医学部受験多浪で末路が悲惨になるタイプ、ならないタイプ


世間では3浪以降を多浪と呼ぶそうです。

普通の大学の学部ではなかなか多浪生をみかけることは少ないのですが、医学部の学生や、医学部を目指す予備校生を見てみるとちらほらいるものです。

医学部受験に浪人はつきものですから。

現役合格する秀才もいますが、1年や2年の浪人は当たり前、多浪でも全然おかしくない、といった具合です。

でも、「多浪してまで医学部受験をすると、その後の人生に影響が出るんじゃないか・・・」と危惧するひとは当然でてきます。

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たとえ多浪しても、医学部に合格すれば、まだましです。

でも、多浪した末に、医学部を結局諦める…なんてことも。

末路を想像するとおそろしくなってきます。

では、医学部受験で多浪すると悲惨な末路、悲惨な人生を歩むことになるのでしょうか?

結論を言うと、多浪で末路が悲惨になるかどうかって、人によって異なります。

本記事では、医学部受験多浪で末路が悲惨になるタイプ、ならないタイプについて整理しています。





医学部受験多浪すると末路は悲惨なのか


浪人なんか、「ぜひしたい」と思う人はいないと思います。

希望した大学に不合格あるいは、受験せずとも不戦敗となっているから浪人するのです。

受験で不合格、浪人確定となれば「あと1年受験勉強かー!嫌だー!」って感じるのが普通です。

それによって失うものもたくさんありますよね。

そしてその失うものは、浪人を重ねて、多浪をこじらせれば、こじらせるほど大きくなっていきます。

多少は得るものもあるかもしれませんが、失うものが得るものに対してあまりに大きければ、最終的に末路は悲惨になります。

多浪の傷の深さによって、末路が飛散になるか、ならないかが決まるのです。

医学部受験多浪すると失うもの

多浪中の「時間」

医学部のような難関学部に挑戦する、ということはよほどの秀才ではない限り、浪人することを覚悟することになります。

浪人すれば、その時間を失うことになる、と考えることができます。

もちろん時間が消えてしまうわけではありませんが、これは「1年浪人すれば1年分」、「2年浪人すれば2年分」、浪人生という立場から動けないことになります。

特に3年以上の多浪生になると、自分が高校三年生だった時に中学生以下だった人たちが追い付いてくるわけです。

自分だけが時間が止まっている感覚になってしまうでしょう。
これって若い人にとっては結構衝撃的ですよね。

3年以上の浪人(=多浪)って普通の浪人とは心理的に1ランク上のものなんです。

現役合格した同級生はどんどん進級して、社会に出たり、結婚したりしてしまいます。


多浪で失われる「若さ」

時間に似ていますが、多浪をすると、最終的に大学入学した時には20歳を超えています。

一方で現役で大学に合格した人たちは18歳のぴちぴちで、4年生で22歳、医学部の場合の最終学年の6年生でも24歳です。

多浪して、仮に5年浪人してしまうと、医学部の場合の最終学年の6年生では29歳です。
若々しい時代に、楽しい大学生活を送れないのです。

勉強ばかりだった多浪生は、流行にも疎く、若者についていけないかもしれません。

また、イメージですが浪人期間の長い、多浪生は、生活習慣や睡眠時間も乱れがちです。

楽しく、明るい大学生活をはつらつと過ごした現役合格組と比べて、すっかり老け込んでいることだってあるのです。





医学部受験多浪でズタズタになる「プライド」

何度も大学受験に失敗して、多浪していると人によってはプライドが傷づけられてしまいます。

そもそも医学部に挑戦しようというのですから、ある程度成績が良かったり、学問で身を立てようと思っているひとが多いはずです。

そんな人が何度も大学から「NO」を突き付けられ、同級生や後輩が先に医学部合格したりするわけです。

難関な医学部といえど、長年多浪している間にプライドが傷つき、人間性に悪影響がでてしまうともあります。

医学部受験の多浪はお金がかかる

浪人している受験生の多くは予備校に通います。

特に医学部受験を目指すのであれば、「自宅で自主学習」で合格するのは至難の業でしょう。

それを知ってか、医学部受験を専門に扱う予備校もあり、それなりにお金がかかります。
1年、2年の浪人なら、親も何とかお金を用意してくれるかもしれませんが、多浪をこじらせると結果的にかなりの額を浪人時代に投下する羽目になるのです。

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また、浪人した年数分、社会に出てお金を稼ぐ期間が減るのです。
その分の見込み生涯年収も、実質失うことになります。

多浪によるこれらの経済的損失が大きければ、末路は悲惨になってしまいます。





医学部受験多浪して得るもの


多浪までして医学部受験合格を目指すことで、得るものもあります。

まずは、医学部合格できるチャンスがあるということです。

多浪しても、最終的に医学部合格して医者になれれば、結構得るものとしては大きいですよね!

そして、医学部に合格できないとしても、それなりの学力を得ることもできるでしょう。

実際多浪の末、医学部をあきらめたものの、薬学部や、有名大学の理系学部に合格するひとは多いです。

人によっては、浪人した経験そのものがプラスになったという人もいます。

確かに浪人して大学に入ってきた人って、かなり落ち着いていますよね。

周りの現役合格組から、結構頼りにされていたりするひともいます。

医学部受験多浪で末路が悲惨になる人たち


それでは、医学部受験多浪で末路が悲惨になるのはどういうタイプなのでしょうか。
簡単に例をまとめていきます

家が裕福でない医学部多浪生

前述のように、浪人にはお金がかかります。

特に医学部は。

家庭があまり裕福でないのに、医学部を目指して多浪すると金銭的に困窮してしまいます。

親としても、お金を理由に子供の夢をあきらめさせるのはつらいでしょう。

本人も親に迷惑をかけているのではないかと、追い込まれてしまします。

しかし、この状態は危険です。

場合によっては、お互いにプレッシャーや焦りを感じ、家族の関係が壊れてしまうこともあるのです。

そして、多浪の末に結局諦める・・・なんてことになると末路はとても悲惨ですよね。





プライドがすげー高い多浪生

大学受験の多浪は人のプライドを傷つけます。

いい感じにプライドが崩壊して、あたらしい自分になれるひとはいいのですが、そんなひとばかりではありません。

プライドがずたずたになった末、妙なコンプレックスを抱えて、人格がゆがんでくる輩もいるのです。

こんなタイプは最終的に医学部に合格しようが、あきらめようが、末路は悲惨です。

人間性って、「どんな職業についているか」以上にとっても大事な要素ですからね。

すでに老け込んでいる、なんなら禿げかけてさえいる多浪生

時々いるのですが、5年目くらいの多浪生で、すでにかなり老け込んでしまっている人や、なんなら(男性の場合)禿げかけているような若者を見かけます。

5年浪人してもまだ、23歳だから、若いはずなんですけどね。

多浪中のストレスや、不規則な生活の影響でしょうか。

この場合、残念ですがのこりの人生が悲惨です。

モテないです。

悲しいです。

寂しいです。





多浪の末、周りに溶け込めないタイプ

多浪生の宿命ですが、晴れて大学に合格した後、周りの若い同級生に溶け込むためにある程度努力をする必要があります。

ここで変なプライドを持っていたり、コミュ障だったりして、周りに溶け込めないと悲惨です。

楽しいはずの大学生活を「ぼっち」として過ごさなければなりません。

当然、卒業後も寂しい、悲惨な人間関係です。


多浪の末、一般企業への就職を目指すタイプ

現役合格だろうが、多浪だろうが、大学を卒業したら就職をして仕事をします。

医学部に合格したり、あきらめて薬学部あたりに進学した場合はそれほど問題ではないのですが、一般企業に就職する場合、多浪で失った時間がネックになります。

医学部を諦めた人が次に目指す進路は?

日本の多くの会社は若い、新卒志向が高いからです。

そのため、多浪の末、医学をあきらめ、工学部や理学部へ進学すると、就活の際に不利になることを覚悟しないといけません。

大学受験でも、多浪した挙句、就活で失敗し、就活浪人や不安定な非正規雇用、なんて最も悲惨な末路といえます。


医学部受験多浪で末路が悲惨にならないタイプ


反対に、多浪したにも関わらず、人生を立て直して末路が悲惨にならないのはどんなタイプでしょうか。

基本的には、多浪の末、医学部に合格できた人たちの末路はそれほど悲惨ではありません。

特に多浪中にも人間性に問題が生じず、入学後も変なプライドを出さずに自然に溶け込めるタイプですよね。

また、医学部をあきらめた場合でも、それなりに家庭が裕福で、多浪することで経済的なダメージが少ないタイプであればいでしょう。

できれば薬学部や看護学部のような、「年齢が就職のネックになりにくい」職種につける学部に進んでいればそれほど悲惨な末路にはなりません。

総じて、上述の多浪によって失うものをカバーできる要素を持っていれば、医学部受験で多浪しても末路が悲惨にならないということです。

では。

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