歯科助手・歯科衛生士は歯並び悪い、歯が汚いとNG?

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歯科助手や歯科衛生士の仕事に興味があるものの「歯並びが悪い」「歯が汚い」ために、不安になっている人が時々います。

歯並びが悪くても、歯が汚くても歯科助手や歯科衛生士として採用されたり、働くことはできるのか、といった不安です。

具体的には下記にような感じ。

・歯科助手や歯科衛生士の募集に応募しても、応募者の歯が汚かったり、歯並びが悪いと、落とされてしまうのではないか?

・歯並びが悪い、虫歯の多いスタッフが働く歯科医院だと、患者の印象が悪くなるのではないか?

・他のスタッフは歯のメンテナンスをきちんとしていて、自分だけが歯並びが悪い・歯が汚いと浮いてしまうのではないか?

「歯科医院で働く=歯の周辺のメンテナンスはきっちりやるべき」といったイメージがあるのですね。

歯科助手や歯科衛生士なのに歯並びが悪いのを放置していたり、黄ばんだ歯だったら、歯科医院の院長におこられてしまうかも、とか想像してしまいます。

いきなり結論を言ってしまうと、歯科助手や歯科衛生士が「歯並びが悪い」「歯が汚い」「虫歯が多い」といった理由で採用面や仕事上、大きく不利になることはありません。

歯科助手や歯科衛生士として働きたければ気にせずに応募したらいいのです。

ざっくりと理由を挙げると、

・歯科助手や歯科衛生士は業務中にマスクをしているのでわからない

・実際、歯科助手や歯科衛生士、歯科医師は歯が綺麗な人ばかりではない

・歯並びや歯の白さよりも、清潔感、明るい印象、対人スキルの方が重要

・そもそも歯なんか、そのうち治療すれば済む(勤務先の割引があるケースも)

といったところです。

とはいえ、あまりにもひどい状態(前歯が数本無い、欠けている。歯肉の炎症がひどい)を放置しているようではさすがに印象がわるそうですが。

本記事では、こういった、歯科医院で歯科助手や歯科衛生士として働くことを検討している人の「歯並び」「歯の状態」に関する不安や疑問点について整理しておきます。

歯科助手や歯科衛生士志望だけど、歯並びや歯の状態に自信のないひと(歯並びが悪い、歯が汚い、虫歯が多い)の参考になれば幸いです。


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歯科助手・歯科衛生士は歯並びが悪い、歯が汚いと採用されない?


冒頭でも書いたように、歯科助手・歯科衛生士志望だけと、自分の歯の状態に自信がない場合、「採用されない、不利になるんじゃないのか」といった不安を感じる人がいます。

「歯科医院=歯を綺麗にする場所」ですので、そこで働くスタッフの歯の状態がわるい(歯並びが悪い、歯が汚い)とまずんじゃないかと考えるわけです。

わかりやすい例で言うと、ダイエットをうたっているパーソナルトレーニングジムのトレーナーが肥満体系だと説得力がないですよね。

そのトレーナーは上司に怒られるでしょうし、利用者からも馬鹿にされたり、信用を失うでしょう。

歯科医院でも、同じだと考えるのです。

・採用面接で、応募者の歯が汚かったり、歯並びが悪いと、落とされたり、バカにされそう。

・歯並びが悪い、虫歯の多いスタッフが働く歯科医院だと、患者から悪い印象を持たれそう。

・スタッフのなかで、自分だけが歯並びが悪い・歯が汚いと浮いてしまうのかもしれない。

歯並び悪くても、歯が汚くても歯科助手・歯科衛生士になれる、採用されます


上述のような不安を抱える気持ちはわかりますが、ぶっちゃけると、歯並び悪くても、歯が汚くでも歯科助手・歯科衛生士として採用されます。

よほど性格の悪い歯科医師のいる医院でない限り、歯並び悪かったり、歯が汚いからといってバカにされてたり、著しく採用で不利になることはありません。

実際、歯科医院で勤務している歯科助手や歯科衛生士は、皆が皆、美しい歯をしているわけではありません。

そもそも、求人票に「歯並びが悪い人は不可」とか「歯が汚いと不採用」なんて書いたのは見たことがありません。

法的にも、歯科助手は無資格・学歴不問で働けますし、歯科衛生士も国家資格があればいいのです。

それに、仕事中は歯科医院のスタッフはみなマスクをして診療していますからね。
患者から、歯並びや歯の汚さをチェックされる機会はほぼありません。

基本的には、歯並びや、歯のきれいさよりも、歯科助手・歯科衛生士としての業務をこなせるかどうかが大事です。

たとえば、

・テキパキと仕事ができそうか。

・医療機関にふさわしい清潔感があるか。

・対人コミュニケーションスキルに問題はないか。

といったポイントの方が重視されますよ。

歯科助手・歯科衛生士が歯並び悪い、歯が汚いと不利になるケース


「歯並び悪くても、歯が汚くても歯科助手・歯科衛生士への採用にはそれほど不利にはならない」と書きましたが、例外的に注意しないと不利になってしまうケースもあります。

例を挙げると、

・スタッフの歯並び、歯の状態に敏感な歯科医師の経営する歯科医院

・矯正歯科医院

・審美歯科治療をメインで経営している歯科医院

・受付ではマスクをしない歯科医院

といったところで、歯科助手・歯科衛生士として働く場合は、歯並び悪い、歯が汚いと採用で不利になるケースがあります。

スタッフの歯並び、歯の状態に敏感な歯科医師の経営する歯科医院


歯科医師の多くは、たくさんの患者を診察していますのでかなりひどい状態も見慣れている反面、治療すれば改善することも知っています。

だから「歯は綺麗にメンテナンスするべき」という考えが強く、「歯科医院のスタッフは見本となるべし」といった思考の歯科医師が時々いるんですよね。

こういった、歯科医師の経営する歯科医院では、採用時に「歯の状態」が基準となることがあります。

あからさまに確認されることもあれば、実は面接で話している間に見られていたり。

矯正歯科医院


矯正治療を主に行っている「矯正歯科」の場合、ある程度は歯並びが整ったスタッフの方が好ましいでしょう。

矯正歯科はお金が結構かかります。
それにもかかわらず患者がいるのは「矯正した方がいいから」「歯並びが綺麗な方がいいから」です。
あまりにも歯並びが悪い歯科助手や歯科衛生士ばかりだと、説得力がないですよね。

患者が不信に思うのを避けるためにも、それなりに綺麗な歯並びの歯科助手・歯科衛生士が必要です。

例外的に、当該の歯科医院にて「矯正治療中」の歯科助手や歯科衛生士の場合はOKです。

審美歯科治療をメインで経営している歯科医院


最近よく耳にする「審美歯科治療」をメインでやっている歯科医院。

上述の矯正歯科も広義では「審美歯科」の一部ですが、それに加えて、セラミック製の詰め物やかぶせモノ、歯の表面のラミネート加工を行って「美しい歯を手に入れる」ことに特化した治療です。

こういった歯科医院の場合、歯が汚い歯科助手や歯科衛生士だと厳しいかと思います。

受付ではマスクをしない歯科医院


たいていの歯科医院ではマスクをしますが、受付・会計時には担当スタッフがマスクをしない場合もあります。

こういった場合、患者さんは意外と歯科助手さん、歯科衛生士さんの歯や口周りをチェックしているものです。

意図的にチェックするというよりも、患者さん自身が歯の治療中なのでどうしても意識がそちらに向いてしまうのです。

この時、あまりにもひどい口腔内の状況(歯並びがカオス、歯が数本ない、歯の黄ばみがすごいくて汚い、口臭がひどい等)だと引いてしまいますよね。

そのため、受付はマスクをしない歯科医院では、採用時に「最低限の歯のメンテナンス」をしているかどうかを確認されるかもしれません。

歯科助手・歯科衛生士は歯並び悪い、歯が汚いなら治療したほうが無難


以上のように、歯科助手・歯科衛生士の仕事をするにあたり、「歯並びが悪い」「歯が汚い」といったことは基本的には関係ありません。

あまりにもひどい状況でなければ、採用面で不利になることもないでしょう。

ただし、矯正歯科や審美歯科治療を行っている歯科医院の場合は、選考基準にはいっているかもしれません。

とはいえ、もしも「歯並びが悪い」「歯が汚い」と感じている人が、歯科医院で勤務するのであれば、ゆくゆくはある程度の治療をする事をおすすめします。

やはり、医療機関で働くにあたって清潔感は大事ですし、その点において歯や口周辺の印象はとても重要です。

おそらく、無資格・知識なしでできる歯科助手の場合、働きながら様々な歯科治療が存在することを学んでいけるはず。

その過程で、自分もやってみようかな?と感じる場面がでてくるでしょうから。

歯科医院によっては、勤務しているスタッフであれば割引で治療を受けられることもあるはずです。

採用時に特に不利にならなくても、歯科助手・歯科衛生士として長く働くのであれば、治療したほうが無難ですね。

それでは。



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