テストでケアレスミスして悔しい、多いならここを見直せ!

一生懸命テスト勉強して内容を理解しているにもかかわらず、いざテスト本番となるとケアレスミスを連発してあまり点数が取れないと言うタイプの人がいます。

このような「ケアレスミスで悔しい思いをしている」、「どうしてもケアレスミスが多い」という人ははなぜか同じ失敗を繰り返してしまうし、なかなか治りません。

でも単純なケアレスミスをテストで繰り返してしまうのは、とてももったいない話です。

本記事では、テストでケアレスミスが多い、悔しい思いを何度もしている人が見直すべきポイントについて整理しています。



テストでケアレスミスして悔しいなら、何か対策するべき


もしもテストでケアレスミスが多い、あるいは悔しい思いをしたことがあるのであれば、必ず何か対策をするべきです。

そこに改善のヒントがあるからです。

もちろん、悔しい思いをずるずると引きずってしまうことはいいことではありません。

しかし、テストが終わってしまって数日経てば何もなかったかのように、けろっとしていてはいけません。

テストのケアレスミスが多いタイプは、必ず同じことを繰り返すからです。

もうここらへんで終わらせなければなりません。

テストでケアレスミスが多いと大人になってからも困る


テストでケアレスミスが多いタイプの人は、学生時代ではだけではなく大人になってからもケアレスミスが多い傾向にあります。

学生時代は自分の点数が減点されるだけで済みますが、大人になってから仕事でケアレスミスが多いと、自分の評価が下がったり、最悪の場合会社や組織に大きな損害を与えてしまいます。

ケアレスミスが多い人は、若いうちに直しておきましょう。
さもないと大人になってからさらに悔しい思いをするでしょう。

テストでケアレスミスが多い原因と対策


テストでケアレスミスが多くて悔しい思いをしているタイプの人は、必ず何か原因があるはずです。

ケアレスミスが少ない人と比べて、「何かが欠けている」「何かが足りない」のです。
これは決して生まれついた性格などではありません。

ちょっとした工夫で対策ができるし、必ず防ぐことができるものです。

以下で、テストでケアレスミスが多い原因と対策例について書いていきます。

見直しをしてないからケアレスミスで悔しい思いをするタイプ

学生時代学校の先生が「テストの時は必ず見直しをするように」としつこく言っていたのを覚えています。

もしも、「テスト=試験時間中に出題された問題を回答したら終わり」と考えているのであれば。それがケアレスミスが多い原因の一つです。

ケアレスミスが少ない人というのは、必ず問題を解いた後に見直しを行います。

「試験時間中には問題を解くのに精一杯で、時間はないよ」という人がいるかもしれませんね。

でも、「テストでケアレスミスが多い、悔しい思いをしている」タイプは、極端な話、未解答の問題を残してでも、解答済み部分の見直しを行ったほうが、総合的には良い点数が取れる可能性もあります。

もともとケアレスミスの多い人は、解答の見直しを習慣的に行っていないため、慣れていません。

そのため見直しのスピードが遅く、時間がかかるため億劫になっているのでしょう。

反対に、ケアレスミスの少ない人は解答見直しに慣れていますので、スピードも圧倒的に早いのです。

つまり、テストの見直しを習慣的にしている人(=ケアレスミスの少ない人)と、していない人(=ケアレスミスの多い人)では、ケアレスミスを防ぐ能力(=見直しをするスキル)に圧倒的な差がついているんです。

ケアレスミスが多くて悔しい思いをしている人は、「試験中ににケアレスミスを効率よく見つけるためのトレーニング」をしましょう。

トレーニング方法として効果的なものは、練習問題や宿題で問題を解答する時も、解いた後に必ず自分で一度見直しをする癖をつけることです。

そうすれば、このスキルは伸びていきます。
はじめは時間がかかるかもしれませんが、すぐに慣れてスピードと正確さが増していきます。

また、テストが返却された後、どこが間違いだったのかをきちんと見直すことも有効ですね。
自分のケアレスミスの傾向を知ることにも役立ちます。


問題文をちゃんと読まずにケアレスミスが多いタイプ

試験の問題文を「きちんと読んでいない」場合もケアレスミスの原因になります。

正しく問題出題者の意図を理解できていないため、全く違った方向性の解答をしてしまうのです。

試験終了後に落ち着いて問題を読めば、理解が誤っていた事、ケアレスミスだったことにすぐ気付きます。

このタイプのケアレスミスが多い人は、試験中の焦りで、落ち着いてテストに臨めていない、集中できていないということが原因です。

性格的な問題もあるかもしれませんが、例えば「テストに自信がない」場合にこういったミスが起こりがちです。

落ち着いて、しっかりと問題文を読めばおそらくケアレスミスは激減することでしょう。

その為には、事前の試験対策をしっかりやって、ある程度の自信を持った状態を作ることでケアレスミスで悔しい思いをする頻度は減らすことができるはずです。

そもそも、テストでは勉強した分の成果しかでません。
試験時間中に焦っても仕方がないのです。



時間配分を上手くするとテストでのケアレアㇲミスは減る

普通のテストは試験時間が決められていて、一定の時間内に問題を解かなければなりません。

テストは時間との戦いです。

しかし無理をして、全ての問題を回答しようとしてしまうと注意散漫になってケアレスミスを誘発してしまいます。

自分の今のレベルに合わせて、「時間をかければ正解を導くことができる問題」なのかそれとも「時間をかけても正解を導くことができない問題な」のかを瞬時に判断するスキルをつけましょう。

試験中に時間をかけて取り組むべき問題が抽出できれば、そこに時間と神経を集中させることができます。

精神的にも時間的にも余裕が生まれ、見直しもできますから、でケアレスミスは必ず減ります。

とにかく緊張しているとケアレスミスが多い

入学試験などの大事なテストの時には誰しも緊張をするものです。

しかし、この緊張はケアレスミスの要因になります。

特に、普段成績がいい真面目な学生は、こういった緊張によるプレッシャーでケアレスミスをしてしまうことが多々あります。

反対に、普段不真面目な学生はこの手のケアレスミスはしないものです。

絶対に失敗できない、とか必ずいい成績を取らなければならない、といった過剰な緊張感を持たないように意識しましょう。

自分を信じることも大切です。

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 実際にあった「ざんねんな」ケアレスミス


この項では、私あるいは知人が実際に体験し、悔しい思いをした「ざんねんな」ケアレスミスについて紹介してみたいと思います。

同じようなケアレスミスをして悔しい思いをしないようにしてください。


数学の「問い1」でまちがえて、大幅原点

これは典型的かつ、良く聞くタイプのケアレスミスです。

高校の数学の試験で多いのですが、試験問題が3~4つのブロックで構成されていて、各ブロックの「問い1(1問目)」で算出された値を、問い2(2問目)以降で使用するというタイプの形式のものがあります。


すなわち、1問目は比較的簡単なので、そこだけでも正解がだれば加点されるのに対し、そこでで間違えるとそのブロック全てが間違ってしまうというものです。

数学教師から口酸っぱく、1問目をケアレスミスすることは避けるように、と言われていたにも関わらず、私は大事な模擬試験でこれをやらかしてしまいました。

数学の成績はかなり良かったので、いつも好成績だったのに、ある時とあるブロックの1問目の問題を、計算間違いによる単純なケアレスミスで間違えてしまいました。

その結果、30点分近く配点されていた大きな一つのブロックがまるごと正解になってしまいました。

いつも好成績で、しかも、計算間違いさえなければ正解していたブロックで失点したことでかなり悔しい思いをして、衝撃を受けたのを覚えています。

ケアレスミスで間違えた1問目を見直しさえしていれば、これほどダメージは大きくなかったはずです。



マーク式テストでの解答用紙のずれ

マーク式のテストの場合、解答用紙は問題用紙と別になっています。

解答用紙には複数の選択肢の番号が、問題ごとに羅列されて単純なものになっています。

正解である番号を問題ごとにを塗りつぶしていくというものになっていますよね。

このマーク式のテストの解答用紙では、答えをマークすべき問題の欄が「1行」ずれていたら、その後ろのすべての答えがずれてしまい、すべてが不正解になってしまうという罠が潜んでいます。

私の友人は、このミスをやってしまいました。

しかも、大学入試の一次試験であるセンター試験で!

一応、すべての解答欄にはマークがされているため、試験が0点になることはありませんでした。

しかし、これではランダムに選択肢を選んでマークしたのと同じです。
当然試結果は散々で、彼は留年することになりました。

元々医学部志望で現役合格は無理だ、と踏んでいたので、本人はそれほどショックを受けた様子ではありませんでしたが。

今でも考えるとゾッとする話です。

数学の変数に使用するアルファベットはケアレスミスの原因だった

数学ではアルファベットを使って変数を表します。

このアルファベットには何をつかってもいいのですが、ケアレスミスの観点から使用するアルファベットは選ぶべきです。

一度私が、小テストでやったミスです。

個のとき、ある変数を表すためにアルファベットの大文字の「X」を使いました。

しかし皆さんご存知のように、数学では×(かける)という「X」に似た、「ばってん」記号を使用します。

複雑な計算式を並べていくうちに、私はこの「X」と「×(かける)」を混同してしまいました。

結果、訳のわからん計算に・・・。

当然、最終解答はどこから来たかわからないような数値になってしまいます。

あの時は睡眠不足で集中力を欠いていたこともあり、こんな恥ずかしいケアレスミスをして悔しい思いをしたのです。

それ以来、変数にXを使用しなくなりました。

また数字の「9」と混同しやすい「q」や「a」、「2」と混同しやすい「z」、「a」と混同しやすい「d」は使用しないようにしています。



計算ミスによるケアレスミスは化学でも

計算ミスによるケアレスミスは非常に頻度が高いです。

そして、それは数学や算数に限ったことではありません。

数学以外でも、小数点の多い複雑な数値を取り扱う化学や物理の世界でも注意が必要です。

私の友人も、一度大事な模擬試験で化学のテストで小数点の多い数値を扱う際にケアレスミスで悔しい思いをしています。

小数点以下の数値が5~6桁もあったため、計算の途中で小数点の位置が一つずれてしまたのです。

結果的に算出された値は、正解の数値よりもはるかに大きい値になっていました。

実は化学や物理の場合、問題文をよくよく見れば、明らかに大きな、あるいは小さな数値が答えになると、おかしいことに気づける場合があります。

ありえない値が答えになっているのに、試験時間が足りなくて彼は見直しができず、そのまま不正解となっていました。

計算ミスによるケアレスミスに関する注意は数学だけではなく、それ以外の科目でも必要だということですね。

テストでケアレスミスして悔しい、ミスが多いならここを見直せ!まとめ


テストでケアレスミスをして悔しい思いをしたり、どうしてもケアレスミスが多いという状態がなかなか治らない人はたくさんいると思います。

本当は正解が導き出せるのに、ケアレスミスで失点してしまうのは非常に残念なことでもったいないことです。

ケアレスミスを減らす、無くすためのポイントは下記のようなものになります。

  • ケアレスミスを未然に防ぐためには、テストにおいて「見直しをする」ことが大事
  • テストでの見直しのスキル向上や効率化のためには、普段から「問題を解いた後は見直し」という癖をつけておくとよい
  • 自分のケアレスミスの傾向を理解するのも大事 
  • ケアレスミスを防ぐための見直しの時間も考慮に入れた時間配分をしよう
  • テスト本番での「自信の無さ」や「過度の緊張」によるケアレスミスもある
  • 試験前にきちんと準備をして心を落ち着かせて、試験に臨むようにしよう
それでは。




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