何でもできる優秀な人は幸福?活きる人材は習い事で作れるか?

幼稚園、小学校から習い事、塾、音楽、英会話、スイミング:教育はどこまで?おとなになってからの幸福度は?


私には2人の幼い子供がいます。
今の子供たちって大変ですね。
わりと人口の多い都会に住んでるからかもしれませんが、教育熱心な親御さんが多いと思います。
まー我が家も、見る人から見れば教育熱心かもしれませんが。

みんな幼稚園や小学校低学年のころから、習い事をたくさんしています。
1週間毎日習い事がつまっていたり、1日に2つ以上をはしごしたり。

そろばん、習字、ピアノ、水泳、サッカー、空手、英会話など。
パソコン教室に行っている子供もいるようです。

最近の習い事は(昔とちがい)、めちゃめちゃ怖い先生がいたり、今では理不尽とおもえる精神論を叩き込まれることも少ないようです。
多くの子供たちは、ある程度楽しんで通っているようでが。

わが子を「なんでもできるスーパーマンに育てる!」って意気込んでいる方も中にはいるようですが、一方で
「子供が大きくなって、困らないようにスキルを…」
「他の子どもたちに遅れたらどうしよう」
と、不安に思って習い事をするケースも多いですね。

ただし動機はどうであれ、結局習い事を詰め込もうとすれば、時間(子供の時間+送り迎え等)とお金があればできます。
結果、子供は意図せずとも「なんでもできる優秀な人材、スーパーマン教育」の路線に向かっていきます。

こういう教育をすれば本当にスーパーマンになれるかどうかは別として、果たして今の世の中、「スーパーマン人材」ってどれくらい幸福を感じられるのだろう?とふと考えることがあります。


目次
  • 優秀人材を必ずしも活かしきれない企業、社会
  • 失望する優秀なスーパーマン、転職を繰り返す場合も
  • 親ができること、解決策はあるのか?

優秀人材を必ずしも活かしきれない企業、社会

スーパーマン人材が、ある会社に入ったとします。

その会社が、一部のベンチャー企業や先進的な外資系企業で、優秀人材を早くから引き揚げ、活用してくれれば、100%の能力を発揮し、充実感に溢れた日々を送ることができるでしょう。

また、チャンスをつかみ起業、成功をすることができれば素晴らしいですが、運も大事になります。

でも、ご存知の通り、日本は、そんな会社ばかりではありません。

下積みから始めますし、本人のキャリアや、専門を無視してとりあえず営業!なんてことはざらです。

年功序列の風潮は、減ってきたとはいえ、まだまだ、なくなることは無いでしょう。
そんな環境で、スーパーマン人材は苦悩します。

それまで積み重ねた努力が現状に見合ったのか?常に疑問にさいなまれるでしょう。

悩む若者に「温室育ちでメンタルが弱い!」「苦労を知らない。」「頭でっかち」なんて、思慮のない言葉をかける化石が多いのも実情です。

Mr. インクレディブルという映画があります。
主人公は元ヒーローで、多くの人を助けていたのですが、ある事件がきっかけとなり社会、世間からヒーロー業がバッシングをうけてしまいます。
多くのヒーロー達は、ヒーロー業を自粛、主人公も、普通の仕事をみつけて日々働いていますが、自分の能力を出しきれないことに苦悩します。

能力が高い人材は、周りからみればうらやましい限りですが、普通の人ではわからない、「物足りなさ」「理想とのギャップ」とそれを周囲に理解されないことによる葛藤にさいなまれます。

特に、優秀であるがゆえに、高い向上心や理想をもっていることはよくあることです。
単に「プライドが高い、あつかいにくい」と疎外してしまっているケースが多いのも現状です。

失望する優秀なスーパーマン、転職を繰り返す場合も

優秀なのに、職場とのギャップを解消できず、何度も何度も転職を繰り返し、下層におちていく「負の」ジョブホッパーたちのなかには、こういう人もいるのではないでしょうか。

あるものは、やる気をなくし、努力と本気で取り組むことを諦めます。
真面目なひとであれば、精神的にまいってしまうこともあります。

医業や特殊な研究職、あるいはプロのアスリートにでもなれればいいかもしれませんが、今後の日本経済を考えると、これらの分野にこれまでのような予算、労力を国家として費やすことは難しく、縮小していくことが考えられます。
かなり狭き門です。
強いコネで守られた世界に、強運でもって立ち向かうことになります。

親ができること、解決策はあるのか?

かといって、どうしたらいいか明確な答えはありません。

ただ、なんでもできるスーパーマンに育てることで、その能力を発揮できない環境におかれてしまえば、幸福度が下がってしまう危険を感じています。

それなりのお金を投資した、優秀な人材が活躍できないのは、社会にとっても損失となります。

親は、子供に多くの労力とお金をかけて、出来るだけ高い能力、スキル、経験をつけさせることは(ある程度)できる世の中になりました。

しかし、多くの人にとって(一部の経営者はわが子に地位をゆずることもできるでしょうが)、将来その能力を発揮できるフィールドを子供のために用意することは、未だ難しい現状なのでしょうか。

せめて、出来る限り、本人の興味のある、楽しめるアクティビティを通じた教育、能力開発の機会を提供できればと思います。

では。

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