【アルツハイマー型認知症】予防が大事:方法は?食品,薬,サプリ摂取。不眠は良くない?

アルツハイマー型認知症は社会問題に!未だ根本的な治療薬なし。予防できるの?

日本は高齢化社会を迎える…といわれてすでに数十年がたっていると思います。
私が小学生の時、すでに社会科の授業で習いました。

しかし、とうとう、今後数年~10年程度で今までにないスピードで日本社会は高齢化してくことが確実に、目前に迫ってしまっています。

政府は、社会保障制度や税制改革、外国人労働者の受け入れなど、あわただしく対応をすすめていますが、いまさらかよ…って感じです。
大丈夫なのでしょうか?

結果的に高齢化社会を作り出すことに貢献した要因として、医療技術の発展によって数々の疾患が克服されてきたことがあります。

感染症で亡くなる人は、いまの日本にはほとんどいませんし、癌にかかったといっても、克服、完治や、長期にわたりコントロールすることができるようになっています。

一方で、寿命が延びた結果、あらたな疾患に悩まされることになります。
アルツハイマー型を含めた認知症がその、最たるものでしょう(昔は痴呆症なんて呼ばれていましたね)。
最近はドラマなんかでも話題になりましたね。

認知症の患者数、原因の第一は加齢

アルツハイマー型や、脳血管性といったいくつかの認知症の分類があります。
細かいことは省きますが、2012年の時点で、65歳以上の7人に1人が認知症だそうです。
2025年の予想では、5人に1人、患者数は700万人程になるといいます。

2025年には日本の人口は1億2000万人弱になると予想されていますので、国民の17人に1人程が認知症です。
石を投げれば、認知症患者にあたる…なんていう数字に近いですね。

予防薬、治療薬はない?

認知症に限らず、あらゆる疾患において大切なのは「予防」です。
「治療」に目が行きがちですが、医療費や、(たとえ治療可能であったとしても)いざ病気になった時の負担を考えると、予防に勝る対策はありません。

特に、アルツハイマー型認知症については、根治する治療薬や進行そのものを遅らせるような医薬品は存在しません。
発症後の目に見える症状を緩和させる医薬品がいくつかあるのみで、患者のニーズを満たしているとはいい難く、発症そのものを防ぐ(=予防)が最も重要になります。

治験中のアルツハイマー型認知症の薬もあるけれど…

現在いくつかの製薬会社が予防薬や根治のための治療薬を開発するために複数の治験を実施していますが、うまくいっていないようです。さらに安全で、副作用も少ない薬となるとね…

予防する方法は、睡眠、食事、サプリメント、娯楽、言語学習?

研究段階ではあるものの、いくつか「予防」的な作用が期待できる方法が、学術論文のレベルで報告されています。





生活習慣:不眠はNG。アミロイドベータを排泄すべし

規則正しい生活習慣は、認知症予防に効果的であることが報告されています。

特に最近では、十分な睡眠時間(7時間程)を確保することで、認知症にかかりにくくなることが明らかとなっているそうです。

これは、その理由、メカ二ズムが解明されており、それによると
  • アルツハイマー型認知症患者の脳にはアミロイドベータという物質が過剰に蓄積する
  • アミロイドベータは脳機能を障害するが、日中、健常な人の脳内でも生産されている
  • 睡眠中に脳は、日中生産したアミロイドベータを排出する働きをしている
  • 睡眠時間が不足すると、アミロイドベータが翌日以降も脳内にとどまり、蓄積していく
とのことです。

睡眠時間をしっかり確保して、規則正しく生活することで、予防ができるかもしれません。

効果があるとされる食べもの(食品):赤ワイン、緑茶、コーヒー、青魚

赤ワインのポリフェノールは有名

過去に、赤ワインがアルツハイマー型認知症の予防効果があると話題になったことがあります。
これは、ワインに含まれるポリフェノールという種類の、一連の物質が、脳内のアミロイドベータの蓄積を予防することが一因であると考えられています。

身近な緑茶、紅茶も

実は緑茶や紅茶にもふくまれているカテキンもこのポリフェノールの一種で、、一日に2杯以上の緑茶を飲むと認知症にかかりにくいという調査結果があります。ちなみに日本人での調査結果です。

コーヒー(カフェイン)で脳機能向上?

また、海外の調査ではコーヒーを一日に3~4杯ほど飲むと、認知症にかかりにくいという統計的なデータがあるそうです。この調査では、カフェインが記憶低下を抑制し、認知症の症状(物忘れ等)を軽減するとか。




青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)はサプリメントでの摂取が楽

ダイエットなどで良く登場するDHA(ドコサヘキサエン酸)にも、予防効果があると期待されています。

DHAは脳の神経細胞の成長や修復を促進する効果があるらしいです。

アルツハイマー型認知症では、脳の神経細胞が障害され、死滅、機能の低下と脳の萎縮をおこしてしまいます。
DHAはこれを防ぐ、抑制する働きが期待されています。

主には青魚に含まれている成分ですが、魚ばかり食べるわけにもいきませんので、サプリメントからの摂取がおすすめでしょう。

お手軽ですね。

前述のカテキンもサプリメントからの摂取が可能ですので、緑茶が苦手な人はどうぞ。





ウコンに含まれるクルクミン

また、二日酔いの対策で有名なウコン、ウコンエキスにも、アルツハイマー型認知症の予防効果がある可能性があります。
ウコンにはクルクミンという(これもポリフェノールの一種)成分が大量にふくまれており、脳内のアミロイドベータの蓄積を予防することが研究の結果見いだされています。

有酸素運動や山登りで予防できる

適度な運動、特に、有酸素運動により神経細胞の活性化や、アミロイドベータを分解する作用があることを示唆する研究結果もあるそうです。最近は山登りをするお年寄りも増えて、いい傾向かもしれません。

昔ながらの将棋、囲碁はよさそう

知的活動でボケ防止、なんてのは昔から言われています。
どうやら本当のようで、将棋や囲碁、チェスなど頭と指先を使うことで認知症の発症や進行をおくらせる効果があります。





言語を3か国語以上マスターするといいらしい

また、興味深いこととしては、海外の研究で、言語を3か国以上話す人(いわゆるトリリンガル)は、単一言語や2つの言語しか話さない人にくらべ、認知症の進行が遅いということが報告されたことがあります。
脳内の言語をつかさどる部分が発達していると、アルツハイマー型認知症で機能が低下した部分を、補い、機能を維持するというのです。
日本人はなかなか外国語を複数使いこなすひとは少ないですよね。心配です。


では。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


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