司を」怖がっているのです。

すでに書いたとおり、上司と話すのが怖い、という場合、上司側の問題が存在していることも少なくありませんが、一方で部下側の問題もあり、双方の問題が複雑に関与していることも大半です。

そして、この世の中では、相手の行動を変えることはとても難しく、自分に原因がある部分を改善していくほうが簡単だったりします。

なので、「上司を怖がっている」自分の側にある原因、問題にしっかりと取り組むようにしましょう。

「上司が私を怖がらせている」といった被害者目線では前に進むことが難しくなりますから。

「上司と話すのが怖い」なら仕事をきっちりやって居場所を確保する


上司に対して萎縮している、上司を怖がっている人が一番に恐れていることは、「怒られる」「責められる」「不遇な扱いを受ける」といったことでは無いでしょうか。

こういった不安は、仕事に対する自信がつけばある程度は解消されるものです。

なので、まずはきっちりと仕事をして、組織に必要な人材であることに自信を持ちましょう。

そうすれば信頼もコツコツと積み上がり、職場での自分の価値と居場所を確保するのです。

最終的には、理不尽に怒られたり、些細なことで責められたところで、「きっちり仕事をしているし役にたっている限り、文句を言われる筋合いはない」と、良い意味で、「図太く」構えて、振る舞うことができます。


同僚との良好な関係を大事にする


上司にたいして「話すのが怖い」ほど萎縮してしまっている、恐れているのであれば、職場の同僚との関係は良好に保つようにしましょう。

何かあっても、相談に乗ってくれたり、味方になってくれそうな人がいるだけで、多少は気持ち的に楽になりますし、上述した「職場での自分の居場所」も確保しやすいです。

逆に、同僚との関係も悪く、上司からも不機嫌な態度を取られてしまうと、居場所はまったくなくなってしまいますよね。

自分の味方がいない・・・という環境で、同僚との関係にビクビクし、上司にビもクビクしている状況は普通の人は耐えられないでしょう。

報連相の際は整理して簡潔に話す


仕事において、怖い上司を苛立たせて、より怖くしてしまうことの一つが「要領を得ない報連相」です。

部下が報告に来たが、何を言っているのかわからない。

→そこで上司から質問をするが的外れな回答や意味不明な発言がでてくる・・・

→上司はどんどん機嫌がわるくなり、

→部下はイライラした上司に更に萎縮して、わけのわからない説明や同じことを繰り返す・・・

こういった状況は、上司からしてみれば、自分の時間は奪われるし、ほしい情報がなかなか出てこないという、とても不快なものとなります。

私は口下手でとか説明が苦手で・・・とか、

もっと上司が優しくしてくれれば上手に説明できるのに・・・とか、

言い訳をしたくもなるのもわかります。

とはいえ、状況はすぐに変わることはありませんので、

「上司に報連相する際は、事前に整理して簡潔に話せるようにする」

ということに尽きるのではないでしょうか。

不満やネガティブなことを言わずにおとなしくする


上司と話すのが怖いくらい萎縮している人は、ネガティブな発言や不満を言うのは控えておきましょう。

理由はシンプルに、不満やネガティブ発言が上司の耳に入ってしまうからです。

上司としても、部下の態度を見れば自分を怖がっている、あるいは自分に対して不満をもっていることはわかりますので、状況をさらに悪化させるだけですから。

そうなると職場での居心地はさらに悪い方向にしかいきません。

プライベート中心の人生を選ぶ


別の角度からの解決方法になりますが、いっそのこと仕事に重きを置くのをやめてプライベート中心の人生に切り替えるのもありです。

もともと、職場の上司に過度に萎縮してしまう状況は、仕事や職場に自分の価値を置きすぎていることが原因かもしれません。

上司に怒られたらどうしよう、とか、評価に響いたらどうしようとか、考えずに、仕事なんで「怖い上司に怒られても平気」な程度にとどめておけばよいのです。

「あ、なんか今日もイライラした上司に怒られたなー。会社に損害あたえたかも、評価下がるかな?ウケるwww」というぐらいでちょうどいいのかもしれませんよ。

 怖いなら必要以上に会話しない、関わらない


また、そんなに怖い上司なら、必要以上の会話や関与をしないように徹底するのも良いでしょう。

これは、変に気を遣って雑談や世間話をして、距離を詰めようとする必要は無い、ということです。

もちろん業務上必要な報連相は行いますが、簡潔に、最低限にやることを心がけましょう。

上司との関わりを最低限にする!という目標に固執することで、短時間のわかりやすく整理された報連相をする技術もオマケで付いてくるかもしれませんし。

そもそも会社は仲良しクラブでは無いんですから。

ましてや立場の異なる上司と馴れ合う必要なんかないのです。


「上司と話すのが怖い」「上司と話すと涙が出る」は危険信号?!:原因と対処法【まとめ】


以上、「上司と話すのが怖い」「上司と話すと涙が出る」といった、職場での悩みについてその弊害を整理しつつ、原因と対処法を解説しました。

まー大抵の場合「上司と話すのが怖い」のは、雇われの身の会社員にとっては、ある程度正常なことです。
そんなに気にすることではありません。

とはいえ、「上司と話すと自然に涙が出る」くらいまで行くと危険信号かもしれませんが。

上司と話すのが怖い(あるいは上司と話すと涙が出る)原因については、上司側の理由と、部下側の理由それぞれありまして。

例えば、上司側が問題のケースでは、そもそも威圧的だったり、体育会系のノリが強かったり、機嫌がいつも悪い上司は怖がられるに決まっています。
あと、優秀すぎたり、頭の回転が異常に早い上司も、部下が萎縮してしまうこともあります。

一方で、部下側も、過去の失敗や叱責を受けたことをいつまでも引きずってしまっていたり、そもそも対人コミュニケーション能力が低い、口下手で説明が下手くそなせいで、報告のたびに質問攻めをされている・・・と行ったケースは「あるある」ですね。

そして、ぶっちゃけ「上司と話すのが怖い」ことを解決するには、部下側の問題に対処するのが利口な選択となります。

上司側に変化を求めてもなかなかすぐには変わりませんから。

しっかりと、「上司と話すのが怖い」自分を受け入れて、

・仕事をきっちりやる

・同僚との良好な関係を築く

・報連相の際はきちんと準備、整理する

などなど、基本的なことを積みあげていくのが正解となります。

あとはいっそのこと、会社に重きをおかず、プライベート中心の人生を選んだり、怖いなら必要以上に上司と会話しない、関わらない、といった考え方の切り替えも重要になります。

ぶっちゃけ、「上司と話すのが怖い」「上司と話すと涙が出る」レベルなら転職も選択肢にいれるべき

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それじゃあ今回はこれくらいにしておきます。

では。



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