子なしの専業主婦が羨ましい、勝ち組すぎ?:専業主婦vs兼業主婦という単純な構図ではないみたい


専業主婦が兼業主婦と比べて制度面で優遇されすぎている、不公平、ずるいなんて言われています。

一方で、兼業主婦や社会からの痛い視線を浴びている専業主婦にも言い分があります。
専業主婦は子育てで大変なんだ、と。

確かにそういう面があります。

専業主婦は不公平?育児と家事だけで楽してる?あー頼むからバッシングはやめてくれ

でも、じつはこの話は、専業主婦vs兼業主婦については単純な構図でありません。
専業主婦の中で意見、立場が分かれるのです。

子供がいない、いわゆる「子なし専業主婦」と子育て真っただ中の「子あり専業主婦」です。

もちろん、細かく言うと子供がいないことの事情も様々です(妊活中だったり、子供をそもそも持つ気がないなど、センシティブなトピックです)。

でも、子あり専業主婦と子なし専業主婦を、ひとくくりに議論するのは無理があるというのは確かなことです。

子あり専業主婦と子なし専業主婦の違いは、フルタイムの兼業主婦と子あり専業主婦の違いくらい大きいでしょう。

それだけ子育ての負担は大きいのですから。
子なし専業主婦が羨ましい、勝ち組すぎだという人もいます。

本記事では、子なし専業主婦が羨ましいという意見のポイントについて整理しています。





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子なしでも子ありでも専業主婦が優遇されている、羨ましい件

子なし、子ありにかかわらず、「専業主婦」は優遇されている部分があります。
特に、長年話題になっているのが年金保険料です。

会社員で厚生年金に加入している配偶者がいて、その扶養に入っている場合、専業主婦(夫)保険料を支払わなくても、将来老齢基礎年金をもらえるという制度があります(2019年8月時点)。

しかも、会社員である配偶者が支払う厚生年金の保険料は、被扶養者がいようといまいとかわりません。

結果、この制度では、会社員の扶養に入った専業主婦(夫)は、自己負担なしで、老齢基礎年金がもらえるのです。

「将来、年金がもらえるかどうかもわからない」とう不安を国民が抱えている中、夫の扶養に入っていない兼業主婦から、専業主婦に不満が向けられるのもわからんではないです。

自分で働いたお金から年金保険料を支払っている人からみると十分「羨ましい」立場なのでしょう。

政府も、不公平感の是正とワーキングママを後押しして将来的な労働人口不足に備えたい構えですし。

子あり専業主婦の言い分もわかる

一方で、兼業主婦や社会からの痛い視線を浴びている「子あり」専業主婦にも言い分があります。

「子育ては大変なんだ」
「むしろ、ワーキングマザーは平日は子供と離れられて羨ましい」
「子供を保育園で預かるのに、どんだけ税金投入していると思っているんだ。老齢基礎年金分の保険料どころではない」

こういった意見は確かに的を得ていて、兼業主婦が仕事をしている間、誰かが子供の世話をしています。

多くの場合は保育園がこの役目を担っていますが、利用者(共働き世帯)の負担軽減のためにかなりの税金が投入されているのも事実ですね。

利用者の収入によっては、それなりの保育料を納めているようですが、全体としては税金で補われている部分は小さくありません。

しかも、それでも保育士の待遇は非常に劣悪です。

一方、子ありの専業主婦は、年金面で優遇されている代わりに、保育園に子供を預けることはしません(普通はできません)。

自分で子供の世話を1日中、数年間べったりでやるわけです。
バッシングばかりされてもたまったものではないでしょう。
子供が3人、4人となればなおさらです。

「子なし」か「子あり」で専業主婦の負担は異なるのか

次に、同じ専業主婦でも「子あり」の場合と、「子なし」の場合で負担は異なるのか考えてみます。

ただし、子供がいない専業主婦でも、介護や病気療養中、妊活中のケースは個々の事情が異なるので別にしておきます。

イメージとしては、子供を望んでいない、あるいは子供が成人した後の専業主婦で、夫と二人暮らしといったパターンです。

結論として、いわゆる「子なし」専業主婦の負担は、「子あり」と比べると比較にならないくらい小さいと思います。
それは、専業主婦の負担は「子育て」によるものが主だからです。

当然、子育て以外に、家事も行うことを想定しますが、子ありの場合と子なしの場合では、必要な家事の量や負担も全く違います。

極端な話、夫婦だけで子なしの世帯で専業主婦をしていると、掃除やかたずけは各々でやれば済む部分も多いし料理だって特段気を使う必要はありませんよね。

一方で小さい幼児や成長期の子供がいれば、掃除や身の回りのお世話が必要だし、食事にも気を使わないといけません。

専業主婦といえど、やらなければならないタスクの量が飛躍的に増えてしまいます。

子なしの専業主婦で、子育ても、介護も妊活もしていない、心身ともに健康だとしたら、子育てにおわれる専業主婦や、
会社と保育園を忙しく往復する兼業主婦とは次元が違う生活ができるでしょう。

それで、年金保険料も免除、なんてことだったら勝ち組すぎます。

子あり専業主婦からも、専業主婦からも羨ましいといわれますよね、こりゃ。
不公平だと。

ただ、子なしで専業主婦してても、別にルール違反でもなんでもないし、そんな生活してても文句いわれる筋合いはないんですよね。





「子なし専業主婦」と「子あり専業主婦」の社会制度での取り扱い

社会制度上、「子なし専業主婦」と「子あり専業主婦」では扱いに差がありません。

子供がいれば、子供手当などの「子育て支援」の制度の恩恵を受けることはできますが、育児にかかる非常に大きな負担の一部を支してもらえるだけです。

フランスのように、子供数に応じて所得税が多く減額されるといった制度でもあれば違うんですけどね。
日本にはその仕組みはありません。

子供が16歳以上になれば扶養控除により、わずかに所得税が減額されるだけです。


子なしの専業主婦が羨ましい、勝ち組すぎという意見がある

最近の議論では、専業主婦vs兼業主婦という単純な構図で、専業主婦バッシングが生じています。

しかし、冷静に考えると、子なしの専業主婦の優遇、羨ましい、勝ち組すぎという事実があります。

別に制度上、間違ったことをしている人たちでなないのですが、例えば子供3人とか4人を、保育園に頼らず一生懸命育てている「子あり」専業主婦の方が制度上「優遇されすぎている」とは思えません。

子あり専業主婦を、子あり兼業主婦がバッシングするのも違うと思います。
子なし専業主婦をバッシングしろというわけではないですよ。

でも、今後の議論が「専業主婦か、兼業主婦か」という単純な話ではなく、子供を育てる世帯をどう支援していくか?という視点で制度改革が進んでいけばいいのにと感じます。
では。






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