製薬企業研究職の激務はウソ:マターリ、ホワイトです

 

製薬企業の研究職って聞くと、深夜まで研究室にこもって実験や論文の執筆・調査に没頭しているイメージですよね。

昼夜も土日もない、睡眠時間とプライベートを削る激務。
給料をもらいながら、自分の興味のあることにのめりこむ…そんなイメージにあこがれて、製薬企業の研究職を目指すひともいるでしょう。

大学や、公的な研究機関の研究員であれば、このイメージは当てはまります。
しかし、製薬企業の研究員となると実はちょっと違います。
はっきりいって「超ホワイト、残業なしのマッタリ職場」っていうのはたいていの製薬企業研究職の姿です。
激務とは無縁です。

本記事では、製薬企業研究職の実態と、なぜそんなにホワイトなのか、激務と無縁なのかについて説明しています。


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製薬企業研究職は激務とは無縁

私自身、製薬業界、この職種で10年以上勤務していますが、「激務」の場面に出くわしたことはありません。
残業なんか1年で20時間もありませんし、月末に残業が出そうだと「その仕事は来月の回しましょう」ってことになります。
「今日できることは明日に伸ばすな」ってよく高校の先生が言っていましたが、「明日できることは今日するな」の世界です。

フレックスタイム制をとっている会社も最近では多いと思いますが、朝10時くらいに出社して、18時前に退社する日もあります。
出張や外勤が頻繁にあるわけでもないので、毎日デスクでお菓子食べて、コーヒー飲んで周りの席のひとと実験の話しながら冗談言って談笑しています。

世間一般の「製薬企業の研究職」のイメージ、激務のイメージとは全く違いますよ。
毎日マターリしてます。

製薬企業の研究職を目指す人って、わりとまじめで頑張り屋さんが多いので、新卒で入社してきた子たちはカルチャーショックをうけるかもしれませんね。
それこそ大学院では、朝から夜中まで毎日実験して、まさに「激務」の日々を乗り越えてきたはずですから。

研究職員が激務になると金がかかる

いやいや、もっとがむしゃらに、昼夜問わず研究活動に没頭したいんだ!という人も、時々いますよね。
そういう人は、大学の研究室に残ったり、公的な研究機関に行ったほうがいいと思います。
そっちは激務ですから。

普通の製薬企業ではそれは難しいです。
製薬だと、一応それなりの規模の企業が多いので、労働基準監督署の視線もあるし、人事部の監視もあるのでそんなにブラックな働き方はできません。

それに、研究職って、製薬企業にとってはコスト以外の何者でもないんですよ。
特に新薬メーカーだと、一つの製品について20年以上の開発期間が必要と言われています。
あまりにも無計画に、がむしゃらに仕事されて、20年後の売上のためとはいえ、実験工具や消耗品を使われて、あまりたくさんのお金を、いま使われても困るんです。

社員を激務にさせるにはお金がかかるんです。

きちんと議論を経て、予算をとって、将来芽の出る可能性の少しでも高い業務のみをやっていくことになります。
たくさん実験する人=えらいという構図は大学で終わりです。

製薬企業の中でも比較的激務の業態

研究職員はマターリだと書きましたが、製薬企業の中でも、研究職員がやや激務の業態があります。
新薬メーカーのように製品化まで20年だとマターリになりますが、後発医薬品(ジェネリック医薬品)メーカーや一般用医薬品メーカーでは多少、激務になります。

これらの業態では、研究着手から販売開始まで2~4年程度ですので、駆け足で開発が行われます。
営業からせっつかれて、納期が短縮されうこともあります。
そうなると、連日の残業、休日出勤といった状態もあります。

激務の中で、がむしゃらに働くのが性に合っているひとは、製薬の中でも、後発医薬品(ジェネリック医薬品)メーカーや一般用医薬品メーカーの研究職を目指してもいいですね。

激務ではないがストレスはそれなりにある

ここまで製薬企業研究職が激務でない、マターリのホワイト職種と書きましたが、まったくストレスフリーのお気楽職業というわけではありません。
ストレスがそれなりにあるんです。

製薬企業の研究って単発ではなく、連続性があるものなんです。
今日出た結果をどう解釈するか、によってのちの研究展開がきまったり、他部門の重要な決定の判断材料になったりします。
ときには、工場ので大型投資がきまったりするんです。

結果が間違っていましたとか、判断・考察が間違っていましたでは済まされないような重要な事項に出くわすことがしばしばあります。

そのため、「あの判断は本当に正しかったのだろうか」という思いを何年も持ち続けていることもあり、結構、精神性正常良くないストレスを抱えています。

リーダークラスや、プロジェックとの主要メンバーともなると、そのストレスはかなりのものになります。

これから製薬企業の研究職を目指す学たちは、激務で個人の業績に没頭していた大学院時代とは、異なる価値観・考え方で仕事に向き合うことになります。

では。

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