出世できない40代平社員:モチベーションが落ちてる人ちょっと集合!


会社で出世できないと嘆く40代以降の会社員って、私のまわりでも結構います。

モチベーションも保てなくなってきてるみたいです。

ニュースでは、「会社で出世したくない、管理職なんでつきたくない」と答える新入社員が近頃は多いと聞きますが、対照的だと感じます。

彼ら若い世代の「出世・昇進」に関する考え方が10年後どうなっているかは、分かりませんが、少なくとも今の40代以降の世代は、いまだに出世すること、管理職につくことに意義を感じています。

「このまま一生平社員です。」

そんな現実を目の当たりにしたら、モチベーションが急降下して、それ以降の会社員人生(平社員人生)のパフォーマンスにも影響します。

会社で出世できないと嘆く、40代(以降)平社員の諸君、ちょっと集合!

この記事では、今後の会社員人生がずっと平社員だったとしても、最低限のモチベーションを保つために必要な考え方を書いています!




平社員のままだと給料が低いまま


現在、日本人の平均年収は420万円といわれています。

年代別にみると20代では300万円程度、年齢とともに上昇し50代でピークの500万円ほどになるそうです。

これは、いまだに年功序列的な給与体系を取っている会社が多いためですね。

「年齢とともに、会社内で昇進、出世して、それに伴い給与が上昇する」というのが基本的な仕組みです。

毎年の定期昇給で給与が増える会社もありますが、多くの会社では昇進、出世によって役職につくときに大きく給料が増えます。

会社で出世できない=平社員のまま=給料が低いままということになるのです。
若いうちの単身世帯なら気にならないかもしれませんが、結婚して子供が2~3人いたらお金が必要です。

平社員のままで出世できないと、会社でも、家庭でも肩身の狭い思いをしてしまいますよね。

40代で平社員だと今後も会社で出世できない


典型的な日本の会社だと40代で課長、50代で部長、もっと出世するひとは本部長などの役員クラスまで上り詰めていきます。

(ただし外資だとこれが5~10年くらい早い印象です。30代後半の部長なんてのがごろごろいます)。

この年齢に応じて出世していくシステムは、社員に一つの企業や職種に長く勤務し、専門性をつけてもらうことで生産性を担保するシステムです。

かつてはこの機能が上手く稼働し日本の経済を支えていました。

長く働けば必ず報われるということで、モチベーションを保つこともできます。

しかし、昨今ではこのシステムで社員全員を年齢とともに出世させ、十分な報酬を与えることが難しくなっています。

また、優秀な人材を早いうちに特定して、会社内で育てるという方針をとるために、年齢に応じた出世・昇進が行われなくなっています。

その結果、40代になっても出世できずに平社員のまま、後輩の30代社員が先に出世してポストをさらっていくということが起きてきます。

後輩に追い抜かれた40代は、それ以降も出世できず、定年退職まで平社員のままなんてことになってしまします。

これでは、いつか出世できるとおもって若いうちに頑張っていたひとはモチベーションを保てません。

外資系の企業では、出世する人はどんどん早いうちに上がって行く一方で、「40代前半で課長クラスになれなければ、ずっと平社員のまま、専門性を極めていくしかない」といわれます。






40代でも出世できない=モチベーション保てない


給料だけではなく、やっぱり役職というものを気にする人はいまだに多いと思います。

周りの人と同じまたは少し早いくらいのスピードで出世して管理職についていると、社内でも一目置かれるし、家族・親戚からも尊敬されます。

同期入社した社員が出世していく中、職位が上がらず差をつけれられて、平社員のままだと、焦りをおぼえるはずで(当然、定年まで平社員のままでも平気だよという人もいますが)。

出世するということは、「会社へのこれまでの貢献や能力が認められた」と考える人も多いですよね。

「出世できない=自分に自信が持てない、または会社が自分を認めてくれてない」と感じ、モチベーションを保てなくなってしまいます。

40代はそのターニングポイントです。

特に、いずれは出世したいという強い希望と意欲をもって、社会人生活をスタートした人であれば大きなストレス、挫折感を感じてしまいますね。


出世できないのは当たり前。40代平社員でも気にすんな


今後、日本社会は急速に高齢化し経済活動は縮小していくことが示唆されています。

かつてのバブル期レベルは到底無理、なんなら現在のような職位、給与の上昇、賃金カーブを維持することさえ、多くの企業にとっては難しいでしょう。

皆をちゃんと出世させるなんて不可能です。

出世できないのは当たりまえ、社会情勢のせい、経済状況のせいですよ。

「出世できない=会社が自分を認めてくれてない」わけではないから、自信は失わないで。

昔は、50代では同期が皆、課長または部長まで出世済み、なんて状況もあったかもしれませんが、それには「組織が拡大し続ける」「ポストが増え続ける」ことが前提となります。

いまでは、若者にポストを用意することも、既存のポストの維持すら難しいでしょう。
40代で平社員、そのあともずっと平社員なんて普通のことです。




出世できるのは優秀で幸運な人だけ


前述のように、最近では、各企業は早いうちに優秀な若手を特定し、出世させ、管理職に登用しています。

そのため、40代で課長以上の役職に就けなかった場合は、この時点で管理職対象者リストから外すといったことをおこなっています。

リストから外されたひとは、「出世できるか、できないか」の、議論のテーブルにすら乗れないのです。

さらに、政府は定年延長や、定年後の再雇用を企業に求めており、今後チャンスはますます減っていくことになります。

こうなってくると、結局ごく一部の比較的若いうちに才能を評価された、または幸運に恵まれた人のみがポストを得て出世する可能性を手にすることとなります。

もはや、皆が長く働いていれば出世できるというものではないのです。
そう、定年まで平社員がデフォルトです。

出世できないなんてこと気にする必要はない。

出世には早々と見切りをつける賢さも必要


ここ10年くらいでしょうか、ニュース報道を見ていると、将来役職、管理職につくことを初めから望まない、出世なんかせずにずっと平社員がいいという新入社員が多いと聞きます。

出世して管理職につくと、繁忙さ、責任の重さに対して、得られる収入が見合わない(コスパ悪い)と感じているのです。

あるいは、「頑張ってもどうせ十分なポストを若者に用意できないこと」を知っているのです。

まー、この新入社員の例は極端かもしれません。

でも、出世できない、ポストに就けない、おれは平社員のままなのか嘆き、不満を抱えながら生活していくのはつらいものです。

どこかで切り替え、見直しが必要ですよ。
40代で出世できないなら、そこできっぱりあきらめて割り切ることをお勧めします。

出世できないのは、あたなが会社に必要とされていないからではなく、仕方のないこと、世の中の流れなんですから。






40代平社員、ずっと平社員でいいじゃん!


会社員生活で得られるものは高い給与や、役職、ステイタスだけではありません。

出世することに固執せず、自分の仕事や、やってきたことに誇りをもって、専門性を極まていったらいいんです。
ずっと不満を抱えているよりも、そのほうがモチベーションは保てるはずです。

また、業務経験やスキルを活かした地域へのボランティア活動(いわゆる「プロボノ」)を通して、承認欲求や達成感を得る活動も推進されています。

そもそも、これまでの日本のシステムとして「現場で経験」したあと、年齢に応じて「管理業務」に移行するということに無理があると思いますよ。

その結果、仕事しない、仕事できない先輩管理職をたくさん見てきたハズです。
それが今の40代会社員のはずです。


現場で必要なスキルは、人や組織を管理するスキルとは別物です。


実際、外資系企業なのでは、部長以上の管理職要員と、課長と平社員(いわゆる現場要員)では、キャリアルートを完全に分けている場合もあるようです。

つまり、課長以下のキャリアルートでは、現場で何年やっても、部長以上にはなりません。

多くの社員はずっと平社員のまま、一部が現場のリーダーとしての課長です。
そもそも別の職種という考え方なのです。

トマトの苗を一生懸命育てても、決してメロンにはならないように。





会社員人生は長い。どこかでキャリアのソフトランディングを

頑張って働いて、評価され、時がたてば出世できるという理想の形を抱くのはいいと思います。

でもそれがかなわないキャリアであるかもしれないことも、どこかで受け入れ、ソフトランディングすることが必要です。

40代でいまだに平社員だ、おれはこのまま平社員のままなのか?
そんな呪いの思考からは解放されましょう。

かなわないキャリアを負うのはやめ、専門性を追求したり、会社の外で活発に地域貢献して輝いている姿を想像してください。

それは、平社員のままでも、出世できなくても実現できるはずです。

そういう時代なのです。

それでも「出世できない40代平社員」が辛いなら


それでも現在の職場でつらい場合、「転職」という言葉がよぎることがあると思います。

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では


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