薬学部の学費高い!必要な親の年収は?お金がないと薬剤師になれないの?

薬剤師になりたいと思って、あるいは、高校生の子供が薬剤師になりたいと言っているので、近隣の私立大学のホームページを覗いたら、「薬学部の学費が高い!」と驚いた話を聞きました。
私立の薬学部では、薬剤師養成課程(6年制)の学費がトータルで1000 ~ 1400万円かかります。
これって、普通の家庭にとっては大金です。
もしも子供が2人いて、二人とも私立の薬学部に進学したら…。
お金がないと薬剤師になれないのでしょうか?
いったい親はどれくらいの年収が必要なのでしょうか?

この記事では、私立大学薬学部の学費が高額な現状を踏まえて、必要な親の年収、お金をできるだけかけずに何とかする選択肢についてまとめています。

私も薬学部を卒業したペーパー薬剤師ですが、決してお金がないと薬剤師になれないというわけではありませんでした。
覚悟と忍耐があれば大丈夫です。



【ブログランキング参加中】
にほんブログ村 (別タブで開きます)
にほんブログ村 にほんブログ村

人気ブログランキング(別タブで開きません)

お金がないと薬学部に行けないなんて悲しい

近年、日本では(各大学のレベルは別として)大学進学率は50%を超えています。
国公立大学、私立大学の数が十分にあることに加えて、子供を大学に通わせる経済的な余裕がある幸せな国です。

一方で、「え!この大学(学部)こんなに学費高いの?!」なんて驚くこともあります。
薬学部がまさにそうでしょう。
びっくりするかもしれません。

かつては「お金がないから大学進学をあきらめる」という人も多くいましたが、今の時代、そういう若者がいるとなんだか切なくなってしまいます。

薬学部の学費は高い

特に薬学を含めた理系、生命科学系の学部ではどうしても施設や経費が増大してしまうため、文化系学部と比べて学費が高額になっていしまいます。

薬学部は医学部や歯学部ほどは高額ではありませんが、それでも私立の場合は6年間のトータルで1000万円~1400万円かかってしまいます。
はっきりいって薬学部の学費は高いです!
しかもこの学費は年々上昇傾向にあります。

親の年収いくらあればいいの?

子供が薬学部を希望した場合、高い学費(トータル1000万円~1400万円)を支払うためにいくらくらいの年収があったらいいのでしょうか。

年収が数千万あれば問題ないでしょうが、一般の会社員にとっては決して安い金額ではないですよね。

ちなみに、薬学部には薬局経営者のお子様や、おなじ医療系である医師のお子様(医学部行けよ)が一定の割合で在籍しています。
彼らは、学費が高いことなど気にしなくて大丈夫です。
お金がないと薬剤師になれないの?なんてショックを受ける凡人とは別の次元にいます。
うらやましい限りです。

さて、一般的に、家計の支出に占める各項目の理想的な割合というものがあります。
専門家によってまちまちですし、家族構成やお子様の年齢によって異なるので、一概には言えないのですが、私が調べて感覚的に納得できたものとして、
額面年収に対して、住居費25%、教育費 15%、貯蓄10%、その他50%という説がありました。
これをベースに、一人っ子、6年間トータルで1400万円かかるケースで考えてみます。
大学在学中の6年間は教育費15%プラス貯蓄10%(合計25%)を学費に充てることとしましょう。

世帯年収400万円の場合

25%に当たる100万円を大学の学費に充てることができます。
この場合6年間で600万円です。
残りの1400万円ー600万円=800万円が不足分ですね。
貯蓄または奨学金やアルバイトで賄うことになりますが、奨学金をトータル500万円ほど借りれば、あとはアルバイトと貯蓄でなんとかなるかもしれません。
ただし、実家を離れて暮らす場合は仕送りが必要になるので、かなり厳しくなります。

世帯年収200万円の場合

母子家庭など、裕福ではない家庭を想定してみます。
25%に当たる50万円を大学の学費に充てることができます。
この場合6年間で300万円です。
残りの1400万円ー300万円=1100万円が不足分ですね。
このレベルの額を、貯蓄、奨学金やアルバイトでカバーできるか疑問です。
このくらいの世帯年収であれば、貯蓄がそれほどない可能性も高いです。
奨学金を1000万円借りてもまだ足りません。
ただし、後述しますが、何とかなるケースもあります。

世帯年収1200万円の場合

このレベル得れば、裕福といわれるレベルでしょうか。
大企業のサラリーマンといったイメージですね。
25%に当たる300万円を大学の学費に充てることができます。
この場合6年間で1800万円です。
これだけで補うことができます。
仮に、実家を離れて暮らす場合も、仕送りが十分可能ですので、本人は勉学に集中できます。

親の年収ボーダーラインは500万円?

家族構成や、実家から通えるかどうかにも関わりますが、私立の薬学部を想定するとぎりぎり何とかなるかどうかの親の年収のボーダーラインは500万円程度でしょう。

お金がないと薬剤師になれないの?そんなことない。

親の年収が500万円未満だったり、兄弟が多いと薬学部にいけないのでしょうか。
お金がないと薬剤師になれないのでしょうか?

結論としては、運と(貧困に耐える)忍耐でなんとかなります。
私は薬学部出身のペーパー薬剤師ですが、母子家庭で姉がいる3人家族で何とかなりました。
世帯年収は200万円未満だっとおもいます。
当然貯蓄はありませんでした。

お金がなくても薬学部に行ける:その方法

家庭が貧しい、兄弟が多い、貯金がない、それでも薬学部にいって立派に薬剤師免許を取得する(数少ない)ルート、攻略法を書いておきます。
これを読んで、「えー。無理…」ってひとは潔くあきらめてください。

これは基本:奨学金を借りる

家が裕福でなく、お金が心配なら、まず、必ず、学生支援機構など、メジャーどころの奨学金を借りてください。
これは基本でsかす。

近年、奨学金が返済できない、滞納せざるを得ない若者のニュースがあふれていますが、薬剤師になれば、「返済できない」自体には絶対陥りません。
どの薬学部も、薬剤師免許取得者の卒業後の就職率はほぼ100%です。
返済のせいで生活が困窮することもありません。

特に、本当に家庭は貧しければ、学生支援機構の「無利子」の奨学金を借りることができます。

私は、高校から、大学(私の時代は4年制)と大学院(2年)の間ずっと、学生支援機構の「無利子」の奨学金を借りていました。
合計で500万円借りましたが、ちゃんと返していますよ。
20年で返すので、年間25万円(月2万円ほど)です。
なんとでもなります。
ただし、まちがってもキャッシングやカードローンには手を出さないように。
学費は、「奨学金」で調達できます。
いろいろ言う人はいるけれど、日本は素晴らしい国だと思います。

薬学部の学費は高いが無料になる場合がある

大学全般にいえることですが、「大学の学費」というのは免除されることがあります。
私立の薬学部の場合、特待生として成績優秀者であれば「学費全額免除」という制度があります。
国公立大学でも、世帯年収が少なく、かつある程度の成績を収めていれば学費は免除されます。
タダになります。

できる限り実家から通う

大学に行くのをきっかけに、あこがれの一人暮らしをしたい!と考えるひとは多いでしょうが、家庭が裕福でなければぐっとこらえましょう。
薬学部の学費が高いので、一人暮らしの予算を学費に回すイメージです。
多少の通学時間は甘受してください。
忙しいサラリーマンも片道2時間半くらいなら通います。
6年間、長いようですがあっという間です。

国公立大学薬学部という選択肢

私立大学の薬学部の学費が高い(トータル1000万円~1400万円)と書きましたが、国公立大学のほうがはるかに安価です。
トータル400万円ほどで済みます。
前述の授業料免除も、家庭が貧しければ結構簡単に学費が免除されます。
偏差値が比較すると国公立大学のほうが高く、入学難易度はあがりますが、たとえ浪人したとしても1年くらいであればトータルは私立大学薬学部よりも割安になります。

結論:薬学部の学費は高いが、お金がなくても薬剤師にはなれる

まとめます。
私立の薬学部では驚くほど高い学費が必要です。
裕福な家庭であれば大丈夫ですが、年収500万円未満の一般家庭や、母子家庭等の裕福でない家庭では、薬剤師になるのはかなり厳しいのが現実です。
ただし、下記の4点を取りいれることで、お金がなくても薬剤師になることができます。
私自身が実践したやり方です。
  • 奨学金を(恐れずに)ちゃんと借りる
  • 大学の授業料免除システムに採用される
  • 自宅から通う(一人暮らしをあきらめる)
  • できれば国立大学薬学部に進学する
薬剤師は給料安いなんて言われていますが(下記記事)、卒業後の就職率と、その後の安定性は抜群です。
女性でも安心して長く働けます。

薬学部・薬剤師のコスパ:薬剤師になりたい?薬学部の就職先と年収を整理した。


特に家庭が裕福でない、学費が心配という人こそ、安定した薬剤師という職について貧困から脱出するべき個人的にはおもっています。
(私自身は薬剤師として勤務せず、ペーパーやってますが…)

参考になれば幸いです。
では。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


あわせて読みたい


  

0 件のコメント :

コメントを投稿