私立の医学部ってずるいよな。貧乏だと受験すらできないのに


近年では将来、医者になりたくて学部を志望する受験生が非常に多いです。
その反面、医学部はその難易度の高さで有名ですよね。

日本国内に医学部は、約80校ありますがそのうちの約50校が国公立大学、残りの約30校が私立大学です。

国公立と私立を比較した際、医学部は私立の方が若干入試難易度が低い傾向にあります。

しかし一方で、受験にかかる費用や入学後の学費をはじめとしたコストを比較した場合、国公立大学医学部の場合は6年間で数百万円で済むのに対し、私立大学医学部では数千万単位の費用がかかります。

この数千万円という単位の費用、普通の家庭や貧乏な家庭の出身の学生に払える額ではありません。

すなわち、「裕福でお金のある家庭の子供」であれば、医師になるために、より難易度の低い私立大学の医学部に行くという選択肢が与えられているのが実情です。

貧乏な家庭の出身の学生からしてみれば、これって率直に「ずるい」って思いますよね。

裕福な家庭の子は、難易度の低い私立の大学の医学部に行けるんです。

貧乏な家庭の子供よりも、少ない努力で医者になれるなんて、ずるいってことです。

なんなら、後述しますが貧乏な家の子供だと、たとえ成績が良くても医学部の受験すらできないのにです。

本記事では、このように、医学部受験において、経済格差によって生じる、受験格差について述べていきます。
私立大学の医学部に行けることが、いかに恵まれているのか。
私立大学の医学部という選択肢を与えられていることが、いかに「ずるい」ことなのかについて整理解説しています。

世の中公平ではありません。
ずるい人ばっかりです。



【ブログランキング参加中】
にほんブログ村 (別タブで開きます)
にほんブログ村 にほんブログ村

人気ブログランキング(別タブで開きます)


私立医学部の学費は貧乏人にはとても払えない

私立大学の場合医学部の学費は非常に高額です。

6年間の在学中に必要な学費は、ごくごく平均的な世帯収入の一般家庭や、それよりも収入の少ない貧しい家庭では捻出することは極めて困難です。

学生時代に大量のアルバイトをし、さらに奨学金をかなりの額借りたとしても難しい状況ですね。

それぐらい金がかかるのが私立大学の医学部です。

一方で、代々医者の家系であったり、大手一流企業の管理職クラスぐらいの両親を持つ学生であれば、アルバイトや奨学金によるサポートなしに、私立大学の医学部に進学することができるのです。

つまり、貧乏な家庭の学生が医師を志した場合、超難関と言われている国公立大学の医学部に合格するしか選択肢はありません。

もしも、家が裕福であれば、国公立大学の医学部に加えて、日本国内に多数存在する私立大学医学部への進学も視野に入れることができるのです。

これはずるい、ずるい世界です。
このずるさが生じるのは、医学部のように国公立大学と私立大学に、著しい学費格差があることに起因します。

他の学部ではこうではありません。

比較的学費が高額といわれる薬学部でも、6年間の学費の差額は国公立と私立で最大でも1000万円弱です。

私立大学医学部の受験は比較的簡単なのでずるい

貧乏な家庭と裕福な家庭で「進学する大学の選択肢が異なる」だけなら、大きな問題ではないかもしれません。

ここで問題なのは、同じ医学部の中でも国公立大学の医学部と私立大学の医学部で難易度が異なるということです。

ただでさえ厳しい医学部受験の世界で、これはきついです。

当然、より学費が安い国公立大学の方が、私立大学の医学部と比べて難易度が高くなります。

同じ勉強をするなら、学費は安い方がいいですからね。
そのため、国公立大学の医学部の方が、競争倍率が高くなるのは理解できます。

しかし、ここで問題は、結果的に裕福な家庭であれば医学部受験が楽になるのというです。

たまたま、裕福な家庭に生まれた学生は少しだけ難易度の低い私立大学の医学部に進学できて、「ずるい」ということになります。

受験勉強がそれだけ楽です。

せめて、金持ちは国公立大学の医学部は受験しないでくれ!
国公立大学は、貧乏学生のために席を譲ってくれ!
って叫びたくなりますよね。

でも、そうはいかないみたいです。
ずるいことに、お金持ちの学生は、国公立大学も私立大学も両方受験します。



私立大学医学部を「滑り止め」にできるお金持ちはずるい


家が裕福でない場合、私立大学の医学部が選択肢にないことになります。
その結果、、もう一つの大きなディスアドバンテージが生まれます。

受験を経験した人だと分かると思いますが、国公立大学の場合、全ての大学で同じ日に受験が行われますよね。

そのため、第一志望が国公立大学であった場合、国公立大学と別の日に受験が実施される私立大学を滑り止めとして受験するというのが一般的です。

しかし医学部志望で、家が裕福でない場合、私立大学医学部という選択肢がそもそもありません。

そのため、「滑り止めなしの、国公立大学医学部一本勝負」となってしまうのです。
滑り止めの私立大学医学部に、たとえ合格したところで進学ができないからです。

さらに、どうしても浪人ができない事情がある場合(浪人をする経済的余裕もない等)、医学部以外の、学費の安い学部にランクを落として、滑り止め受験をするしかありません。

ずるいが極まって、かなしいです。

医者になるのに国公立大学の医学部に合格する学力は必要ないという事実。結局私立医学部はずるい。

家が裕福でない、貧乏な家庭の場合、必死で努力をして国公立大学の医学部に合格するしかありません。

しかし国公立大学の医学部は超難関で、近年では東大や京大に匹敵するといわれています。

こんな厳しい受験をくぐり抜けて国公立大学の医学部に合格できた学生は、非常に高い学力をみにつけています。
しかし、そこまで勉強する必要は果たしてあるのでしょうか?

医師になる場合、医学部を卒業した後に医師国家試験を受験して合格する必要があります。

この医師国家試験の合格率を見てみると、おおよそ毎年90%程度の合格率となっています。
そして、驚くべきことに、大学受験難易度が非常に高かった国公立大学医学部と、比較的大学受験難易度が低かった私立大学の医学部を比較した場合に、この「医師国家試験の合格率」には大差がないのです。

つまり、医師国家試験に合格するために必要な頭脳は、私立大学医学部の受験合格レベルで十分だということです。

現在の国公立大学医学部の受験難易度は、医師国家試験の難易度に対して必要以上に激化して、難しくなっているといえます。

家が貧乏だと、私立大学医学部には行けず、必要以上に激化した国公立大学医学部の受験戦争に勝ち抜かなければならないのです。

この境遇の格差、ずるい話ですよね。



医者志望でも貧乏だと医学部受験すらできない

医学部志望でも、家が貧乏だと私立大学医学部どころか、国公立大学を含めた医学部そのものの受験を断念しなければならないこともあります。

上で述べたように、家が貧乏だと私立大学医学部を滑り止めにすることができません。

さらに一般的に、家が裕福でない場合大学受験のための浪人をすることも難しいケースが多々あるのです。

非常に難関な国公立大学医学部に一発で合格する十分な学力がない学生の場合、国公立大学の医学部の受験すら断念して、国公立大学の他学部に志望を変更することを余儀なくされてしまいます。

国公立大学の薬学部や看護学部に、現役で合格をした学生の中には、家が貧乏だったため国公立大学医学部を断念せざるを得なかった人もたくさんいることでしょう。

私立医学部組のずるいこと、ずるいこと…

私立の医学部ってずるい。貧乏だと受験すらできないのに:まとめ

以下本記事をまとめておきます。
  • 私立大学医学部の難易度は国公立大学医学部の難易度よりも低い
  • 私立大学医学部の学費は家が貧乏だととても払えるようなものではない
  • 私立大学医学部の学費が高額であるため家が貧乏だと医学部受験の滑り止め先がない
  • 家が貧乏な学生は国公立大学医学部と言う必要以上に難関なハードルを越えなければならない
  • そもそも家が貧乏だと国公立大学医学部の受験すら断念しなければならないというのに

私立大学医学部に進学できるほど裕福な家庭の学生は、こんなにもずるいんだ。
なんとかならんのか。

では。




あわせて読みたい

私立医学部に通うのに親の年収いくら必要なんだ!医者になりたい、金がない
医学部で簡単なところは?国立なのに簡単に入れる、入りやすい=後で困る?
医学部受験諦める時、多浪生が考えるポイント

よろしければtwitterフォローお願います