【簡単解説】ドラマ「大恋愛」ついに宣告:アルツハイマー型認知症の診断と告知

戸田恵梨香さんがアルツハイマー型認知症を患う医師を演じる


TBS金曜に放送中の「大恋愛」。作中では戸田恵梨香さんがアルツハイマー型認知症を患う医師、北澤尚を演じています。第二話では交通事故をきっかけに受けたMRI検査から、脳に軽度認知症障害の兆候の疑いが…ついに認知症の宣告をうけることになります。

例のごとく、ドラマの詳細やネタバレは別の記事、ブログにまかせるとして、今回のキーとなるアルツハイマー型認知症の診断方法について簡単に説明します!
ドラマもよりいっそう、楽しめるはず!




目次

  • アルツハイマー型認知症の診断は難しい
  • 典型的な症状
  • 診断のために用いられるテスト
  • 最新診断方法
  • 診断が確定したあとの告知




アルツハイマー型認知症の診断は難しい

アルツハイマー病では、脳がどんどん萎縮していきます。

そのため脳の画像を見ることで診断がつきそうなものですが、特に初期においては、その兆候を特定し、確定診断を行うことは困難です。

明確な脳の委縮が目視で確認できるようになる前の段階で、脳機能が低下した結果による症状がでてくることになります。

その症状を的確に判断、診断するためにさまざまな角度からの医学的な評価がなされます。

典型的な症状

脳機能が衰えていくことにより、徐々に症状が現れてきます。

初期症状では、自分が言ったことを頻繁に忘れて繰り返したり、物事に関心がなくなるという症状が出てきます。

ただし、こう言った症状はただの物忘れや、趣味嗜好の変化でも起こりうるため、これだけで確定的は診断を下すことはできません。

さらに症状が進むと、徘徊や妄想、普段やっていた家事や仕事の段取りが取れなくなるといったあきらかな症状がでてきます。

この段階になると、患者自らが相談に来たり、医師も症状から怪しいと疑うことが容易になります。

診断のために用いられるテスト

アルツハイマー病かどうかの確定診断を行うには、複数の検査、テストを行い総合的な判断が行われるのが普通です。

通常の病気と同じく血液検査やMRIなどの脳画像診断を行います。
加えて認知テストにて記憶やと思考を評価します。患者に簡単な試験や質問をして反応を確認するのです。
これらは、アルツハイマー病であることを確認するだけでなく、類似のたの疾患の可能性を排除することも目的としています。

また、家族性のアルツハイマー病が一定数報告されているため、家族の病歴についても確認します。

同じ認知症でも、脳血管の異常や外傷によっておこるものもあるため「アルツハイマー型」の認知症は判断は容易ではありません。

症例の稀な若年性発症型アルツハイマー病では、さらに難しく、誤診されることも多いようです。

最新診断方法

アルツハイマー病では、脳内に異常なたんぱく質「アミロイドベータ」が蓄積、沈着することが知られています。

そのため、最近ではこの脳内の「アミロイドベータ」に選択的に結合する化合物を用いて、アミロイドイメージング(脳内のアミロイドベータタンパクを画像化)を行うための診断薬が開発されています。

診断が確定したあとの告知

アルツハイマー型認知症の根本治療を行うことは現時点ではできません。そのため本人に告知するかどうかは、非常に難しい問題です。
しかし、対症療法はいくつか効果を発揮していますので、早期に治療を開始することにもつながります。

また、特に早期であれば、判断能力が十分にあるため、告知することでこれからどう生きるか、どんな準備が必要か考えることができるため、一般的には告知することのメリットが優先されるようです。

前回の記事

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最後まで読んでくださってありがとうございました。

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