MRの給料が高い「本当の」理由。まともな理由があるならMR削減時代なんて来てない

MRの給料はまじでに高いです。

製薬企業の職種はMR以外にも、研究職、臨床開発職、薬事職などの専門職や、経理やシステム関連の職種もありますが、MR職が最も給料が高いです。

専門職では、有名国立大学の大学院を卒業した優秀な高学歴人材がそろっているにも関わらず、生涯を通じた収入は、そこそこのレベルの4年制大学を出て、MRになったほうが高いのです。

本記事では、MRの給料が高い現実と理由について記載しています。

とはいっても、はっきり結論を言ってしまうと、「納得できる」MRの給料が高い理由なんてものはありませんよ。

だから、製薬企業各社は年々MRの数を削減、リストラしています。
MRの給料は高すぎたんですよ。







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MRの給料は初任給、20代でも高い

MRの給料は何も管理職やベテランが高いわけではありません。
新卒や20代からすでに、給料高いです。

大手製薬製薬企業の武田薬品工業や大塚製薬では、大卒時点での初任給がすでに20万円代後半です。

もちろん大手企業では年々昇給してきますし、MRは個人の成績に応じた多額のボーナスや、外勤手当、出張手当も豊富給付されます。

新卒初年度ですでに500万円、20代のうちに800~900万円の年収に到達してしまいます。

まだ私が若かりしころ、同期のMRが言っていました。

外勤手当と出張手当だけで生活できると…。

基本給部分は丸々貯金または、お小遣いだと…。

MR同士の若手で居酒屋で飲んだ後の二次会は、いつも寿司屋だと…。

うーん。きっと理由があるはずだ。

薬剤師や看護師よりも高いMRの給料

患者のために日々医療現場で努力している医師、薬剤師、看護師と比較してもMRの給料は高いです。
薬剤師や看護師の平均給与は500~600万円、若い人だと400万円程度ですよね。

MRだと30代、40代のMRであれば年収1000万~1500万円の猛者がごろごろいます。

薬剤師や看護師よりもはるかに高給、なんなら若手の医師よりも高い給料をもらっているのです。

直接患者に貢献するわけでも、医薬品を作り出しているわけでもないMRの給料がこんなに高い理由はなんなんだろう。

「営業職」であることは、MRの給料が高い理由ではない

給料が高い職種というものは世の中にあります。

職種そのものの難易度が高かったり、危険だったり、希少な専門性や技術が必要だったりする仕事です。

MRってざっくりいうと営業職です。
でも、営業職って給料高いのかというとそうではありませんよね。

他業種の一般的な営業からMRとして転職してきた人を何人も知っていますが、みな給料が大幅アップしたと言います。

だから「営業職」であることは、MRの給料が高い理由ではありませんね。


MRの給料がこんなに高い理由があるとすれば…

MRが一般の営業職と比較して、ものすごく難しい課題や、激務に耐えているのでしょうか。
はたまた、法的にグレーなことに手を染めないといけないのでしょうか。

一般的に言われているMRの給料が高い理由といえば…

  • 医療、薬学に関する専門知識が必要で勉強が大変
  • 出張や外勤が多く激務
  • 医師の接待や、娯楽につきあうストレス大きい
  • 勉強会や学会の手伝い等雑務が多い

といったことが挙げられます。
へーそうなんだ、大変だ、って聞き流してしまいそうですが、これらの理由って、MRの給料が高い理由になるか疑問です。





MRの高い給料にまともな理由はない

前述した、MRの給料が高い「一般的」な理由について、冷静に考えてみます。

MRは勉強が大変というけれど…

MRは医師と自社や他社の医薬品について同じレベルで会話しなければならないといわれています。
そのため、働きつつも医療、薬学に関する専門知識が必要で勉強が大変だというのです。

でもこれって本当に大変ですか?

MRには、薬学部や、理学部、農学部などの理系学部出身者も多いです。
基本的な知識は持っていますよね。

また、大手製薬のMRなら、会社がみっちり研修したり、学術部門の専門部隊が勉強用の資料を提供してくれますし、業務時間をつかって勉強できる環境もあります。

医師向けの資料も学術部門が作成してくれますので、MRは内容を理解して話すだけです。

新卒で入社した場合、初めの6か月間はひたすら勉強になりますが、社内外の講師の授業をうけるだけで、仕事はしません。
その間、高い給料が満額支払われます。

冷静に考えて、MRの高い給料に見合う理由ではないですよね。

実労働時間1時間未満の日も?MR楽すぎ

MRは外勤や出張はとても多いです、これは事実。
でもそれって、業務時間の大半を「移動」に費やしているということです。

また、医師との面会まで数時間を、カフェや営業社内で過ごすこともしばしばあります。

出張や外勤が多く拘束時間が長い、といっても実質の労働時間は1時間未満という日もあります。

残りの時間は営業車で移動、カフェや車内でスマホいじり、なんて楽すぎる仕事っぷりのMRもいます。

知り合いのMRに話を聞くと、「出張が多いので経費の精算でかなりの時間を使う」といいます。

経費の精算に時間を使わないといけない仕事だから、高い給料もらえる?
そんなもん理由になるか!?







医師の接待、ご機嫌取りは大変

よくMRは、担当する医師のわがままにこたえて、ご機嫌をとらないといけない。
ゴルフ、テニス、ジムに一緒にいったり、接待で夜遅くまでクラブに行くなんて聞きます。

苦手な人にはつらそうですが、これって普通の営業職でもありうることです。
どの業界でも取引先は大事ですからね。

医師がプライドが高く、特別わがままなんて時代もあったようですが、時代は変わってきています。
過度な医師への接待は、今や業界内で禁止されています。

医師のご機嫌取りをしたご褒美に、MRが高い給料を貰っているとしても、それは理由にならないでしょう。

MRの雑務は多いけど…

MRの仕事って、勉強会や学会の手伝い等の「雑務」が多いです。
慣れないうちは大変でしょう。
でも、雑務って、単価の高い仕事として適切ですか?

医師向け勉強会のための会場設営や、お弁当試食と手配、資料のコピーと配布なんか給料の高い人がやるべきではありません。

雑務が多いのは、MRの給料が高い理由としては対極のものですよね。

MRの業務内容は高い給料の理由とは考えにくい

まとめると、やはりMRの業務内容では給料が高い理由は説明できません。
じゃあなんでこんなにMRの給料は高いんだろう。

本当の理由は別にあります。







MRの給料が高い「本当」の理由

かつての医薬品業界は不健全でした。

医師に対する過度な接待競争があったのは有名ですが、それだけではなく「医薬品の開発戦略」も健全ではありませんでした。

大手の企業が一つの新薬を出したとします。
すると、中堅企業がこぞって、「分子構造をちょっとだけいじった類似の化合物」を新薬として開発、売り出すというのがごくごく普通の戦略でした。

そうなると、製品の差別化は難しくMRの「数」のまかせた販売戦略が必要になったのです。

2000年ごろから、製薬業界でのMRの需要が急速に拡大し、各社がMR人材の確保のために、破格の手当やボーナス、労働条件を整えていったのです。

MR社員たちは強気で、賃上げ、福利厚生の充実を会社に訴え、会社は応じていきました。

そして今に至ります。
これは、MRの給料が高い「本当」の理由です。

MRの給料高すぎ。そして大規模リストラへ

MRの給料は高すぎる、生産性が悪すぎる、というのが業界のトレンドです。

製薬大手はこぞって大規模リストラを進めています。

とくに給与が高止まりした40代、50代以降の中高年層は、メインターゲットになっています。

この波は、ごく一部の業績が好調な大手企業を除き、今後も加速していきます。







給料の安いコントラクトMR

MRの人件費の削減のために、「コントラクトMR」を活用する製薬企業が増えています。
MRの派遣社員、契約社員版と考えてください。

人件費は正社員のMRよりも低くおさえることができますし、非正規社員として雇用の調整弁として現場では利用されています。

新薬の発売を控えた繁忙期にはコントラクトMRを大量に雇用し、新薬がでなくなると契約を解雇してコストを抑えるのです。

業界全体としては正社員MRの人員削減とともに、コントラクトMRの需要が増しているのです。

ただし、コントラクトMRは給料が安く、不安定なのは明白です。
一方で、コントラクトMRの存在は、正社員MRの給料が未だに高い理由にもなっています。

「うまく」コントラクトMRを利用している企業では、限られた数の正社員MRについては給料が高い状態を維持できる余裕があるのです。

今後MRの平均給与は下がる。たいした理由もなく高すぎただけ。

MRの給料は理由もなく高いと思います。
でも、今後、MRの給料は下がっていきます。

これは時間の問題です。

MRのうちコントラクトMRの割合は増えていきますし、中高年層MRのリストラをした企業はは、若手MRの待遇をこれまでのように維持するつもりはありません。

昇給率を押さえて、ボーナス、インセンティブも削減していきます。

結果的に、MRの平均給料は確実にさがっていき、MRという仕事の「おいしさ」はなくなるでしょう。

まー、でも仕事の実態にみあった給料になるだけです。
これまでがMRの給料が高すぎただけなんですよね。
では。


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