大人気のロカボダイエット。
一方で、ロカボダイエットは危険性がある、ロボダイエットは不健康、健康被害があるなんてことが言われています。
そりゃー、もともと、無理して短期間で痩せるのは体に悪いです。
ロカボダイエットも過度な糖質制限は危険性がありますが、絶対ダメではないですよ。
身体的にも、精神的にも継続できる「ゆる」ロカボダイエットが安全でおすすめ。
本記事では、
「ロカボダイエットっの危険性ってどれくらい?」
「なぜ危険性が指摘されているの?」
といっ疑問に対して、注意点と安全に継続していくためのポイントを書いています。
特に長期間のロカボダイエットを行っている中高年以上の年齢の方々は、危険性が増大しますので参考にしてださい。
お役に立てれば光栄です。
ロカボダイエットの危険性:基本を理解しよう
ロカボダイエットを行う場合、その原理、基本は以下の2点です。
これを踏まえた食事を行ってください。
本来、ロカボダイエットはバランスよく行えば危険ではありません。
体重を減らしたい、痩せたい、と焦るあまりに、過度にロカボ(糖質制限)な生活、ダイエットをおこなうのは危険性が高いのです。
基本が、非常に重要です。
- 食事から、ごはんやパンなどを減らして、「脂肪に変化してしまう過剰な糖質摂取」を避ける
- 一日の総摂取カロリーは変えずに、糖質削減で減った分のカロリーを脂肪あるいはタンパク質といった栄養素で補う
しかし、この2点のバランスを見失い、過度な糖質制限や、過度なカロリー制限を行い、ダイエットで健康になるどころか、逆に健康を損なってしまうケースが見られます。
【ダイエット】 効率的に糖質制限と筋トレで痩せる原理
ロカボダイエットの危険性が指摘されるケース
過剰なロカボダイエット生活の危険性が指摘されている理由を少し解説しておきます。
ロカボダイエットを始めて、結果(体重減少、体形の変化)をもとめるあまり、どんどん糖質の摂取量を減らしていく人がいます。
極端な話、朝昼晩、全くあるいはほとんど糖質を摂取しないとったケースなど。
糖質はとりすぎれば、余剰分が体に蓄積され脂肪となってしまいます。
また、ロカボダイエット生活をしていると、もともと蓄積されていた脂肪が消費されていきます。
しかし、それでも成人の場合、一日の糖質の必要量は170 gと言われています。
糖質は、脂質やたんぱく質と比較して、「即座に、且つ内臓に負担をかけず」にエネルギーとなる非常に優秀な栄養素なのです。
私たちは生命を維持するために、一定量の「糖質」エネルギーを必要とするのです。
ロカボダイエットを過度にやってしまうと、いくら、脂質やたんぱく質を十分摂取していても、身体はエネルギー不足の状態になってしまいます。
過剰な糖質不足のサイン
糖質制限をおこなっていて下記のような症状があれば、過度に制限しているサインとなります。
- 体の疲れが抜けない
- 午後になって頭が働かない、ボーっとする
- 肩こりが悪化した
- 身体が縮んだ気がする
特に、糖質制限と有酸素運動を組みあわせている人は、運動中にふらついて転倒する危険を考慮に入れましょう。要注意!
ロカボダイエットの危険性1: 筋肉減少、筋力低下
過度なロカボダイエットをしていると、糖質が空っぽになります。
糖質は「即座に」エネルギーを生み出す重要な成分ですので、もしも、体が即座にエネルギーを必要としているタイミングが来ると、糖質がどうなるでしょう。
身体は糖質の代わりに、筋肉を分解してエネルギーを作り出しすが知られています。
この場面では、脂質ではなく、筋肉が減っていくのです。
これが危険性を指摘される最大のポイントです。
こういう状態が続けば数字上の体重は減少しますが、筋肉が削げ落ち、代謝が下がって痩せにくい体に変化していくのです。
また、筋力の低下が起こると、だんだん骨密度が低下し、骨折しやすくなります。
高齢者の場合、骨折と筋力低下の結果、寝たきりになるケースも実際にありますよ!
中長期間の糖質制限ダイエットを行うのであれば、少なくとも、「体が即座にエネルギーを必要としているタイミング」(具体的には、気象直後すなわち朝食時および運動を行う前)には、ある程度の糖質を摂取する必要があります。
ロカボダイエットの危険性2: 内蔵の機能障害
別の例として、長期間糖質制限を行ったせいで、内臓(肝臓や腎臓)の機能が低下してしまうことがあります。
基本的に、糖質制限ダイエットでは、一日の摂取カロリー脂質とタンパク質で補う生活となります。
若い健康は人が短期間これを行うには問題が無いのですが、中高年や高齢者の場合はリスクがあることを認識しましょう。
タンパク質は筋肉を作るため必要な非常に重要な栄養素ですが、実は、体内で処理する際に、有害な物質が副産物として生成されてしまうのです。
この有害な物質は、普段は肝臓や腎臓で難なく処理されますが、大量に摂取すると、処理能力を上回ってしまい、それぞれの臓器が障害され、機能が低下してしまいます (実際、医療現場では病気で肝機能や腎機能が衰えた人では、タンパク質の摂取量制限をおこないます)。
ロカボダイエットの危険性3: 高脂血症、脳卒中、心筋梗塞
ロカボダイエットで、糖質以外でカロリー摂取量を確保しようとすると、脂質を多めに取らざるを得ません。
しかし、脂質をあまりに多くとることは、ご存知のように体にとってマイナスです。
高脂血症にリスクが高まり、その結果、心血管系への負担が大きくなり、最悪の場合、脳卒中や心筋梗塞の危険へつながります。
定期的に健康診断などで、血圧、コレステロールの値をモニタリングしておく必要があります。
ロカボダイエットの危険性を下げて、継続するためのポイント
誰しも早く、目に見えた効果がほしいものですが、短期的な結果を求めて過度なダイエットを行うのは非常に危険性が高いです。
体への負担を考えた時に、安全に継続するためのポイントを以下に記載しておきます。
- 極端なロカボダイエット生活はNG:一日全く糖質とらないのは絶対危険。朝は体にとって糖質が必要と理解しよう
- 緩やかな制限でOK:1日の糖質量を70〜130gにするだけで効果はでるといわれています。ストレスもすくなく、長期的に行うなら「ゆる」糖質制限がおすすめです
- 有酸素運動の組み合わせは注意:過度なエネルギー不足に陥る可能性がある
- 筋肉トレーニングとの組み合わせがベスト:筋肉分解による、筋力低下を予防する。糖質制限中は、必然的に高タンパク食になるため、相性がいい。
- 食べる順番も意識すればいい:広義での「糖質制限」という視点では、「べジファースト」「カーボラスト」の食べ方をすることで、制限量そのものは最小限で効果を発揮できます。
では。
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