スタバのストローが消える!海洋マイクロプラスチックって何?2分で理解する21世紀の海洋汚染:5つのポイント


最近よく「マイクロプラスチック」という言葉を耳にします。
どうやら海洋汚染かなにかの環境問題に関連しているらしい。
なんでもスターバックスのストローが消えるとか。
マイクロプラスチックに関心がある人=環境問題に関心があるエコな人って感じがする。


ということで。今更人に聞けないマイクロプラスチックについて、サクッと理解するために書いて見ました。







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【ポイント1】マイクロプラスチックって何?

マイクロプラスチックとは、その名の通り「小さいプラスチック」のことです。大きさ5 mm以下の物を特にマイクロプラスチックと呼びます。
このマイクロプラスチックが今、生態系に悪影響を与える環境汚染物質であるとされ、大きな問題となっています。
2015年の報告によると約51兆個のマイクロプラスチックが世界の海を漂っているとのこと。

ちょっと想像できない量ですね!

ただ、大海原のどの場所に、どのような形式で存在し、今後どう蓄積されていくのか、未解明な部分が多いとされています。


【ポイント2】誰が言っているの?

アカデミアの分野においては、イギリス,Plymouth 大学のRichard C. Thompson博士が2004年に有名な科学雑誌Scienceに投稿した論文(Lost at Sea: Where Is All the Plastic?)による提言でこの問題が大きく認知されるようなりました。

政治的にもマイクロプラスチックが海洋生態系にとって有害であることは、すでに世界的な常識となっております。2016年のG7環境相会合でも取り上げられています。

その後、ヨーロッパやアメリカを始め、多くの国で企業や環境関連団体が、その危険性を指摘し、対応をすすめつつあります。

【ポイント3】いつのまに話題に出てきた?

小さなプラスチック片が海洋を漂っていることは1970年代より指摘されていますが、環境問題として大きく取り上げられたのは2004年ごろ(前述したRichard C. Thompson博士の発表以降)からとされています。


【ポイント4】何が問題なのか

問題となるのはざっくり言うと、2つです。
1つは生態系に対する有害性。
もう1つは、解決困難性です。





有害性

マイクロプラスチックは、生物への潜在的な有害性があることが指摘されています。

これまでの研究で、いくつかの海洋生物の体内からマイクロプラスチックが発見されており、摂食行為によって取り込んだのち、分解も排出もされることなく体内に滞留することが示唆されています。

即ち、食物連鎖によって、より上位の生物の体内で今後生物濃縮されてく可能性があるということです。

海洋中の水銀や鉛が食物連鎖上位の大型魚類に蓄積されるのと同じ原理ですね。
その後、海洋生物あるいは最終的には人間に対して「消化管の物理閉塞」「プラスチック成分の体内臓器への浸出」及び「浸出先臓器が受ける毒性」といった有害事象が発生すること言われています。



解決困難性


もう一つの問題は、このままでは環境中に今後増え続け、減ることがないであろうということです。

プラスチック類全般に言えることですが環境中で分解されることはほぼありません。
紫外線や熱の影響で、細かく粉砕されていくことがあっても分子レベルで分解、変換されることはありません。
環境中にプラスチックを分解できる微生物等の有機体が存在しないのです。

さらに、問題はこれらのプラスチック片が回収不能と言われていること。
ペットボトルやその他のプラスチック製品については回収、リサイクルが進んでいますが、いったん環境中に放出されたマイクロプラスチックの回収は、現在の技術では不可能です。






【ポイント5】今後の流れ

ポイント4で述べたように、マイクロプラスチックは有害であり、且つ、回収解決が困難とされています。

そのため今後取れる対策として、これ以上マイクロプラスチックを環境中に放出しないことが重要になります。

いくつかの化粧品メーカー等は数年前から、不溶性樹脂(プラスチック)を含むスクラブ入り洗顔剤の販売を取りやめる方向に進んでいます。

また、最近ではスターバックスが2020年までにプラスチック製ストローを廃止することを発表し、この問題の大きさが認知されることとなりました。

今後はそれらに代わる素材が開発や、あらたな回収、リサイクル技術の開発等がすすむことでしょう。


最後まで読んでくださってありがとうございました。