看護助手が仕事きついのは当たり前、医療従事者の最下層だもの


看護助手の仕事ってきついです。
それに給料もそんなにいいわけではない…。

一応医療系の職種、資格だから安定していて、今後高齢化にともなって需要が見込めますが、まー、きついです。

なんで安い給料で働かされているのに、きついんだ!っていう怒りの声が聞こえてきそうです。
でも、看護助手がきついのは仕方のないことです。

それは、医療系職種のヒエラルキーを考えてもらえばわかります。

ヒエラルキーの下層ほど、きついというのは社会の常ですよね。
看護助手は、医療系職種の最下層ヒエラルキーに所属しています。

本記事では、看護助手という仕事、職種がきついこと、そしてなぜきついのかについて、医療系職種の階層構造をもとに説明していきます。

そして、世の中の看護助手さん達にエールを送りたいと思います。






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看護助手の仕事内容:きついのは本当か

病院で行われる医療行為や看護の際の、「患者の身の回りのサポート」および、「看護師の補助的な業務」が看護師の仕事内容です。

これだけでは、看護助手の仕事がきついのかどうかわかりませんよね。

具体的には、医療機具や備品のチェック、食事や排泄(おむつ交換含む)、着替えの介助、病院や器具の消毒、清掃、ベッドシーツの交換など。

直接医療行為を行うことはありませんが、医療機器のチェック、準備や洗浄といった重要な業務を担うことになります。

当然、小さなミスが重大な事故につながることもありますし、立場が上の医師や看護師から怒られたり、理不尽な対応をされることもあるでしょう。

また、規模の大きい病院では業務量も、業務範囲も広くなります。
交代制で休日出勤や夜勤にでることもありますから、体力的にもきつい仕事です。

あとは入院患者や外来患者と接する中で、愚痴を聞いたり、悩みを聞いたり、文句を言われたり、ののしられたりします。

人づきあいが苦手だったり、クレーマーのような患者の対応に慣れていない人にとっては、精神的にもきついでしょう。

特に精神科では、体は元気で、言うことを聞かない患者がたくさんいます。
精神科で看護助手をしていて、患者が暴れたり、暴力をふるわれたというケースも多々あります。

結論:看護助手は間違いなく「きつい」仕事です。

看護助手の年収は?仕事に見合う?

そんな「きつい」看護助手の仕事ですが、お給料がそれなりに良ければ納得ですよね。
看護助手の平均年収をしらべてみると、雇用形態や病院の規模にもよりますが「約270万円」となっています。

医療事務が250万円ほどですので、ほぼ同じかちょっと高いくらいです。
日本人の平均年収が400~450万円ですので、他の職種と比較すると低い部類にはいりますね。

同じ現場で働いている准看護師や正看護師は400~600万円くらいもらっていますから、不公平に感じるかもしれません。

この報酬が仕事内容に見合うかどうかは、個人の価値観にもよりますが、「きついわりに給料安い」という声が大多数のようです。


看護助手は簡単になれる

看護助手になるにはどうすればいいのでしょうか?

実は看護助手は、看護師と異なり、国家資格は必要としません。

基本的な知識を身に着けるための通信講座や、看護助手に必要な知識を持っていることを証明するための民間の資格はあります。

しかし、ルール上、看護助手になるのに特別な国家資格や経験はありません。
極端な話、病院が人手不足で、誰でもいいから雇いたいと思えば、だれでも看護助手として採用されます。

特別な資格も経験もいらない、ということは、人材の供給が容易ということです。

これは就職市場を見た際に、常に雇用主側が有利な「買い手市場」になりやすいというデメリットになります。

「この(安い)賃金でもOKと言って、働いてくれる人募集します~」って感じでも応募があるので、仕事が楽で、待遇の良い条件はなかなか見つからないのです。

看護助手は誰でも簡単になれるということは、看護助手の仕事がきつい、給与に見合わないという要因の一つになっています。


医療系職種のヒエラルキー最下層が看護助手という悲劇

どの組織においても、ある程度の階層構造、ヒエラルキーは存在するものです。

特に医療系の職種については、その多くがそれぞれ「国家資格」という裏付けによってランク付けされていますよね。

しかも、さまざまな国家資格が、同じ病院という一つの組織内で機能しているため、格上の国家資格、格下の国家資格といった差が明確です(ちょっと言い方わるいですがすいません)。

同じ医療系の国家資格でも、医師、薬剤師、看護師など、ざっくりと国家資格の取得難易度と権威、格、そして報酬額がある程度一致しています。

例えば、誰が見ても、医師は最難関の「医師国家試験」に合格した、最上位に位置しています。

そして、医師ほどではないですが高度な専門教育が必要な薬剤師や看護師。

理学療法士、作業療法士、放射線技師が続きます。

彼ら(彼女ら)は、確かな国家資格を持った、いわばエリートです。

一方で、看護助手や調剤補助といった国家資格を持たない職種は、同じ病院や医療施設で働いていても、最下層のヒエラルキーに属してしまうのです。

当然給料は一番安いし、肉体労働的な仕事、雑用的な仕事を任されてしまうので、働いていて肉体的にも、精神的にも「きつい」と感じるでしょうね。

大企業で、社長や役員がゆったりのんびり、会議で頭を使っている(?)一方で、下っ端の平社員や派遣社員が安い給料で忙しく働いているのと同じです

特に、看護助手は、看護師をサポートするということが役割として明確ですから、悪い言い方をすれば、小間使いのような扱いを受けることもあります。

嫌な患者の対応等、そんな役割ばかりになることもあるでしょう。
そして、決して看護師の給与を上回ることはできません。

だって国家資格が無いから。





「きつい」看護助手で終わるな!ヒエラルキー上位を目指せ

個人的には看護助手はそのまま終わるのはもったいないと思います。

特に若い人であれば、看護助手をしながら、ヒエラルキーの上位階層に向かっていく挑戦をしていいんですよ。

実際、看護助手から、准看護師を経て、正看護師になっている人も大勢いますし、それに応じで給与も増えていきます。

仕事内容も、雑用的な仕事だけではなく、もっと患者の治療に主体的に貢献できるようになります。

准看護師の資格の場合、通信教育や、夜間の講座でを取ることもできます。
准看護士になれば働きながら看護師になれます。

薬剤師や医師だといったん仕事を辞めて、大学に行かないといけませんが、看護師なら十分狙えると思います!

まーでも私は看護助手でいいや、お金なんてそんなにたくさん要らないし、とか、いやいやもうすぐ60歳だから、ってひとはそのままでもいいですが。

では。

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