薬学部しんどい?授業、勉強についていけない?じゃあこれ読め

たくさんの高校生が薬剤師を目指して、一生懸命受験勉強します。

ようやく希望の大学の薬学部6年制課程に合格!

これから大学生活エンジョイするぞ、って気持ちで大学生活をスタートさせたものの、思ってたよりも薬学部の勉強がしんどい、授業についていけない、薬学部ってこんなに大変なの!?ってショックを受ける学生が結構います。

大学生といえば、アルバイト、恋愛、サークル活動、旅行などなど、人生で最も楽しい時期なのに、薬学部はそれができないの?!

授業も、試験も、実習もびっしり、忍び寄る「留年」の二文字…

こんなはずじゃなかった、と後悔しても後戻りはできません。

この記事では、思ってたよりも薬学部しんどい、勉強についていけない、なんてくじけそうになっている学生や、これから薬剤師、薬学部を目指して受験勉強してる高校生やその親に読んでほしい内容です。


薬学部はしんどい


まずはっきりさせておくと、薬学部(特に薬剤師養成課程である6年制課程)は、たくさん勉強させられます。

舐めてかかると、しんどいです。

それが6年間続きます。

文系学部の、授業ガラガラ、単位取得楽勝のマッタリ学生生活などとは比べ物になりません。

また、他の理系学部と比べても、卒業する3月に薬剤師国家試験が控えているためたくさん(卒業研究以外に)「勉強」することになります。

6年間の在学中に国家試験対策模試を受けたり、卒論提出後から試験本番ぎりぎりまでもくもくと試験対策の問題集と解いてたりします。

薬学部しんどいよ~、もう無理~って思っているあなた、みんなしんどいから大丈夫です!

薬学部は忙しい、6年間でやることリストを意識して


基本的に、薬学部の学生は、やることが多く忙しいです。

一つのことに集中してればいいかというと、そうではありません。

何を、何のために優先してやるべきかを意識しておかないとついていけません。

まず、5年次以降は、病院や薬局での実務実習もあります。

コミュ障のひとは、4年制までに人との付き合いや、サークル、アルバイトの経験を通じてコミュニケーション能力とつけておかないとやばいです。

また、実務実習期間中は病院や薬局の都合にあわせる必要があるので、学校さぼって旅行行くなんて機会は極端に少なくなります。

体調管理は必須ですし、あるバイトの日程調整も難しくなります。

当然、他の理系学部のように、研究室での卒業研究と、卒業論文も書かないといけません。

さらに、大学の進級試験や、授業の単位取得が結構大変なので、過去問題を入手するためにサークルに所属して先輩とのネットワークつくりも大切になります。

やることがたくさん、たくさんあります(日本の大学の文系学部がユルすぎるなんて話もありますが)。

私立の薬学部、薬科大だと学費も高いので、アルバイト前提で進学したひともいるでしょう。

私も学生時代アルバイトしていましたが、大学の試験期間中なんかだと、バイト仲間の文系学部の学生がどんどん試験終わって解放されていくのに、自分だけいつまでも「試験期間中」でした。

アルバイトしながら、終わってから試験勉強して結構つらかったですね。
まーなんとかなりましたが。




薬学部の授業、勉強についていけない


薬学部ではたくさん授業があり、単位取得も難しいです。

大学受験の時は、理科は1科目または2科目でOKですが、大学入学後には生物、化学、物理の3つについてしっかり理解する必要がありますので、高校時代に苦手だったり専攻していないと苦労します。

大学は授業のうまい先生ばかりではないので、テストと授業で聞いた内容がマッチしていないこともあります。

学年が上がるにつれて、専門的な内容になっていくのでどんどん難しくなっていきます。

薬学部に進学している学生は、高校時代にそれなりに優秀だった人も多く、単位を落としたり、授業内容が理解できないと結構おちこんだり、プライドが傷ついたりして精神的にもつらいですよね。

ちゃんと勉強しているにも関わらず、単位落としたり、留年したりするひとは必ず同じ学年にいますよ。

こればっかりは、一生懸命授業を聞いて、予習・復習して対応するしかありません。

家庭学習にある程度の時間を割かないと、勉強についていけなくなります。

私立だと学費が高い分、留年なんかしたら経済的にも打撃です。

薬学部しんどいけど、それに見合うメリットはあるよ

こんなしんどい思いするなら、別の学部で大学生活エンジョイすればよかった、とか、もう勉強についていけないから辞めたい、なんて思っているなら、ちょっと考えなおしてください!

薬学部しんどいけど、それに見合うメリットは十分あります!

そもそも薬学部がしんどいのは、薬剤師国家試験があるからです。

私立の薬学部だと、特に薬剤師国家試験の合格率を気にしますから、「不合格になるくらいならこいつ留年させよう」という勢いです。

でも、この薬剤師国家試験に合格して「薬剤師免許」がとれるってことが、他学部に比べてとても、とても大きなメリットになるんです!




就職活動における薬剤師免許の破壊力


文系学部や普通の理系学部は、卒業1年前くらいから就職活動を始めます。

多くの学生は民間企業での就職をしますから、採用されるかどうか、常に不安な気持ちで過ごします。

周りの同級生がどんどん内定でているのに、自分が内定出ないと落ち込むし、就活で鬱になる学生もいますよね。

SPIの問題集解いたり、面接での対策したり大変です。

優秀な学生でも、たまたま景気が低迷していれば就職浪人や、三流企業に就職する羽目になり、その後の人生が大きく狂ってしまいまうす。

その点、薬剤師としての就職活動は楽勝です。

薬剤師過剰供給なんて言葉は10年以上前から聞きますが、まったくその気配はありません。

薬剤師免許があれば、卒業後の就職率はほぼ100%ですし、他学部のように何社もエントリーする必要はありません。

薬局なんで2~3社受ければ内定は確実に出ます。

製薬企業のMRや研究開発職を志望している人も、企業によっては(非公式に)薬剤師免許保有者枠として数名を盛り込んでいますので、意外と採用されやすかったりします。

就職活動の現場において、薬剤師免許の破壊力は抜群なのです。

学生時代の6年間にしっかり勉強した分は確実に報われます。




薬学部を卒業してもまだ、20代!いくらでも遊べるよ

薬学部の薬剤師養成課程は6年間です。

大切な大学時代をもっとエンジョイしたかった、なんて後悔してる学生がいますが、卒業時点で浪人していなければ24~25歳です。

今時、20代ならまだまだみんな遊べる年です。

旅行行ったり、恋愛したり、趣味に没頭したり、卒業後にいくらでも楽しめます。

薬剤師として勤務していれば、それなりの収入と時間も持っているでしょう。

薬学部がしんどい、忙しい、勉強ついていけないなんて後悔しているひとは、学生時代は勉強するもんだと割り切って、卒業後に無事薬剤師となってからの楽しい日々を想像して、期待しておいてください。

たったの6年間です。

長いようで、あっという間ですよ。

では。


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