新入社員放置で「やることない」は大問題!原因と対策、やることリスト

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新入社員が放置され、まともに指導や教育も無く、仕事もない「やることない」という、会社・職場での問題について書いていきます。

新しい職場で働くということは大変なことです。

新卒の新入社員であれ、中途採用の新入社員であれ、今までと異なる環境で活躍するためには、初めは研修やトレーニング、そして具体的な業務指示がないと何をして良いかわからないのが当たりまえ。

もしこの「新入社員」の段階でトレーニングやその後の業務指示がないと「やることない」という状態になってしまうのですが、こういった「新入社員放置」をしている職場は意外と多く、放置された新入社員の側としては悩みの種となります。

また、この「新入社員放置でやることない」という状況ですが、実は、こういった事をしている会社、職場にとっても大きなデメリットとなります。

ぶっちゃけ、新入社員を放置している会社はろくなもんじゃないですし、上司が新入社員を放置していてなんの対策もしていなければ相当な無能上司と言えるでしょう。

そこで本記事では、「新入社員放置でやることない」事象について、その問題点や背景を整理、解説していきます。

また、「新入社員放置でやることない」事象が起きてしまう原因や、当事者になった場合の対策、「やることない」期間にやるべきことについても考察していきます。

本記事が以下のような方の参考になれば幸いです。

・新入社員として新しい職場に来たが、ろくな指示もなく、放置されていてやることがない。

・新入社員で放置されてる真っ只中だが、これはパワハラ?冷遇されている?と不安

・新入社員だが、研修からずっと放置されていて、やることない、暇すぎて辛い

・新入社員で、「やることないなら勉強しろ」と言われたが何をすればよいかわからない・・・これは自分がが悪いのか?と困惑中

・職場の上司が新入社員を放置していて、そのうち退職するのではないかと心配している

・会社が新入社員の放置を「OJT」と勘違いしていることに危機感を感じる



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新入社員が放置される、やることない。:これってパワハラ?冷遇ですか?


冒頭でも書いたように、新入社員を放置して「やることない」状況にしてしまっている会社や職場は多いです。

まー、業態や業務の波によっては、新入社員が入社して初めの数日や数週間、どうしても相手できない、という時間が少しくらいあるのは仕方がないですが、人事の研修・説明が終わったとたん、だれもケアせずに、完全放置されたら新入社員はどうして良いわかりません。

そもそも、新入社員が職場に配属されることはあらかじめわかっているはずのなので、受け入れや初期のトレーニング、業務を覚えてもらうためにどういったプログラムを組むべきか、といったことを考えたり準備することはできるはずですから。

こういった状況、上司や先輩にあたる人間は「なんとかなるだろ」とか「そのうち仕事を覚えるだろう」なんて悠長なことを言っていてはいけません。

放置された新入社員本人は、「何か試されているのだろうか?」とか「あまり歓迎されていないのだろうか?」と不安になったり、「嫌がらせやパワハラを受けているかもしれない」「新入りだからと冷遇されているのだろうか」とさえ考え込んでしまうこともあります。

新入社員放置「やることない」問題はテレワーク、リモートワークで頻発


近年、リモートワーク・テレワークを導入している企業、職場も増えていますが、こういった職場での「新入社員放置でやることない」問題は特に注意が必要です。

放置された新入社員は、業務指示をもらえないだけでなく、周囲の同僚や上司から自分の存在を「認識されている」かどうかすら不安になるものです。

また、自身の「やることない状態」を、だれにも直接目視で確認してもらえないわけですよ。

新入社員に指示をだしたりケアをせずに放置している上司や先輩の側も、「新入社員を放置している」ことに対する罪悪感を忘れてしまいます。

新入社員放置が一年間・・・というケースも


なかには、新入社員として職場に配属されたものの、ほとんど仕事らしい仕事も与えられずに一年間が過ぎてしまった・・・という人も。

考えようによっては、仕事をせずに一年間お給料をもらい続けてラッキーと思うかもしれませんが、そうでもありません。

決して望んだわけでもないのに、「入社以来まともに仕事してない人」としてのレッテルを貼られてしまいますし、実際、職場での仕事のやりかたなんか全く理解できていません。

一年間放置されると、後輩の新入社員が入ってきて仕事を覚えられてしまうと、さらに立場は悪くなるでしょう。

いまさら、「業務指示をください」とか「仕事を教えて下さい」なんて言えるはずもなく、職場のお荷物と化して、居場所を失い、近い将来、退職勧奨でもうけてしまうかもしれません。

新入社員放置=やることない、辛い←あたりまえ。最終的には退職も


新入社員は放置されてやることない、となると、はじめは楽ちんかもしれませんが、だんだんと辛くなってきます。

特に、やる気のある、能力の高い人ほど、現場での不安や不信感を募らせます。

そりゃ、楽して給料がもらえる状況ともいえますが、このまま定年までずっと安泰・・・というわけでもないことくらい想像がつきますからね。

放置されてやることないとなると、仕事に必要なスキルをつけたり、成果を出してキャリアを積んでいくこともできないわけですから、焦りもでてきます。

また、やることない=仕事で成果を出せないわけですから、そのうち上司に悪い評価を付けらり、怒られたりといった良くない未来が想像できて辛いのです。

最終的には、放置されてやることない新入社員は、職場に見切りをつけて退職してしまうことも多々あります。


新入社員放置を「OJT]「研修の一部」「勉強しろ」で片付ける会社はクソです


新入社員放置の状況を、堂々と「研修の一部」とか「OJT」とか言っている会社、職場が時々あります。

具体的な例としては、

「研修の一部」であれば「自分で現場を見て、目で見て学ぶ期間」「先輩たちの動きをみて手伝えることを、自主的に見つける訓練」と言ってみたり、

「OJT」として特定の社員に貼り付けつつ、その社員は何も指示をしない(あるいはコピーやシュレッダー、掃除といった雑用しか与えない)、など。

あるいは、やることない新入社員に、「ひまなら勉強しろ」とだけ伝えるケース。

業務経験もほとんどない状況で「勉強しろ」と言われても、何をどう勉強すれば良いのかわからないですよね。

それなのに、新入社員が手に余るのか、深く考えずに、OJT]「研修の一部」「勉強しろ」で片付ける会社があるわけですから、こういった会社・職場は間違いなくクソでしょう。

多分、日々の業務すべてにおいて深く考えずにすすめる社風なのだと思います。


新入社員放置で「やることない」のは会社にとっては損失でしかない


そもそも、会社はせっかく採用した新入社員を放置して「やることない」状況に置くことで、大きな損失となっていることに気づかなくてはなりません。

新入社員の採用にともなう、宣伝や選考活動、入社にともなう事務手続きや人事研修などに多大のコストをかけておきながら、現場で積極的に戦力として活用しない、育成しないわけですからね。

お金を平気でドブに捨てているようなものでしょう。

どんな人材であれ、新入社員として迎え入れている時点で、先行投資をしているわけですから、少なくともその初期投資を回収するのは最低限のミッションとなります。

新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因


新入社員を放置することは会社にとって大きなデメリットで、あきらかな損失、先行投資を回収できないという状況になります。

それにもかかわらず、現場に配属された新入社員を放置してしまい、「やることない」状態にしてしまうのはなぜでしょう。

ここでは、新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因、背景について書いておきます。

いきなり結論を書くと、下記のような事情が「新入社員放置、やることない」問題の根本原因となります。

・新入社員育成を業務として行っても評価されない

・新入社員教育のノウハウがない

・通常業務が忙しくて手一杯

・頭が悪くて人にものを教えられない

・そもそもパワハラ、冷遇(気に入らない)の一環として新入社員放置をしている

・めんどくさい.「習うより慣れろ」という誰が言ったかわからない迷言にすがっている

それぞれ、簡単に説明していきます。


新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:新入社員育成を業務として行っても評価されない


新入社員を放置してしまう職場で多いのが、同僚や先輩が新人のケアをしない、教育に乗り気でない、というケースです。

こういった職場では、「新人を育てる」ことを業務としてとらえる意識が低く、根底には、新人の育成を行っても成果として認められずらい、評価につながらない、とう事情があったりします。

新入社員の相手をするより目の前の担当業務をこなした方が評価につながる、もっとひどいと、新入社員の教育をしているとサボっていると思われる・・・なんて職場では、新入社員は放置されるに決まっています。

新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:新入社員教育のノウハウがない


伝統的に新入社員は放置し勝手に育つのを待つ、あるいは新入社員の受け入れそのものが数年ぶり、10数年ぶり、なんて職場では、そもそも「新入社員教育のノウハウ」がありません。

こういったケースだと、上司も同僚も、新入社員とどのように仕事でかかわったら良いのか、どうやって仕事を指導すればよいのかわからず、ただただ放置するしかないのです。

新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:通常業務が忙しくて手一杯


新入社員放置は良くない、「やることない」状況を解消したい・・・と誰もが思っているにも関わらず、目の前の通常業務が忙しすぎて、新入社員の教育にリソースを割けないという状況に陥っている職場もあります。

一時的な繁忙期にどうしても新入社員を放置してしまう・・・というくらいなら大丈夫ですが、通年等して慢性的な人手不足だと、永久に新入社員にかまうことはできませんよね。

とはいえ、このような忙しい職場のなかには、右も左もわからないまま新入社員を実践投入して、現場で強引に育てるという戦略が上手くいっているケースもあるようですが。


新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:頭が悪くて人にものを教えられない


何事においても、「知識の乏しい他人に物を教える」ことは簡単なことではありません。

会社で新入社員に仕事を教えるためには、特定の業務を遂行する知識やスキルに加えて、それを言語化して新入社員に伝えつつ、理解度や習熟度に合わせて継続的・連続的に指導をしていく必要があります。

つまり、それなりに「頭の良い人」が新入社員の指導につかないと、程よいスピードで教育して、程よい難易度の業務を指示することができません。

新入社員に適切に指導ができない頭の悪い人ばかりの職場の場合、 新入社員は放置されがちになりますよ。

新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:そもそもパワハラ、冷遇(気に入らない)の一環として新入社員放置をしている


新入社員が放置されて「やることない」状況になっている職場の中には、組織が意図的にそうしているケースもあります。

何らかの理由で新入社員が気に入らないため、パワハラやある種の「冷遇」の一環として、あえて業務を教えない、指示を与えない、というものです。

もともと、よそ者を受け付けない風土の職場であったり、体育会系のカラーが異常に濃い、組織全体が重い人間関係の問題を抱えているなどの背景があります。

新入社員放置を会社・職場がしてしまう原因:めんどくさい。「習うより慣れろ」という誰が言ったかわからない迷言にすがっている


そもそも新入社員の相手をするのはめんどくさいもんです。

放置してOKなら放置したいですよそりゃ。

自分が仕事している姿を、ちょろちょとっと見せて、あとは「習うより慣れろだ」なんて誰かがどこかでいった迷言でも持ち出して済むならそうします。

放置された新入社員が「やることない」って言ってきたら、「今時の若者は自主的に動けない」とか適当に憤ったふりでもしてりゃいいんだから楽なもんです。


新入社員を放置する上司は無能です


ここまで書いたように、いろいろな事情や背景があるにせよ、せっかく採用した新入社員を放置して「やることない」なんて状況に置いているのは組織にとって大損失です。

新入社員を放置してはいけません。

この問題について、やはり最も責任が重いのは直属の上司です。

新入社員にどういった教育やどのような難易度の業務が必要か、どれくらいの業務指示をするべきなのかを判断するのは直属の上司だからです。

また、新入社員の教育や指示を積極的に行った「教育係」を正しく評価するのも上司です。

忙しすぎる職場であっても、リソース管理をきっちり行って、新人教育ができる環境を整えるのも上司の責任です。

それなのに、考えることを放棄し、新入社員を放置しているとすればその上司は無能ですよね。

新入社員放置で「やることない」問題の対策、やることリスト


本記事にたどりついた人の中には、実際に新入社員で放置されて、今まさに「やることない」という状況に陥っている人もいるかと思います。

こういった場合、どのような対策・行動を取るべきかですが、ざっくりと挙げると以下のようなものがあります。

・上司や同僚と密なコミュニケーション(心折れずに、やる気をアピール)

・やることない、とはっきり明言

・仕事を選ばず雑用を積極的にこなす

・ポジティブに受け入れて開き直る

・転職活動する

・副業する(特にリモートなら有利)

・(本当に)勉強する(資格、仕事で使えるエクセルマクロなど)


上司や同僚と密なコミュニケーション(心折れずに、やる気をアピール)


新入社員なのに放置されてやることないと、辛くて不安だし、上司や同僚への不信感もでてくるかと思います。

自分は必要とされていないのだろうか・・・、こんなはずじゃなかった・・・と思えて来るかもしれませんが心を折ること無く、上司や同僚とのコミュニケーションを絶やさないようにして、決して孤立してはいけません。

やる気があることのアピールもしつつ、「やることない」ことに対する不満はあまり出さないように。

ポジティブな姿勢で、明るくチーム内で振る舞うことで、段々とかまってもらえるようになるはずです。

やることない、とはっきり明言


上司や、もしいるならば教育指導係の同僚に、「やることがない」とはっきり明言するのも一つの方法です。

というのも、職場の状況によっては、上司や同僚は、新入社員が「やることない」「暇」ということに純粋に気づいていない場合もあるからです。

新入社員である自分が放置されてやることない状況であることを、きっちり認識して、必要なアクションをとってもらいましょう。

仕事を選ばず、雑用を積極的にこなす


業務指示がなくて「やることない」なら、社内の雑用を積極的にこなすのも効果的です。

具体的には掃除や、ごみ捨て、備品の発注など。

これは、雑用係になれ、という意味ではなく、間接的に「他にやることない」という状況を知らせることにもなるからです。

ただし、職場によっては、こういった「雑用」をして仕事をしたふりをしている社員がすでに存在している場合もありますので、「縄張り」に注意が必要。

ポジティブに受け入れて開き直る


いっそのこと、「やることない」状況を受け入れて開き直り、楽しむのもありだと思います。

人生は長く、そして、決して仕事が人生の中心ではありまえん。

忙しい時期もあれば、放置されて「やることない」時期だってあるのです。

職場でやることないなら、さっさと定時で帰宅して、余った時間を楽しんではどうでしょう。

転職活動する


新入社員で放置されている人に言うのもなんですが、「転職活動」をやってみても良いかもしれません。

前述したように、そもそも新入社員を放置している職場は、何らかの問題を抱えている可能性があります。

果たしてそんな職場で長く働いて良いのでしょうか?

まー業務時間中は難しいかと思いますが、さっさと定時で切り上げて、他社の分析を行ったり長期的な自身のキャリアプランを考えてみましょう。


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副業する(特にリモートなら有利)


やることないならいっそのこと、副業でも初めてお小遣い稼ぎをしてしまうのはどうでしょう。

放置されていれば放置されているほど、副業してもバレませんし、リモートワークでの放置ならかなりやりやすいでしょう。

会社のPCは起動してオンラインにしつつ、プライベートのPCで副業ブログを書く・・・なんてことも余裕です。

(本当に)勉強する(資格、仕事で使えるエクセルマクロなど)


放置されている新入社員が「やることない」というと、「じゃあ勉強でもしてて」と言われることはよくあることです。

仕事も覚えていないのになにを勉強すればいいの?と思うかもしれませんが、たとえば一般的なPCでの事務作業に使えるスキルは意外と多いものです。

オフィスソフトの使い方、特にエクセルのマクロなんかは使えると便利です。

こういった勉強は業務中にやってもOKな場合が多いので、本を片手に勉強すればあっという間に時間は過ぎていきます。

もし業務上必要な資格や知識がある程度わかっているなら、関連する書籍を購入して勉強することもできるでしょう。

    

新入社員放置で「やることない」は大問題!原因と対策、やることリスト【まとめ】


以上、新入社員が放置されて「やることない」問題について整理しました。

新入社員としてやる気を持って新しい職場に行ったのに、やることない状況になると辛いもので「歓迎されいないのだろうか」「期待されていないのだろうか」「パワハラや嫌がらせ?」と不安にもなってきますよね。

特に昨今ではリモートワーク・テレワークも導入されており、やることない状況になると、チームから物理的にも遮断されてしまいますから。

初めの数週間くらいは良いとしても、数か月あるいは年単位(一年以上)で放置というケースも。

仕事少なくて給料もらえるからラッキーと思える人もいるかもしれませんが、たいていの人は、スキルの習得ができなかったり、評価が気になって、焦りがでてくるものです。

とはいえ、一方で、会社側にとってもせっかく採用した新入社員を活用しないのは、損失でしかないわけですよ。

なので、ぶっちゃけ、まともな会社なら「新入社員放置でやることない」問題なんて生じません。

新入社員育成を業務として評価しなかったり、慢性的な人手不足であったり、他人に物を教えるレベルの同僚がいなかったりと、何らかの「問題」を抱えている会社ってことも多々ありまして、結構難しい問題だったりします。

本文でも紹介していますが、新入社員で放置されて、「やることない」という状況に、実際に身を置いている人へのアドバイス、対策があるとしてはこんな感じになります↓。


・上司や同僚と密なコミュニケーション(心折れずに、やる気をアピール)

・やることない、とはっきり明言

・仕事を選ばず雑用を積極的にこなす

・ポジティブに受け入れて開き直る

・転職活動する

・副業する(特にリモートなら有利)

・(本当に)勉強する(資格、仕事で使えるエクセルマクロなど)

本記事が、参考になれば幸いです。

それじゃあ今回はこれ位にしておきます

では。



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