薬剤師資格確認検索で出てこない理由と何が困るのか説明するわ


薬剤師、医師、歯科医師などの資格保有者は厚生労働省のデータベースに登録されています。

薬剤師の場合、「薬剤師資格確認検索システム」と言います。

この検索システムにて、氏名や性別を入力すると、該当する薬剤師の氏名と資格取得年度が表示されます。

普段、普通の薬剤師は使用することはないかと思いますが、私は薬剤師になってから一度だけ検索してみて、無事に出てきてほっとしたもんです。

でも時々、このシステムで薬剤師検索しても出てこない人がいます。

薬剤師なのに。

なぜ出てこないのか。

検索で出てこない=モグリの薬剤師?

本当は国家試験受かってないの?

不安ですね!

本記事では、本当に薬剤師なのになぜ検索システムに出てこないのか?

検索して出てこない薬剤師は何が困るのか?について整理しています。



薬剤師資格確認検索で出てこない!嘘だろ?


ふと自分がちゃんと資格検索システムに登録されているか気になってしらべたところ、「出てこない」なんてことになったら焦りますよね。

確かに国家試験に合格して、薬剤師免許証は自宅にある。

モグリの薬剤師なんかじゃない(と思う)し、現役で薬剤師として働いている。

なんか事務手続き忘れてるのか?

免許取り消しされるようなことしたっけ??

そんなことを考えてしまいそうですよね。

はい、大丈夫。

安心してください。

薬剤師資格確認検索システムで出てこないのは理由があります。

すべての薬剤師の情報が検索システムで出てくるわけではないのです。


こちらの記事も

薬剤師資格確認検索で出てこない主な理由


薬剤師資格確認検索で出てこない薬剤師について、HP上に記載があります
それによると、

  1. 結婚などにより姓が変わった場合は、登録されている姓名でないと出てこない
  2. 死亡したり免許が取り消され、その旨が処理されてシステムに反映済みだと出てこない
  3. 昭和15年の厚生省庁舎火災で焼失して、復元されていないデータは出てこない

となっています。
薬剤師資格確認検索より
薬剤師資格確認検索で出てこない場合は、多くは1.に該当するのではないでしょうか。
(免許取り消しに心当たりがなければ)

女性だと結婚して名字が変わった後、変更届をだしているのが普通ですから、学生時代の同級生女性とか、旧姓のままだとでてこないのではないでしょうか?

試しに、学生時代の彼女の名前を入れてみたらでてきませんでした。

結婚したんんでしょうね…(´・ω・`)…www

しかし、この1~3のいずれにも当たらないぞ!

どうなってんだ!って人がいるはずです。

それには別の理由があるんですよー!

薬剤師資格確認検索で出てこない、もう一つの理由


姓名も変わっないし、免許取り消しもされてないし、昭和15年はまだ薬剤師じゃない!
そんな薬剤師がなぜ、検索しても出てこないのか!?

答えは、薬剤師や医師、歯科医師が2年に一度、義務付けらえている「届出」です。

医師・歯科医師・薬剤師の皆さまに届出のお願い(厚生労働省HP) より

二年に一度、日本国内の薬剤師は厚生労働省に、氏名や勤務先の情報といったものを届け出なければいけません。

そして、上の図の黄色マーカー部分に注目です。

なんと、この2年ごとの届け出を怠ると、「薬剤師資格確認検索システム」に情報が掲載されない=検索しても出てこない、ということです!

すなわち、薬剤師資格確認検索で出てこないときに考えられる、もう一つの理由は「2年に1度の薬剤師の届け出を怠っているから」です!

よかった、よかった。



薬剤師資格確認検索で出てこないと何が困るのか


さて、薬剤師資格確認検索システムで出てこないからといって、モグリの薬剤師というわけではないことが分かりました。

ではこのまま、検索に出てこないことで何か困ることがあるのでしょうか?

基本的には、困ることはありません。

免許取り消しが原因ではなく、ただ単に検索システムで出てこないだけで、薬剤師であることには変わらないからです。

もし困ることがあるとすれば、勤務先または勤務予定の薬局や病院で、「薬剤師資格確認検索システムで出てこない」ことが発覚し、モグリの薬剤師だと疑われた場合でしょうか。

検索システムに登録されていないだけであることを説明すればいいですが、面倒くさいことになるかもしれません。

また、もし、検索システムで出てこない原因が上記の「2年に1度の薬剤師の届け出を怠っているから」であれば、薬剤師業界としては困ります。

それは、この「2年に1度の薬剤師の届け出」の目的にあります。

この目的は、国内における薬剤師資格保有者の就業状況を把握することにあるのです。

国内に何人の薬剤師資格保有者がいるのか。

病院や薬局で薬剤師と勤務しているのほどらくらいか。

製薬企業で勤務しているのはどれくらいか。

といった状況です。

これらのデータは、今後薬剤師の供給をどれくらいのペースで行うべきかに必要な情報なのです。

ここを見誤ると、将来薬剤師の過剰供給や不足といった事象につながってしまうのです。

特に薬剤師の場合、資格保有者は、病院や調剤薬局以外の職場に分散していますからね。
全体像の把握が難しいんですよ。

というわけで薬剤師の皆さん、薬剤師資格確認検索で出てこないのは大きな問題ではないですが、「2年に1度の薬剤師の届け出」はちゃんとしましょうね。

では。



あわせて読みたい

調剤薬局が潰れるのは薬剤師にとって悪い話ではない
薬剤師やめとけ、という人の主張に反論してみた
医者・医師の生涯年収平均を薬剤師(薬局・病院・ドラッグストア)と比較したら...

よろしければtwitterフォローお願います