転職後1〜2週間で辞めたいと感じてしまう原因と解決方法


大変な転職活動を経たにも関わらず、転職を一週間あるいは2週間程度で「辞めたい」と感じてしまうケースが稀にあります。

せっかく見つけた新しい活躍の場で、成果を出す前になぜ職場を去りたい、辞めたいと感じてしまうのでしょうか。

転職後に1~2週間で「辞めたい」と感じてしまう原因はいくつかあります。
解決方法ですが、結論を言うと大抵は時間が解決してくれます。

そして多くの場合、大した問題ではありませんし、「辞めたい」と感じてしまう本人の責任でもありません。

ある種仕方がないもの、転職とはそういうもんだと理解してもらえたらいいです。

本記事では、せっかく転職したにも関わらず転職後1週間あるいは2週間程度で「辞めたい」と感じてしまう原因と解決方法について整理しています。



転職後1〜2週間で「辞めたい」と感じてしまうシンプルな原因4つ


せっかく転職したのに新しい職場に配属された途端、1週間あるいは2週間、または人によっては数日で「辞めたい」と感じてしまうことがあります。

私も経験上、転職後始めの1か月程度は思っていたほど活動的になれず、仕事が楽しいと感じることはありませんでした。

この理由はとてもシンプルでして、原因を突き詰めていくと転職したんだから当たり前だという結論になります。

転職後1〜2週間で「辞めたい」と感じてしまうシンプルな4つの原因について、次に書いていきます。

転職活動中に描いていた夢が理想的すぎる


人によっては前職にかなり不満が大きく、転職先の新しい職場に、過剰に大きな希望を抱いている場合があります。

転職によって待遇や職場環境が、大きく改善されることは確かに多々あるのですが、実際は理想には遠く及ばないということも多いものです。

また、転職して新しい職場に配属されて間もない時期だと、たまたま新しい職場の「悪い面」ばかりが目についてしまうこともあります。

まあはっきり言って、仕方がないといえば仕方がないです。
転職ってそいう言うもんです。

長い目でじっくりと新しい職場を見ないといけませんし、期待通りでない部分が先に立ってくることもあります。

でも、せっかく転職したのですから、もうしばらく新しい職場の環境をよく観察してみると言う姿勢が必要です。

あまりに早く見限ってしまい、早々に「辞めたい」なんてのはもったいないですよ。



転職先の新しいメンバーに慣れるのに時間がかかる

転職したはいいけれど、新しい職場でメンバーに馴染めない、あるいは人間関係が良くないように見えることもあります。

職場の人間関係は大事。
人間関係が原因で辞めたいと感じる人は非常に多いですからね。

しかし、大人とはいえ人間同士なのですから、初めて会って1週間や2週間程度で分かり合うことは難しいものです。

また、あなたが転職者として職場に入ってきたということは、転職先の元々いたメンバーからしてみれば、あなたのほうが未知の存在なのです。

あなたが抱いている以上の警戒心を、職場のメンバーは抱いていることでしょう。
ギクシャクしたり、人間関係で居心地が悪いと感じるのも当たり前です。

そのため、転職後1週間あるいは2週間程度の時期に、「新しい職場のメンバーになかなか馴染めない」、「疎外されている気がする」、そんな風に感じるのはごくごく当たり前のことです。

1ヶ月、2ヶ月と時間が経つにつれて、だんだんとこのような気持ちは薄れていくはずです。
はじめのうちは基本的に人間関係の面では期待しないことです。

転職先では仕事のやり方が違う

たとえ同じ業界や同じ職種の間で転職をしたとしても、会社によって仕事のやり方や使用しているシステムは全く違います。

そのため、転職してすぐの時期だと、新しい職場の仕事のやり方が煩雑に感じたり、非効率に思えてしまうことは、当然あり得ることと覚悟しましょう。

転職先のやり方やシステムに慣れてくれば、その手順で十分なパフォーマンスを発揮できるようになると思いますし、いいところも見えてくるはずです。

転職したばかりの頃にあまり大きな声で、前職のやり方の方が良かったとか、もっと効率的なやり方をしましょう、と偉そうなことを言うと煙たがられますし、疲れ切ってしまいます。



転職活動で体も心も疲れきっている

転職後1週間や2週間程度のすごく早い時期に、「辞めたい」と感じてしまう原因で意外と見落とされがちなのが、「転職活動による疲れ」です。

はっきり言って、転職活動というものをやると人間の体や心は疲れきってしまいます。

転職活動をやっている間は、エージェントとのやりとりもありますし、いくつかの採用先と面接をしたりして、誰しも神経をすり減らしているはずです。

前職を辞める時には、退職交渉・引き継ぎ業務など、あわただしい環境の変化を経ているでしょう。

もっと言うと、そもそも転職をしようと決意したくらいですから、前職で何かあったという人もいるはず。

転職活動や、転職しようと思い立つまでの間に疲れ切った体や心が、SOSを出して、新しい転職先で「楽しめない」、「辛い」、「辞めたい」といった、負の感情を生み出しているのです。

こういう場合は、無理をせずに、ゆっくりと、時間をかけて、焦らずに転職先の環境に慣れるよう意識をしましょう。

転職後1〜2週間で辞めたいときもぐっと堪えるべき


もし、あなたが転職後1週間や2週間という短い期間で辞めたいと感じてしまった場合、基本的には辞めるべきではありません。

これは転職者にごくごくあるありふれた状態、だと理解しましょう。

上述のように、多くの場合は職場そのものに問題があるわけではなく、転職したばかりであるあなたが、「辞めたい」と勘違いしてしまっているからです。

ゆっくりと落ち着いて焦らずに、時間をかけて、なれるようにしてください。

多大な労力を掛けて前職を退職し転職先を見つけ、新天地にたどり着いたんですからね。

たった1週間や2週間で、判断して辞めてしまうのはあまりにも勿体ない。
キャリアにも傷がついてしまいます。

1ヶ月や2ヶ月程度もすればかなり状況は改善するはずです。

転職後1週間あるいは2週間程度でも「辞めた方がいい」ケース


ただし、ごく稀に転職先が非常にブラックであったり、重篤な問題を抱えている場合があります。

例えば、社内で平気に暴力行為が行われていたり、犯罪行為を目の当たりにした時です。

この場合。長くその職場に留まっていると、自らが被害者あるいは加害者になってしまうことも考えられます。

こういったケースでは、たとえ転職後1週間や2週間程度しか経っていなくても、辞めたい旨をしっかりと伝え早々にその職場から去るべきです。

再度転職活動という大きな試練が待ち構えていますが、取り返しがつかなくなる前に行動をとりましょう。

では。



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