医学部再受験失敗したらどうなるの?末路が悲惨にならないような対策を


大学受験は何歳になっても、どんな立場であっても挑戦することができます。

そのため、一旦社会に出た、あるいは一旦別の大学に進学したものの、医学部を諦めることができず再受験をする人たちが毎年一定数います。

医師は非常に特殊な職業ですからね。

どうしても、医師になりたいと考える人がいるのです。

しかしこの、「医学部再受験」は万が一失敗してしまうと非常に危険で、大きなリスクを伴うものです。

本記事では医学部再受験に失敗した場合どうなるのか、末路が悲惨にならないためにどうしたらいいのかについて整理しています。



医学部再受験に挑戦する人達ってどんな人だろう


医学部再受験に挑戦する人たちは、当然、最終的には医師になりたいと考える人達ですよね。

この「医学部再受験組」は大きく分けて以下の二つのパターンの人たちに分けられます。
  1. もともと医学部を志望していたけれども、受験で失敗し別の大学に進学した人たち

  2. もともと医学部や医師に興味はなかったけれど、大人になってから何らかのきっかけで医学に興味を持った人たち

いずれのパターンにおいても医学部再受験は容易ではありません。

高校卒業と同時に、医学部を受験する人たちと比べて、「医学部再受験組」は失敗した時のリスクが非常に大きいです。

なぜなら、高校卒業時から、年月が経っており、すでに新しい立場や環境を築いているひとたちだから。

それを失ったり、変化が起こることはリスクでしかありません。

医学部再受験に失敗した結果、人生に大きなダメージを与え、末路が悲惨になってしまう人たちもいるのです。

医学部再受験では失敗したらどうなる?リスク管理を徹底しよう


医学部再受験組が失敗してしまったら、どうなってしまうのでしょう。

医学部再受験失敗の代償は、どういった立場で再受験に挑戦したかによって大きく異なります。

リスクが最小限にとどまるケースもあれば、反対に立場によっては全てを失って、人生の道を踏み外してしまうことになるでしょう。

そのため、仮に再受験に失敗した場合に備えて、「立場に合わせたリスク管理」をすることが必要になってきます。

医学部再受験失敗でも末路が悲惨にならないような対策をケースごとに見ていこう


それでは、ここから不幸にも医学部再受験に失敗した場合でも、ダメージを最小限に留め、末路が悲惨にならないためのポイントを整理して行きます。

すでに前項で書いたとおり、リスクの大きさと管理方法は、「再受験を志す時の立場や環境」によって異なります。

そのため、それぞれのケースごとにまとめていきましょう。

独身・社会人で医学部再受験に挑む場合

すでに大学や高校を卒業後、社会人として働き一定の収入がある場合です。

この時、もしも独身で、養うべき家族がいない場合には「医学部再受験」に伴うリスクはそれほど大きくはありません。

考慮すべきポイントとしては、医学部再受験への挑戦中の浪人期間と、合格した場合の学生期間中の生活費の確保です。

独身の場合、学費を除けば、自分一人が食べていけるだけの蓄えがあれば十分ですよね。
そのため、必要な貯蓄額は最低限で済むはずです。

加えて、仮に医学部再受験に何年か挑戦した後、断念した場合には再度就職活動をする必要があります。

もしも年齢的に若かったり、何か特殊な資格を既に有しているのであれば、再就職は比較的容易かもしれません。

これらのリスクをカバーできるような対策があれば末路が悲惨になることはないでしょう。


既婚・社会人で医学部再受験に挑む場合

同じ社会人でも、すでに既婚で妻や子供がいる場合には、医学部再受験のリスクとハードルはぐんと高くなります。

自分が大黒柱として、家計を支えている場合はなおさらです。

医学部再受験に伴う無収入の期間に、家族を養うだけの十分な貯蓄をすることが必要ですが、これは簡単なことではありません。

よほどの資産家でもなければ到底無理な話でしょう。

経済的な問題というのは、最悪の場合家庭が崩壊して、家族がバラバラになってしまう要因にもなります。

このケースで、唯一リスクを管理する方法があるとすれば、医学部再受験中の経済的なサポートを全て配偶者に頼ることです。

その点において、家族の理解が十分にあれば医学部再受験は可能かもしれません。

ただし、仮に失敗した場合には家族の信頼を失うことになりますが。



独身・学生で医学部再受験に挑む場合

現在独身の学生で、改めて医学部を受け直すというパターンもよくあります。

このパターンの医学部再受験では、基本的にはご両親の同意と自身の覚悟があればそれほど大きなリスクは伴いません。

ただし、再受験に失敗した場合には、ただの年を取った、職歴が無い、高卒の人間になってしまいます。

医学部再受験に失敗すると、元々いた学部を卒業しておいた方がはるかによかった、と後悔するでしょう。

もしも可能であれば、仮面浪人という形式をとって、医学部再受験に失敗した場合もそのままの立場を維持するのがベストです。

既婚・学生で医学部再受験に挑む場合

まれに学生時代に学生結婚をしているカップルがいます。

授かり婚だったりもしますよね。

このパターンで医学部再受験に挑む事ははっきり言ってお勧めしません。

というのも、学生結婚をして、さらに子供がいる、あるいはもうすぐ子供が生まれる、という状況であるならば、「1日も早く社会に出て仕事をして収入を得る」ことが求められているはずだからです。

医学部再受験に挑んでいる余裕などないはずです。

自分の立場をわきまえましょう。

家族の理解を得て…というようなレベルではありません。

結婚相手だけではなく、そのご両親にも愛想をつかれてしまうでしょう。

非常にややこしい事態になって、自分のメンタルもやられてしまうことは間違いないです。

どうしてもこのパターンで、医学部を諦められない場合には、結婚を解消・離婚して人生をクリーンにした後で挑戦するべきです。

独身・ニートで医学部再受験に挑む場合

現在独身で、ニートの場合に、医学部再受験に挑むのであれば何ら問題ありません。
ニートやってるよりもはるかにましだからです。

失うものは何もありませんから、今すぐ参考書を開いて受験勉強を始めましょう。

ただし、年齢的に四十歳超えてしまっているとかいう状況であれば、そもそもニートをしていることを問題視しましょうね。

既婚・ニートで医学部再受験に挑む場合

もしも既婚者で、家庭があるニートが、医学部再受験に挑戦したい場合はどうでしょう。

ニートよりもましなので、個人的には悪くないとは思いますが、その前に家族から「さっさと働けよ」って言われると思います。

よほど優秀で、医学部再受験の成功の可能性が高い場合を除いて、安易に挑戦するべきではありません。

医学部再受験での失敗のリスク管理がどうとか言う以前の問題です。



医学部再受験の「成功」後のことも考えよう

医学部再受験に失敗した場合のリスク管理について述べていますが、医学部再受験に成功した場合のことも考えておかなければなりません。

基本的に医学部再受験のパターンは次の二つです。

  1. 通常の受験生と同じ一般入試を受けて大学の1年生から入学する
  2. 編入試験を受けて大学の途中の学年から編入する

いずれのパターンにおいても、入学後医師になるまでに少なくとも4~5年程度は必要です。

その間の生活費や勉強時間の確保をどうするか、についてはよく考えておかなければなりません。

子供がいる家庭を持っている場合は、金銭的にも時間的な面でも、配偶者に頼り切ってしまう状態が数年間続くのです。

しかも無収入。

そのため勉強だけではなく、家庭とのバランスも良く考慮しなければいけません。

「医学部再受験」は医師になるための大きなチャンスであると同時に、失敗すれば末路が悲惨になるリスクを抱えた両刃の剣であることを理解しておいてくださいね。

それでは、医学部再受験は自己責任で。

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