獣医師になるには高校の偏差値どれくらい必要?

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獣医師になりたい中学生や高校生はたくさんいますが、「獣医師になるには高校時代にどれくらいの偏差値が必要なのか、どれくらい学力が必要なのか?」といった点がよくわからないという人もいるかと思います。

なんとなく「獣医師になるのはたくさん勉強しないといけないみたい・・・」というのはわかっているんですけどね。

特に、日本の場合、人口あたりの獣医師は少なく、割と「レア」なお仕事ですし、新たに獣医師になる人は年間1000人ほどです。

そのため親戚や知り合いに獣医師がいる、という人はあまりいないかと思います。

結論を先に書いておくと、獣医師になるには、まず、大学の6年制の獣医師養成課程の学部・学科を卒業する必要があります。

その後、獣医師国家試験に合格して獣医師になれるわけですが、この6年制の獣医学部(獣医師養成課程)の大学受験難易度はかなり高いです。

ざっくりと、獣医師になりたければ高校の偏差値としては75程度はほしいところ。

今回は、この「獣医師になるには高校の偏差値どれくらい必要?」といった疑問を中心に、獣医師になるために必要な学力や大学受験事情について整理、解説していきます。



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獣医師になるために必要な偏差値・学力:6年制獣医学部に合格することが必要


冒頭で書いたように、獣医師になるためには6年制の獣医師養成課程(大学によっては獣医学部だったり、農学部だったりします)で勉強し、所定の単位を取得する必要があります。

この6年制の獣医師養成課程を設置している大学は日本に17校ほどありますが(記事執筆時点)、ぶっちゃけ、大学の学部の中ではかなり「難しい」「難関」な部類に入ります。

また、定員は1000人ほどとなっており、これは他の理系学部と比べてもかなり少なくなっており、どの大学もかなりの受験競争倍率になります。

この大学受験をクリアできる学力・偏差値が実質、ほぼ、「獣医師になるために必要な偏差値・学力」ということになりますね。

獣医学部(6年制)の大学受験偏差値と難易度


んで、獣医学部(6年制)大学受験偏差値と難易度についてなんですが、これについては別記事でも紹介しているとおり、非常にハードルは高くなっています。


簡単に言うと、同じように「難関学部」とされている薬学部や歯学部よりも難しく、ほぼ、医学部に匹敵するレベルと言えるでしょう。

なんなら私立大学の底辺付近の医学部よりも難しいです。

人間の医者になるよりも、動物の医者になるほうが難しいってどうよ・・・(@_@)

獣医学部の場合、規制が厳しく、なかなか獣医学部の総定員数を増員することができない反面、ペットブームなので動物が好き、動物の医療に興味がある、という学生が増えている事で、競争倍率はかなり高いのです。

また、獣医学部の特徴として、「私立大学も国公立大学も、ほぼ横並びに難しい」というのがあります。

国公立大学の獣医学部・獣医学科で偏差値60台中盤くらいですし、最難関といわれる、北海道大学獣医学部や東京大学農学部(獣医学課程)の大学入試偏差値は60台後半となっています。

比較的簡単かと思われる私立大学系の獣医学部でも偏差値50台後半〜60台中盤となっています。

獣医学部(6年制)で簡単、偏差値の低い大学はない【悲報】


実のところ、こういった特徴は、薬学部や歯学部にはありません。

薬学部や歯学部の場合、地方の私立大学であれば、(学費が高額でもよければ)いくらでも偏差値の低い、「入りやすい」大学があるのです。

一方で、すでに書いたように獣医学部の場合、規制が厳しく、定員が志願者にたいして極端に少ない状態にあるため、「入りやすい・簡単な獣医学部」は存在しません。

地方の不便な場所にある大学や、学費が高額な私立大学の獣医学部にもかなりの数の(優秀な)志願者が集まるわけですね。

だから、獣医師になりたければ、学力をつけて偏差値をあげるしかないのです。

高校の偏差値と大学入試の偏差値は違う


では、高校の偏差値がどれくらいあれば獣医学部に入学できて、獣医師になれるのか?について。

上の項で、獣医学部の「大学の受験偏差値」がおおよそ50台中盤〜60台後半と紹介しました。

現在、高校の偏差値が50くらいの場合、「もう少しがんばればなんとかなる」と感じた人もいるかもしれません。

ところが、ここに落とし穴がありませして。

じつは、高校の偏差値と大学入試の偏差値は、若干異なるのです。

これについては、別記事でも触れていますが、高校の偏差値が50くらいだと、大学入試の偏差値としては40〜45くらいになってしまいます。


これは、偏差値を算出する母集団の違いによるものです。

仮に高校の偏差値50であった場合、すべての高校生の中で真ん中の成績ということになりますよね。

大学受験の偏差値50の場合は、すべての受験生の中での真ん中の成績ということになります。

そして、この「すべての高校生」と「すべての受験生」を比較すると、「すべての受験生」のほうが平均学力が高くなります。

理由は、高校で成績が振るわない人の一部は、そもそも大学受験をしないからです。

そのため「すべての高校生」のなかで、ちょうど真ん中の学力だった「高校偏差値50の学生」は、「すべての受験生」の中では、成績は下位(=偏差値50未満)となります。

おおよそ、高校の偏差値から10くらい差し引いた値が大学受験での偏差値になると考えておきましょう。


獣医師になるには高校の偏差値は75程度はほしいところ


というわけで、獣医師になるためには、大学受験の偏差値50台中盤〜60台後半をクリアするために、高校の偏差値としては、60台中盤〜70台後半が必要になります。

さらに言うと、獣医学部の場合、上述したように、志願者に対して定員が少なく、非常に競争倍率が高いです。

大学受験の偏差値を楽にクリアしていても不合格だった、というケースもざらです。

そのため、安心して6年制の獣医学部に合格できる、という偏差値は、実際のところ、高校の偏差値75程度はほしいところでしょう。

この偏差値は、進学校であっても、トップクラスの成績を取る学力があるというレベルになります。

獣医師をあきらめて「獣医学」を学ぶ道は?


ここまで読んで、「自分には獣医師は無理だ」と諦めるひともいるかもしれません。

もちろん獣医師を諦めるのは自由ですし、実際、獣医師を目指していたけれど6年制の獣医学部が難しすぎるため、4年制の「獣医学」や「畜産学」を学べる学部に志望を変更する人もいます。

動物看護学部や、動物薬学科といった学部を設置している大学が多数あります。

例を挙げておくと、下記のような大学です。

・九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科

・東海大学 農学部 動物科学科

・帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科

こういった学部は偏差値30〜40程度でも入学できますし、競争倍率も高くありません。

卒業後は、畜産関連の企業に就職したり、動物病院の看護士として勤務したりするようです。

ただし、獣医師のような職業に直結する国家資格の取得を目指すものではないため、卒業後には動物を全く関係のない職業に就く人が大多数だったりもします。

まー、「獣医師」の夢を諦めることができるなら、それもありかと。

とはいえ、高校生の段階で「獣医師」の夢を諦めるのは個人的にはもったいないかとおもいます。

6年制獣医学部の場合、すでに書いたように、難易度が高く、2、3年の浪人を経て大学に入学するひとも多数います。

仮に3年浪人を許容するとすれば、高校1年生の4月ならのこり6年、高校3年生の4月でも残り4年も受験勉強に費やすことができます。

偏差値や学力なんて、努力次第で伸びていくはずです。
  
 「獣医師」と「動物看護士」や「畜産関連業」では、動物の命に対する責任や、役割が全く異なりますし、社会的地位や報酬も全然違います。
 
「学力が足りないから、夢をあきらめてしまう」というのは、とても残念な発想です。

一生懸命勉強すればいいのですから。


獣医師になるには高校の偏差値どれくらい必要?【まとめ】


というわけで、まとめておきます。

・獣医師になるには、6年制の獣医師養成課程のある学部・大学に進学できる学力が必要

・6年制の獣医師養成課程の大学受験難易度は高く、最低でも受験偏差値50台中盤〜60台後半は必要

・大学受験偏差値受験偏差値50台中盤〜60台後半は、高校の偏差値としては60台中盤〜70台後半に相当する

・ただし、6年制の獣医師養成課程は競争倍率が非常に高く、高校の偏差値75くらいないと辛い

・獣医師を諦めて、動物看護士や、動物関連の仕事に就くなら、「獣医学」や「畜産学」を学ぶのもあり

・ただし、学力不足で獣医師の夢をあきらめるのはもったいない。浪人覚悟で挑むという選択肢もOK

じゃあ今回はこれ位にしておきます

では。

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