医学部を諦めた人が次に目指す進路は？

大学の医学部に入るのはとても難しいです。

たとえ、お金を積んで比較的難易度が低い私立大学の医学部に入学するにしても、それなりの学力は必要ですし、勉強についてず医師になれなければ意味がありません。

高校卒業後、現役で医学部入試合格する、とても優秀な人はごく一部いますが、多くは数年間の浪人を覚悟の上で医学部を目指すことになります。

浪人してでも、無事に医学部に合格できればいいのですが、浪人を経た上で最終的に医学部を諦めることになる若者もたくさんいます。

では、それらの「医学部を諦めた人たち」はいったいどの進路に進んでいくのでしょうか。
私の友人にもかつて医学部を目指し、結局、医学部を諦めた人たちがたくさんいました。

本記事では「医学部を諦めた人たち」のその後の進路について記載していきたいと思います。

医学部諦めた人達の進路：薬学部

医学部を諦めた人たちが進む進路の最も多いパターンの一つは薬学部です。

薬学部は医学部ほどではないですが難易度の高い学部ですし、簡単に入れるわけではありません。

そのため、医学部を目指してせっかく受験勉強した知識を有効活用しつつ、割と近い領域（医療）に関わる仕事が将来できる、ということで薬学部に進路を変更するのです。

彼らは薬学部を卒業には、そのまま病院や薬局の薬剤師になる人もいますが、医学的な研究 を目指して大学院に進学し、博士号を取得して研究職に進む人もいます。

医師にはなれなかったけれど、「医学研究者」として活躍することで医師になれなかった悔しさやプライドを満たすこともできます。

また、医学部を目指して浪人している人の中には、保険として「薬学部に在学しながら医学部への仮面浪人」を続ける人も猛者もいますね。

医学部を諦めた人達の進路：看護師

次に多い進路が看護師を目指すパターンです。

最近は男性の看護師も多いので男女ともに、「医学部を目指していたけれど最終的に看護師になる」という人も増えています。

医学部を諦めて、あえて看護師を目指す人の多くは「実際に患者と触れ合って、患者に貢献したい」という思いが強いタイプです。

こういう人は前述の、薬学部に進路変更するよりも看護師になって現場で活躍する方が向いているのでしょう。

本人の学力にもよりますが、医学部を目指して高校時代の勉強あるいは浪人生活を経たのであれば 大抵の看護系大学への入学は可能です。

ただし、将来の収入面では医師と大きく異なりますし、社会的なステータスも医師に比べて高くありません。

の辺りの気持ちの整理がつくかどうかは本人次第ですね。

医学部を諦めた人達の進路：教師

医学部を諦めた人が進む進路として、意外なのが、「教師」になるパターンです。
でも結構います。

私の周りでも二人の同級生が医学部を目指して浪人をしていましたが、3年目の浪人最後の年に教育学部に、結局教師になりました。

医師と教師の共通点があるのか分かりませんが、あえていうならどちらも師業として先生と呼ばれる職業ですか。

医学部を目指して身に着けた受験テクニックは、教師になってから役立つかもしれません。

大切なのは医師を目指してチャレンジしたということ

医学部を諦めた人と言うとなんだか、あまりイメージが良くないのですが、決して悪いことではありません。

医学部という普通の人が躊躇するような、難関なハードルに立ち向い、何年も努力していきたことは素晴らしいはずです。

貴重な経験ですよ。

はっきりて医学部なんて難しくて、普通に勉強しても受かりません。

今医学部を目指している人は、もし仮に医学部を諦めることになったとして、決して悲観しないでほしいです。

新しい進路に前向きに取り組んで欲しいと思います。

医師にならなくても、看護師、薬剤師あるいは教師といった職業は世の中にとって必要な仕事です。

それぞれのフィールドで力を発揮すれば周りの人に貢献することができます。

必ず医師にならなければならない人間なんていないのです。

俳優や歌手や芸人だって必ず成功するわけではないです。

でも、目指す人たちが常にいますよね。

将来なりたいものがあって、時間の許す限りそれに取り組む、その結果成果が出ればラッキーですし、成果が出なければ単純に新しいことを探せばいいだけなのです。

実際前述した私の友人も、医師をあきらめ、教師をやっていますがとても楽しそうですよ。

では