医療事務の資格は意味ない?必要?取得して有利になる人と意味ある資格

医療事務資格意味ない
医療事務の資格って取得しても意味ないのか、就職で有利になるって聞いてたのにそうじゃないのか?
今回はこういった疑問についての話です。

医療事務の仕事は病院の事務・経理のような仕事ですが、一般的な事務と違って専門的な知識や経験が必要とされています。

医療事務の仕事そのものは、法的には無資格でもできます。
しかし、その専門性から、「資格を持っていたほうが仕事を見つけやすい」と考えて関連資格を取得する人も多いのが特徴。

また、国家資格のような公的な資格が無いため、医療事務に関連した民間資格が多数存在しています。
医療事務の関連資格って現在日本で10以上あるんです。

資格の取得をサポートする学校や通信講座も多く、医療事務のイメージの良い広告なんかもありますよね。

一方で、こんな噂も耳にします。

・医療事務の資格をとっても実際には就職でなかった

・医療事務の資格なんて取得しても意味ない、価値がない

・医療事務の仕事をするのにあたり、資格なんか必要ない・価値がない

・試験が簡単で誰にでもとれるから医療事務の資格は価値が低い

本記事ではこのような「医療事務の資格に意味ないのか」という点について整理しています。

先に結論を言っておくと、医療事務の資格を取得することは意味ない、無意味だ、なんてことはありません。
問題は「医療事務の資格に、どんな意味を求めているか」「どの医療事務の資格を取得するのか」をよく理解してない人が多いということです。

医療事務の資格を取得することを考えている、あるいは、医療事務の仕事につこうと考えている人の参考になれば幸いです。


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医療事務の資格が意味ないわけではない【いきなり結論】


冒頭でも書きましたが、「医療事務の資格なんて取得しても意味ない、価値がない」なんてことはありません。
理由は単純で、医療事務関連の資格を持って入れば「最低限の知識は持っていますよ」という証明になるからです。

医療事務の仕事というのは、専門的な知識と経験が必要です。
そのため全くの素人が採用されてもいきなり戦力になるなんてことはないのです。

一般事務の経験がたとえあっても、診療報酬の計算方法やレセプト作成の手順はわかりませんから。
そもそも医療事務の世界の用語を教えることからスタートで、一人前に育て上げるには大きな労力が必要です。

しかも、多くの病院は経営難だったり、医師や看護師とった「国家資格保有者」に人件費を確保したいために医療事務スタッフといった裏方にコストをかける余裕はありません。

医療事務経験者や医療事務の基礎的な知識のある人材を採用したいというのは、ごくごく普通の流れなのです。

確かに、資格がなくても経験者であれば優遇されるでしょうが、未経験で有資格者と無資格者だったら、有資格者の方がいいに決まっています。

医療事務の仕事に就くのであれば、資格を持っていることで意味があります。


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医療事務の資格が意味ないといわれる理由


「医療事務の資格なんか取っても意味ない」と主張する人たちの根拠は以下のようなものです。

・医療事務の資格をとっても実際には就職でなかった

・試験が簡単で誰にでもとれるから、保有者が多く飽和している

・医療事務の資格は民間資格で、数も多く乱立しており、関係者の評価が低い

・資格取得で得られる知識はごくごく基礎部分のみで、実務との乖離が多い

・せっかく医療事務の資格の勉強で知識を詰め込んでも、数年おきに制度改革で医療報酬の点数計算が変わるので意味がない

・医療事務は経験者優遇で採用されるので、資格を取っても未経験では太刀打ちできない

こういった主張は、ある意味では正しいです。

実際、医療事務の資格を取ったところで、就職市場で顕著に有利になるかというとそうではありません。

無資格でも医療事務として採用されたという人が一定数いるのも事実です。


医療事務資格は意味ないという人達の誤解


でもぶっちゃけ、こういった「医療事務資格は意味ない」派の人たちって、大きな誤解をしています。
医療事務資格に対する前提条件がそもそも異なるのです。

はっきりいって、「医療事務資格=手に職がついて将来安泰の一生もの」と考えて資格取得をするのは間違っています。

きっと関連資格の講座を提供している業者による大げさな広告や啓蒙活動も原因の一つかもしれません。

まるで、「お金を払って講座を受講し、資格試験に合格すれば即、仕事が見つかる」と誤認している人がいるでしょう。
しかし、そんな都合のいい話ではないのです。

すでに書いたように医療事務資格が民間資格。

今の時代、国家資格である「弁護士」「歯科医師」「獣医師」や「薬剤師」だって将来飽和するとか、年収がダウンするといわれて不安視されています。

医療事務関連資格の多くは、大学に行く必要もなく、数か月勉強すれば、独学でも取れます。
こういった類の資格に、そもそも強大な力を期待するのが間違いでしょう。

「医療事務は経験者優遇で採用されるので、資格を取っても未経験では太刀打ちできない」なんていう意見もありますが、これはごくごく当たり前のこと。

ほんの数か月座学をしただけで、何年も実務経験がある人に勝てないのは、医療事務の世界に限った話ではありません。

大きな誤解です。


医療事務の資格の「意味」:有利になる分かれ道


では、医療事務の関連資格に求めるべき「意味」とはどの程度か?という点です。

ざっくりというと、こんな感じ。

・医療事務無資格者よりは有利になる

・医療事務有資格者と同じ土俵に立てる

・就業後にゼロから勉強するよりは楽になる

説明してきます。

医療事務資格があると無資格者よりは有利になる


医療事務の仕事は、国家資格などが必要な、公的な専門職ではありません。
仕事そのものを行うには無資格でも、法的には何ら問題がないのです。

とはいえ、業界未経験者の場合、ある程度基礎を勉強した医療事務の有資格者と 無資格者では、どちらが有利になるでしょうか?

当然、有資格者です。

たとえ未経験者が、座学だけで勉強したとしても、まったく「勉強してない人」よりは、就職市場で有利になります。

医療事務の求人には「経験者限定」「経験者優遇」「未経験OK」といった3種類の条件が記載してることが多いです。

このうち、「経験者限定」と「経験者優遇」の案件では、実務経験のない人はおそらく書類選考で落とされてしまうのが実情。

初心者は「未経験OK」の採用枠を巡って競合するわけですが、この時、医療事務の関連資格を持っていれば無資格者よりも少しだけリードすることができるのです。

医療事務の関連資格は全く無いより、取得しておいたほうがいいです。


医療事務有資格者と同じ土俵に立てる


逆に言うと、医療事務関連資格がないと、それだけで有資格者に後れをとってしまいます。

上述しましたが、医療事務の資格はそれほど難しいものではありません。

業者の啓蒙活動の甲斐もあって、非常に多くの「医療事務関連資格の保有者」がいます。
飽和気味であることも事実。

だからこそ、医療事務の仕事を求職するにあたり、未経験かつ資格すら持っていないのはかなり不利です。
「医療事務有資格者と同じ土俵に立てる」という意味で、資格取得には大きなメリットがあるのです。

医療事務就業後にゼロから勉強するよりは楽になる


医療事務の実務って、ぶっちゃけ結構大変です。

難解な医療用語を理解しないといけないし、診療報酬の点数計算だって簡単ではありません。
レセコンと呼ばれる特殊なPC、ソフトを扱えないといけないしたくさんの患者をさばいていかないとなりません。

未経験、知識・資格なしで業界に飛び込むと、初めはかなり苦労します。
同僚や先輩も忙しいので、付きっ切りで指導してもらえることなんて稀ですよ。

事前に医療事務関連資格の勉強をして知識をつけておけば、未経験からの就業後に、少しでも余裕をもって実務になれていくことができます。

医療事務資格が有利、「意味ある」ものになる分かれ道


未経験者の場合、医療事務の資格をもっている「だけ」で状況が大きく改善されることはありません。
やはり、(無資格でも)経験者の方が優遇されます。

また、資格をもっていてもそのほかのスキルや、人間性といった面も重要です。

・社会人としての常識

・コミュニケーションスキル

・PC関連のスキル

・面接での印象(はきはきと、明るい受け答えができるか)

これらの能力に問題があれば、たとえ医療事務の資格をもっていても、無資格者に劣ってしまうでしょう。

逆に、こういった医療事務に必要なスキルが十分に備わっている人が、さらに資格取得すれば大きな武器になります。


意味のない医療事務資格はない。最も意味のある医療事務資格を取ろう


総じて言うと、医療事務の資格は持っていてもマイナスになる部分はありません。
(資格を保有していることで、変にプライドを持ったり横柄になっていたら別ですが)

たくさんの医療事務関連資格がありますが、「意味ない」というものはありません。

とはいえ、いくつもある医療事務関連資格のなかでも、持っておけばより有利になる、「意味のある」資格というのは存在します。

取得して最も意味のある医療事務関連資格は「診療報酬請求事務能力認定試験」です。

医療事務系の資格の中では、難易度が高い方ですが、それ故に保有者もそれほど多くありません(「実務経験者並みの知識がある」という認定をうけることができます)。

その難易度を含め、業界内でも知名度が高い資格であるため履歴書に記載することもできます。

「意味ない」医療事務資格の取得は嫌だという方は、「診療報酬請求事務能力認定試験」に挑戦するべきですね。

診療報酬請求事務能力認定試験」は、とくに受験資格がないため、参考書を自分で購入して独学で取得することもできますし、通信講座等も提供されています。

通信講座なら、ヒューマンアカデミーの「たのまな」で受講可能。

詳しい情報等も入手できるので興味のある方はこちらから無料で資料がゲットできます↓



ただし大きなコストを医療事務資格にかける意味はない


ここまで書いたように、「医療事務の資格は意味ない」なんてことはありません。

過度な期待をしていると裏切られますが、無資格・未経験で医療事務の職にありつくのは大変です。
せめて資格があれば、すこしでも有利になることは間違いありません。

とはいえ、はっきりいって大きなコスト・費用をかけてまで医療事務資格を取得するのは意味ないと思います。

というのも、医療事務の仕事はそれほど給与が高いものではないからです。

正社員のフルタイムでも平均年収は250~300万円といわれていますし、未経験だとはじめはパートや派遣社員としての採用が大半だと思います。

そのため、できるだけコストをかけずに資格取得をすることがお勧め。

医療事務関連資格の取得コストは、専門学校>通学制の教育講座>通信講座>独学といった感じになっています。

「通信講座」や「独学」であれば少ない費用で資格がとれるので、このどちらかで試験合格を目指すのが得策です。

先ほど紹介した、「診療報酬請求事務能力認定試験」であればamazon等で参考書を買えます。

また、通信講座であればヒューマンアカデミーの「たのまな」で診療報酬請求事務能力認定試験対策講座が受講が可能です。

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ぶっちゃけ、医療事務の資格をとるなら、「診療報酬請求事務能力認定試験」を独学またはヒューマンアカデミーの通信講座の二択でしょうね。

それでは。


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