看護師の貯金は1年目が勝負!平均貯蓄額は?「貯金なし」の恐怖


当然ですが、看護師免許を取得して、看護師として病院等で勤務を始めると念願のお給料がもらえます。

1年目の新社会人の初任給の使い道は3位が「親への贈り物」、2位が「生活費」、そして1位が「貯金」だそうです。

1年目からみんなしっかり貯金するんですね。

おそらく看護師という職業を選んだ人は、世の中の平均よりも、しっかりと将来への計画性をもったタイプが多いように思います。

きっと1年目の新人看護師さんもの中にも、やりくりしながら、コツコツと堅実に貯金するのが得意な看護師さんも多いでしょうね。

でも、看護師の1年目ってどれくらい貯金ができるのでしょうか?

あれれ、貯金しているつもりだったけど、他のみんなはもっと貯金してるの?なんて気になります。

本記事では、看護師がしてる貯金の1年目はどれくらいか?1年目の貯金シミュレーション、そして看護師の平均貯金額について整理しています。




社会人1年目の貯金は?


2016年3月にマイナビ学生の窓口が行った調査によると、20代の平均貯蓄額は約70万円となっています。

また、社会人1年目の貯蓄額は「0円」が20%以上だそうです。

ただし安心してはいけません。

実は「100万円以上」も10%弱いて、2極化しています。

貯めてるひとは貯めています。

看護師1年目の貯金額は100万円以上可能か


看護師転職サービス「ナースではたらこ」の調査によると、20代後半の常勤看護師の貯蓄額は50%以上が300万円未満ですが、一方で1000万円以上も10%ほどいます。

20代後半というと看護師としての勤続年数は5~10年ほどですよね。

1000万円以上貯金となると年間平均100~200万円を貯金している人が10%以上いるということですね。

結構すごいです。

看護師が1年目から貯金するべき理由


看護師は、貯金(現金または投資)するべきだと思います。

できれば1年目から貯金する。

というのも、別記事で書いていますが、看護師の仕事はストレスの多い仕事ですし、女性の場合同年代のOLよりも高い給与を得ることができます。

看護師になるのはやめておけは本当か?人間として失うものが多すぎる?

そのため、気を付けていないと、ついつい使いすぎて、ひどい場合は「金銭感覚」崩壊に陥ることも。

看護師としてスタートした初めのタイミングで、お金の管理には気を配るをすることをお勧めします。

それに、看護師の仕事は激務です。

出産や育児中はできれば年単位で仕事を休みたい、と考える人が大多数です。

また、もしかしたら、いつか体調を崩すかもしれません。

その時に備えて、いくらかの貯金があればかなり心に余裕が持てるはず。

看護師は、上述の社会人1年目の貯蓄額100万円を越える額を目指したいところです。





看護師1年目の手取りは


看護師は、貯金しましょう。

では、現実的にはいくらくらいの貯金額を目指せるでしょうか。

そのためにまず、手取りの給与、収入がどれくらいかを考えることします。

勤務する病院の規模や地域で給与は異なりますが、額面では基本給が約20万円、諸手当(交通費や夜勤手当)を含めると26万円ほどになります。

ここから、厚生年金、雇用保険、所得税等がひかれるので、手取りは平均で20万円くらいですね。

大卒で大手企業に入社した場合の手取りも20万円くらいです(基本給が23~24万円くらい、ただし夜勤は無い分手当は少ない)。

看護師の1年目の手取りは、大卒大手企業のと同じくらいになるんですね。
結構もらえるぞー。

ちなみにたいていの病院では、ちゃんと「賞与」も、年二回もらえます。

1年目の看護師の場合、夏の賞与は満額じゃないですが、冬は満額です。

1年目~4年目の若手看護師の場合、正看護師で70万円前後、准看護師で35万前後というのが相場のようです。

他業種の平均よりも高い傾向にあります。


看護師1年目の貯金シミュレーション:パターン別3つ


1年目~3年目くらいまでにある程度まとまった貯蓄ができれば、心に余裕をもって生活することができます。

そのためにも1年目にどれくらい貯められるか?はとても大事です。

さて、それでは看護師は1年目にどれくらい貯金できるでしょうか?

これについては、実家暮らしか、一人暮らしかあるいは病院等の提供する寮に住んでいるか、によって変わってきます。





一人暮らしの看護師1年目の貯金シミュレーション

一人暮らしの場合、家賃や光熱費、食費などすべての費用を給与から捻出することになりますね。

もっとも貯金がしにくいパターンですので、と看護師1年目の貯蓄「80万円」を目標にしてみましょう。

手取りが20万だとして、家賃6万円、光熱費・通信費で3万円、食費で3万円かかるとすると、計12万円です。

これに交際費や衣類、化粧品類の費用を4万円程度にすれば、残りの20-(12+4)=4万円を貯蓄に回すことができます。

12か月で4x12=48万円が貯金できるはずです。

これにボーナスから約30万円を足せば、80万円程度の貯蓄になります。

ただし、交際費や外食などで食費がかさむと少し達成は難しいかもしれませんし、家賃の高い都心に住んでいる場合は厳しいでしょう。

また、ブランドものに手を出したり、海外旅行も我慢することになります。

逆に、食費や光熱費を少し節約して、家賃が安い地域に住めば年間貯蓄100万円も達成可能です。

寮暮らしの看護師1年目の貯金シミュレーション

病院が提供している寮にすんでいる看護師は、家賃や光熱費の面で支出を減らすことができます。

場合によっては食堂が併設されていて、食費を安くすませることができます。

寮を運営する病院が費用を補助しているはずなので、相場よりも安い家賃4万円と仮定して、光熱費・通信費で2万円、食費で2万円かかると計8万円です。

これに交際費や衣類、化粧品類の費用を4万円程度とします。

手取りが20万なら、残りの20-(8+4)=8万円、12か月で8x12=96万円も貯金できます。

これにボーナスから約30万円を足せば、約130万円もの貯蓄になります。

年間目標を100万円に設定するならもう少し贅沢したり、あまり切り詰めなくても達成できそうですね!


実家暮らしの看護師1年目の貯金シミュレーション

一番お金を貯めやすいのが実家ぐらしの看護師です。

ただし、もうはたいているので実家にお金を多少いれましょう。

すねかじりは卒業です。

実家に毎月3万円入れて外食などを含めた交際費に4万円ほど使います。

衣類、化粧品類の予算を2万円にすると、合計3 + 4 + 2 = 9万円ですね。

手取り20万-9万円= 11万円、12か月で11x12=131万円も貯金できます。

これにボーナスを足せばさらに貯金できますし、ボーナスは使うと割り切って、自分へのご褒美を買ったり、海外旅行に行くものOKです。

ただし、将来は一人暮らしをするつもりなら、その資金に貯金を充てることを覚えておきましょう。





実は「貯金なし」のケースも。これは恐ろしい


前述の「ナースではたらこ」の調査によると、たくさん貯金している看護師がいる一方で、30代でも貯金50万円以下という層が10~20%ほどいます。

貯金が苦手な人や、ストレスでついつい使ってしまう体質のひともいるということですね。

看護師にとってこの状況って怖いです。

それなりに年収があるので、働いているうちは貯蓄がなくてももちろん大丈夫です。

ただし、激務やストレスで体調を壊したり、転職のためにいったん仕事を辞めようとするときに、この程度の貯金では心もとないですよね。

仕事を辞めたいけど、お金がなくて辞められない、という状況に陥ってしまうかもしれません。


まとめ:貯金は大事、ただし無理はするな


看護師は仕事柄、1年目から貯金体質になったほうがいいです。

実際20代後半で1000万円以上の貯金をしているひともいますし、手取り月収のシミュレーションでも不可能ではないことがわかります。

ただし、あまりに切り詰めて無理をするべきではありません。

看護師はただでさえストレスの多い仕事です。

日々のプレッシャーから解放されて、ストレスを発散する術は必要です。

貯金のストレスで、体調を崩したり、仕事に支障がでては元も子もないですから。

では。


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